教室にて……
帰りながら拓也は、さっきのことを後悔していた。
『何で俺はあんなこといったんだろ……………』
そうすると静香に出会った。
「だ〜ぐ〜や!何でみてくれながっだのよー!」
半分泣き言に聞こえる。
「悪かったよ。」
「ぶぇ?」
たぶん静香は
「え?」
といいたかったが泣いていたので
「ぶぇ?」
になったのであろう。
「なんだよぶぇって!せっかく人が素直に謝ったのに。」
「だぐやがずなおにあやまっだの始めでだからぶっくりしちゃっだ!」
この時拓也は思った。
『理解しきれない。』と。
まぁ静香をほって置き教室に向かった。
教室に帰ってみたら佐々木がいた。
実は佐々木は中学校からの知り合いで佐々木は元テニス部だった。
「なぁ拓也。あのことは織田に言わないのか?」
「あぁ。もうややこしいことは嫌だからな。」
「そうか。」
そんな会話をしていたら、
「拓也…まだあの事を引きずってたんだ……」
「うぉ!静香いたのか……んでなんで歩伏前進なんだ?」
なぜか静香がいた。しかも歩伏前進で。
こいつ頭大丈夫なのだろうか。と不安がよぎった。
「織田君に話してあげればいいじゃん。」
「いや。あの事は誰にも話さないって決めたんだ。」
「いいじゃん!話してあげなよ!そこにいるんだから。」
「そこって?」
辺りを見回すと……いた。歩伏前進で机のしたにいた。やっぱコヤツ忍者か!なんか満面な笑みだし。そんな織田の顔に一発蹴りを入れてやった。
「きゅっぷわはぁ……ふみゅ」
と叫んで転がっていったとさ。