それから〜
「水城君……どこ行ったんだろう………。」
「ふぅ……………。」
俺はどうすればいいのか………
これから一緒にテニスをしていいのか………
あいつのために………
「あ〜わかんねぇ……。」
「水城………。」
「よー佐々木。」
「………。」
「まぁ座れよ。」
「あぁ……。」
「んで、どうしたんだ?お前が来るなんてな。」
「なぁ…………あまり抱え込むなよ………。」
「え……?」
「たまには弱いと所みせろよ…。」
「なにいってんだよ……。」
「あまり偽善者ぶるな…………。」
「…………」
「なぁ……………。」
「あの頃拓也言ってたよなぁ…。」
「……………。」
「俺は世界一になるって………」
「あぁ………」
「じゃあなんでだよ!!!何でやめたんだよ!!!」
「霧島のねぇちゃんに言われたから………」
「それが偽善者ぶってるように聞こえるんだよ!」
佐々木が拓也の顔面を殴った。
「イッテェ……」
「いい加減目を覚ませよ………。」
「ん…………。」
そして佐々木は教室に戻っていった。
そのままベンチに座って拓也は考えていた………
終礼が終わり織田は、
「水城君〜!」
まだ探していた。
「まぁいっか。また明日誘うか。」
「織田〜。」
「お!室長!どうしたんですか〜!」
「いや〜。部活行くのか?」
「行きますよ〜♪」
「俺もついていってあげよう!」
「え!マジですか!」
「おぅ!」
そして織田と佐々木はテニス部の部室に向かった。