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君の横顔をよく知りたいんだ

「人はなんで幸せになろうとするのかな?」 


 注ぐような微風の屋上から階段を降りていたら、ぼくはふと思ったんだ。


「そりゃ、良い人生送りたいからだろ。誰だってどこかでイキがりたいんだよ?」


 石谷くんが陽気に答えた。


「今更、イキがってもなあ……」

「へへっ、どっかにはあるって」


 石谷くんは階段を松葉杖で器用に降りながら、笑いだした。ぼくは度々屋上へのドアを見てしまう。


 何故か、そんな石谷くんを、ぼくとは対照的に見えた。


 202号室まで石谷くんが、付いて来た。

 病室の前に、綺麗な女の人が二人いる。

 お互いに少し強めに話しているようだ。

 石谷くんが、早速話し掛けた。

 その女の人たちは、背が高く。

 憂いを含んでいる横顔は、どこか二人とも水面ちゃんに面影が似ていた。


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