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不完全詩集

ぼっちぼっちぼっちち

作者: 雪傘 吹雪

欲しいです


友達


友達という言葉の意義を定義しておきたいが


持ってないから知らない


やっぱさ


自分が勝手に友達と思うと


どうしても烏滸(おこ)がましい気がするんです


だってさ


確かに今貴方方は私と会話をしてくれます


が、別に私じゃなくてもいいですよね


私という存在が今日消えたって


貴方方は特段悲しくも無いし


デメリットも無い


それどころか、自らの自由を制限していた邪魔者が消えて


嬉しいですよね


本当はね


ずっとずっと昔から気付いているんです


私が貴方方と居てはいけないと


迷惑であると


今までその証拠を幾度となく見て来た


私が話し掛けるから話してくれるし


私が遊びに誘うから遊んでくれる


それだけ


私がただ寡黙であれば


私は空気以下になってしまう


どんな手段でも良いから存在感を放たないといけない


ちょっとでも油断しないと


私は消滅してしまう


だからと言って人様に魅せられる個性や特技を持ってる訳でもない


私と居る事に利点が無い事は知ってる


だから、ダメだよね


でも、自分の本望はさ


きっと誰かと居る事なんだよね


独りも好きだけど


誰かと居るのも好き


ですから、どうにかこうにか一緒に居れる様にしてくれませんかね


無理ですか


そうですか


絶対に嫌われているとは信じたくないけど


多分、好きではないですよね


もう、そう知っているから


一生


ぼっちでいいです

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