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拓也の過去……4

重くなった空気の中織田が口を開ける。

「それがやめるきっかけなのかぃ?」


「あぁ……」


「なんでやめたんだぃ?」


「霧島を……」


「はぁ?殺したのは水城君じゃないだろ!何自分が殺したみたいな感じになってるんだよ!そんな理由でテニスやめるな。死んだ霧島が可哀相すぎるぞ………」


「………」


ここで今まで黙っていた佐々木が口を開いた。


「黙っていても何もわからない。拓也……あまり過去を抱え過ぎるな……」


そのまま佐々木は教室を出ていった。


「拓也………そんな考えたりしないほうかいいよ。あの時はずっとあほみたいに笑っていたのに……あの時から笑わなくなった。」

「笑ってるさ………」


「笑っていても心のそこから笑ってないじゃない。」

「………」


「ずっといればわかるの……拓也………お願いだから全て一人で抱えないで……お願いだから……」


「ってことだ。水城君。君はわるくない。というよりテニスをしてあげよう……死んだ霧島のために…霧島が死んでやりたくても出来なくなったテニスを水城君がやってあげよう………」


「……」

「じゃあ俺はでるわ……。」

「拓也……落ち込まないでね……じゃ……」


そのままみんなでていった。

俺だってテニスをやりたいさ……


だけど……清華さんを裏切ることになるかもしれない。だから………



球技大会が終わって教室がざわざわしてたころ拓也はそこにいなかった。

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