表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/25

第1章 形而上学の本性と区分について

Cap. 1. De natura et divisione metaphysicae.

形而上学の本性と区分について



§. 1.

【問い】

Quid est metaphysica?

形而上学とは何か?


【答え】

Est disciplina communissima et generalissima, de ente quatenus ens est.

存在を存在それ自体として扱う最も汎的かつ一般的な学問である。



§. 2.

【問い】

In quot partes dividitur metaphysica?

形而上学はいくつの分野に分けられるか?


【答え】

In duas; nempe communem seu generalem, et propriam seu specialem.

2つの部分に分けられる。すなわち,汎的ないし一般的な分野と,固有のないし特殊的な分野である。



§. 3.

【問い】

De quo agitur in parte generandi?

一般的な分野では何が論じられるか?


【答え】

De entis natura et affectionibus.

存在の本性と諸属性について。



§. 4.

【問い】

De quo in parte speciali?

特殊的な分野では何が扱われるか?


【答え】

De entis speciebus.

存在の諸々の種について。



§. 5.

【問い】

In quot tractatus dividi potest pars generalis?

一般的な分野はいくつの論題に分けることができるか


【答え】

In duos, quorum prior, isque, brevissimus, capite unico agit de natura entis; posterior, isque longissimus, de affectionibus entis tum unitis, tum disiunctis.

2つの論題に分けることができる。1番目の論題は極めて短く,たったひとつの章から成っており,存在の本性を扱う。2番目の論題は極めて長く,存在の,単一の属性と対になった属性とを扱う。



§. 6.

【問い】

In quot partes dividi potest pars specialis?

特殊的な分野はいくつの論題に分けることができるか?


【答え】

Similiter in duas, quarum prior agit de Deo et creatura, posterior de substantia et accidente.

〔一般的な分野と〕同様に,2つの論題に分けることができる。1番目は神と被造物を扱い,2番目は実体と偶有を扱う。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