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加筆修正版 前置きと設定

 《タイトル》 リバインニウム物語 暗黒の魔導師の逆襲

 

  40字×34行で140枚、280ページくらいあります。

 

  100ページ以上の大幅な加筆修正をしました。

  

  新しいキャラクターも加わっています。

 

 《ストーリー》

 

  日本で苛められていたセリオは母親の紹介で、天空に浮かぶ都市サンクリウムにあるサンクフォード学園に通うことになる。

 

  サンクフォード学園では様々な思想を持つ生徒が対立していた。

 

  セリオも魔王アルハザークを従える暗黒の魔導師ヘルガウストに利用されることになる。

 

  その結果、天空都市が未だかつてない危機に見舞われることになるのだった。

 

 《設定》

 

 〈リバインニウム〉

 

  かつてリバインニウムと呼ばれていた世界があった。リバインニウムに住んでいた人間はリバイン人と呼ばれていて、彼らは魔法を使うことができた。

  が、魔法の力に溺れたリバイン人たちは神の怒りを買い、大洪水で滅ぼされた。

 

  ただ、天空都市サンクリウムにいるリバイン人だけは救われた。その後、地上にはどこからともなく現れた人間たちが住み始めた。

  彼らは魔法が全く使えなかったが、それでも生き抜くことができた。やがて天空都市にいたリバイン人も、地上に下り始めた。

  彼らは地上の人間と共に暮らすことを選び、魔法の力を失いつつも裏から世界を操るようになった。

 

 〈天空都市サンクリウム〉 

 

  世界のどこかの海に浮いている都市。世界各地にある転移の魔方陣に乗ると、サンクリウムにワープできる。

  リバイン人の血を引いている者だけがワープできる。

 

  リバイン人の血を引く者は魔法の素養がある。ただし、その血が薄まりすぎて魔法が使えない生徒もいる。

 

  リバイン人は裏から世界を操っている。

 

  日本の駅前の雑居ビルの中に転移の魔方陣がある。翻訳の魔法も組み込まれているので、言葉の壁も取り払われる。

 

  善神サンクナートを信じる者と邪神ゼラムナートを信じる者が対立している。

 

 〈サンクフォード学園〉

 

  何らかの形でリバイン人か、その血を引く者たちの紹介を受けた子供たちが、通う学校。

  世界中の子供が集まっている。

  学園では普通の授業に加えて、かつてのリバインニウムの歴史や、魔法などを教えている。

 

  魔法の授業を受けられるのは魔法が使える者のみで、魔法が使えない者は別の授業を受けることになる。

  魔法を使える生徒と、そうでない生徒の確執が深刻化している。

 

 〈善神サンクナート〉 

 

  サンクリウムを作った神。

 

  世界の創造主である絶対神・ゼクスナートの分霊。

 

  地上の人間の血が多く入り込むことに危機感を抱いている。純粋なリバイン人に選民思想も植え付けている。

  魔法主義同盟を裏から操っている。妖精の女王にサンクカリバーという聖剣を預けている。


  光の神・エリュミナスも生み出したとされている。


 〈邪神ゼラムナート〉

 

  かつての魔界の支配者。サンクリウムを支配しようと企んでいる。

 

  サンクリウムの支配権を巡って、サンクナートと争ったが敗北した。そのことを今でも根に持っている。

 

  スラム街にはゼラムナートを芳信する者たちがたくさんいる。そこには様々な人種の人間が集まっている。

  スラム街には敵意を持たないモンスターたちもいる。

 

  どんな人種の人間でも差別されることなく自由に天空都市で生きられるという教えを広めようとしている。

  その教えに従うのがゼラム教。

 

 〈邪竜ジャハナッグ〉 

 

  空からサンクリウムを出たり、逆に入り込もうとする者がいないか見張っている。かつてはゼラムナートの手下だった。

  サンクリウムの周囲を飛び回っている。聖竜ゼグディオンと対立している。最後には魔王ジャハナガンになり、邪神ジャハナートと戦う。


 〈魔王アルハザーク〉

 

  ヘルガウストが召喚する恐ろしい魔王。数々の強力な魔法を使いこなし、肉弾戦も得意とする。

  アルゴルウスを含めたくさんの僕たちがいる。ただ邪神アルヴェガンだけには逆らえない。

 

