14/15
言う必要ある?それ
「殺す前に…あなたと依頼主の名前を教えて」
できるだけ声を低くし、威圧感の出る声にする。
「え〜それ言う必要ある?だって、どうせ死ぬんだよ?あ、でもどうせ死ぬから教えてあげてもいっかな」
ムカつく。
自然に力が入り、爪が手に食い込む。
「僕はキア。依頼主は……さすがに言えないかな。僕もプロだし。」
依頼主は聞かなくても分かってる。
あのクズだ。
「は~い もう聞くことない~?どうせ死ぬから聞くなら今のうちだよ~」
「いちいち鼻につくな…」
「ふふふ」
またもや愉快そうに笑う少年──もといキア。
書斎の机から、よっと。と飛び降り、脚に立てかけていた銃を手に取る。
「じゃぁ~ゲームスタート。」
室内に冷徹な声が響き渡った。




