1/3

第１話～プロローグ～

先の「異世界自衛隊」は保存終了後、消去します。

最初は異世界サイドの説明からです。

ここは俺たちが住む世界とは全く違う世界。

空には竜が舞い、騎兵隊や勇者が憧れる世界。

その世界の国々は平和で均衡に保たれていた。

北にある巨大な国「ファシスタ連合王国」

その下に位置する２つの帝国「ミドル帝国」と「マッサーチュ帝国」

その２つの国の狭間に位置するファシスタ連合王国とも交流がある国「ライジング王国」

そしてその王国の南西にある「フローラル帝国」

それぞれの国は持ちつ持たれつも、それなりの平和を保たれていた。もともと商業が中心のライジング王国は超軍事国家だったファシスタ連合王国に歯がたたず、僅か３年で領土の２/３が侵略された。

ライジング王国は臨時首都を設けて最後まで徹底抗戦するが、敗北は時間の問題だった。

しかし、ライジング王国のある資料にはこんな伝説が記されてる。

【我らの国が窮地に追いやられた時、異界から鉄の軍団が現れて我らの国を救うだろう】