 〈魔将アルゴルウス〉

 

  魔王アルハザークの僕の将の一人。今はアルハザークに変わって魔界を治めている。

 

  弛まぬ研鑽を積み、サンクナートやゼラムナートを凌ほどの力を手に入れた。


 〈絶対神・ゼクスナート〉

 

  かつて世界を大洪水で滅ぼした創造神。いずれは荒廃している地上を滅ぼそうとしている。

 

  敢えて異なる価値観をぶつけ合うサンクナートとゼラムナートを戦わせてどちらが天空都市の管理人に相応しいか選んだこともある。

 

  天空都市に住む人々も試していて、純血同盟とゼラム教の二つの派閥の対立が激しくなると最後は全てを滅ぼそうとする。

 

  魂は高次元にある。肉体はサンクナートとゼラムナートに分け与えている。恐ろしい力を持つゼクセオスという竜を従えている。

 

 〈大賢者・ウルベリウス〉

 

  公明正大なサンクフォード学園の校長であり、天空都市サンクリウムの実質的な支配者。

 

  天空都市の中だけで人間が生きていくことに限界を感じ、地上の人間と天空都市の人間の融和を図ろうとしている。

 

  その結果、リバイン人の血を引いている者は地上と天空都市を自由に行き来できるようにした。

 

  いずれは全ての人間が地上と天空都市を行き来できるようになれば良いという理想を抱いている。

 

 〈暗黒の魔導師・ヘルガウスト〉 

 

  偉大な魔導師の一人で、ウルベリウスと校長の座を争って負けた。魔法を使えないものを蔑んでいる。

  その後は、学園を追放される。

 

  天空都市を支配しようとしていて、魔法の効果を受け付けないセリオを利用して魔界のゲートを開こうとする。

 

 《登場人物》 

 

 〈セリオ・オリオール〉

 

  日本で暮らしていたが、馴染めなかった。母親から天空都市にあるサンクフォード学園に通うよう進められる。

 どんな魔法でも無効化する力を持つ。

 

 〈ユイ・オリオール〉

 

  セリオの義理の妹。いつもツンケンした態度を取っているが、その裏では兄であるセリオのことを気に掛けている。

 

 〈エリシア・J・クライスハート〉

 

  金髪碧眼の美少女で、優秀な魔法使い。小学生の時は学年一の優等生だった。

 

 〈カルベン・カルバーニ〉

 

  両親は魔法を使えるのに、自分は魔法が全く使えないことに引け目を感じている。

 

 〈マッド・オールドマン ヘック・ワイパー シェリー・パーカーソン〉

 

  魔法を使えないカルベンに意地悪をする三人組。純粋なリバイン人ではないが、魔法を使えない人間を見下している。

 

 〈ミルカ・ミルセール〉

 

  物静かで大人しいエリシアの友人。純粋なリバイン人だがだが、それを誇ってはいない。

  一人しかいない文芸部員。

 

 〈ルフィア・ベラルージュ〉

 

  純粋なリバイン人の貴族の令嬢。魔法主義同盟に入っていて、サンクナートの考えに心酔している。

 

 〈リアン・リアベルグ〉

 

  純粋なリバイン人だが、地上で財を築いた家の子息。成績も優秀で、高度な魔法も使える。

  かなり尊大な性格。

 

 〈ジェシカ・クライストン〉

 

  イギリスの貴族。ロイスとは財界のパーティーで顔を合わせている。ロイスと同じように優秀。

 

 〈マーフィ・マクフィアン〉 

 

  お調子者だが、ちゃんと魔法が使える。父親はベースボールのプレイヤーでロイスとジェシカの友達。

 

 〈エルネスト・トワイライン〉

 

  学園の生徒会長を務めている。

 

 〈メリッサ・メリオール〉

 

  副会長

 

 〈マリウス・マールハイト〉 

 

  執政院の院長、マルコス・マールハイトの息子。魔法を使えない者たちを蔑んでいる、嫌味な生徒。

 

 〈ジェイムス・マクレガー〉

 

  セリオのクラスの担任。面倒なことをセリオに押しつけてくる。

 

 〈倉橋美紀〉

 

  小学校の時のセリオのクラスメイト。優しくて気さくな性格をしている。


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