一人暮らし、はじめます...が?
あたしのなまえは天革めぐみ!
放任主義の夫婦から生まれたポニテがキュートな女の子!
今日から私は、念願の一人暮らしをはじめます!!!
「高校から一人暮らしをしたいの。おねがいお父さん、お金を出して欲しいの」
少し湯気の揺らぐ湯呑みを置いてあたしは夕食後のアイスを食べてる父に切り出した。たぶん、このとき人生でいちばん緊張したかも?
「...お前が一人暮らしか?どうした急に、いままでそんな素振り一度も見せなかっただろ。理由を言え、理由を」
「あたしは色んな人に会ってみたい。こんな田舎街で普通に進学して真っ当な人生を歩むのも幸せなことだってわかるよ。でも、あたしはもっといろんな経験をしてみたい。外に出て、あたしだけの人生を歩んでみたい。だからそのための一人暮らし」
横目で台所を見るとママは、洗い物をしてたけど何も言わなかった。きっと、どっちでもいいと思ってくれてる。お父さんの判断に任せるつもりなんだろう。
「.....」「.....」
父の沈黙が重い。...重いけど○見大福もぐもぐしてるから多分怒られはしない...よね?
「.....いくつか条件がある」
ガタッ「なに?!」
「...一年間成績を落とさないこと、それと一人暮らしするにあたって最低限部屋を綺麗にすること。この二つだ、部屋の方は不定期に確認させてもらう。守れるか?」
「もっっっっちろんだよ!絶対守る!守る...けど.....自分で言っといてなんだけどあたし学生で女で...」
「...お前には完璧でなくても、母さんと教育した自慢の娘だ。金は出してやる。約束を守るなら別にそれぐらいしてやる、俺はお前を信頼してる。だから、めぐみ。おまえの成長した姿を見るのを楽しみにしている」
「お゛と゛う゛さ゛ん゛〜」
「という経緯で!本日からお世話になります!天革めぐみです!よろしくお願いします!」
90度の角度でお辞儀をした相手は一人暮らしをするアパートの管理人さん!髪の毛モジャモジャで目元隠れてるしちょっと怖い...かも?
「あぁ...天革さんとこの娘さんか、初めまして。君のお父さんの後輩で今はこのアパートの管理人の若狭です。必要な書類は全部君のお父さんに書いてもらってるから、君の部屋206号室の部屋の鍵、今渡すからちょっと待っててね」
そう言って若狭さんは管理人室に必要なものを取りに行った。すごくいい人そう!見た目で判断してごめんなさい....
「.....はい、お待たせ。これね。部屋のタンスに詳しい書類入れてるから目を通しておくこと。それと今何か聞きたいことある?」
「これ!お世話になるので菓子折りを持ってきました!よかったら召し上がってください!」
「おぉ...しっかりしてるね...今の子ってみんなそうなのかな?なんにせよありがとう。これから一人暮らし頑張ってね。困ったことがあったらいつでも管理人室を訪ねてくれていいから」
そう言って若狭さんは部屋に戻って行った。
よーし!これから高校生活と一人暮らし、頑張るぞ!!
はやる気持ちを胸に、私は階段を駆け上がり206号室の部屋のの部に手をかけ勢いよく開けた!
「花開け!私の新生活!ここからやってやるぞー!!!」
「っうるさいわねぇ!今いいとこなのよ!誰よ私の邪魔をするのは!!!」
「...え?」
部屋を開けてみるとそこには...
ふわふわと浮くコーラとポテチと漫画、そして
和服、サイドテール そして足が透けてる女の子が.....
「女の子がヤング○ャンプ読んでる?!?!」
「そこ!?!?!」
不定期で書きたいように書きます。
女の子達がが一部屋で駄弁る
それだけの話を書いていくつもりです。
よろしくお願いします