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蒼い爆発……

 構図・超あらすじ ☆主人公ユリナス(変身後はナスビィー)

主人公が味方する【ゼブランド王国】の砦に、

敵【アルパカインゼット王国】の【第二王子アルデリーゼ】が攻めて来た。

そしてライバルの強い女【ビスマス】も敵に味方を始めた。

→今まさに主人公達は第二王子を捕らえようとしている。


 ガコッ

 無許可で二の曲輪(くるわ)の巨大な南門が開く。


 なんとエーリュク君のさらに部下達が先回りして二の曲輪(くるわ)馬出し(うまだし)に俺の馬を用意してくれていた。くっ死ぬなよっエーリュク君!! でもまさか俺が出撃するとは思って無かったろうな。


 パカパカパカ……ザッザザッザ……

 なるべく音を立てない様に、南の森の中に消えて行く約800名の軍団達。


「よし、ゼブランド将軍達に気付かれない様に気を付けろ!」


 俺は馬の上で軽くコケた。


「そっちが心配なのね?」


 しかしアルフレッドの兄さんである第二王子アルデリーゼってどんな奴なんだろうか? もし凄く良い人だったらどうしよう。


 もし俺が率先して第二王子を助けたりしたら凄く疑われるだろうな? ダルアガートにどう思われても良いけど、ゴブリン達に白い目で見られると今後の村の運営にひびくよな。


 ーそうして順調に行軍は進み軍団は林にひそみ、やがて月が出て夜になったので御座います。



 ーアルパカインゼット王国本陣


 第二王子アルデリーゼは自ら先頭に立つ事は無く、ダルアガートの読み通り砦攻めを後ろから指揮すべく、最後部に本陣を構えていた。


「ぼっちゃま?」

「坊ちゃまでは無い! よし刻限だな砦攻め開始だ全軍行け」


 シャッ

 派手な飾りが付いた鎧の腕を思い切り振り下ろすと、月明かりでも長い金髪が派手に輝いた。だがその優雅さとは裏腹に増援により追いつめられた采配であった。


「突撃ぃいい!」 「行け、行け!」


 第二王子の命令をさらに将軍達が次々に部下に伝えて行き、遂に攻城戦が始まった。


 ドシューーーー! ドシューーーーーッ!!

 夜の闇を照らす攻城魔法が兵士の頭上を飛び越えて行く。


 ドドーーン!

 砦とは言え、木造りでは無い石造りの壁に攻城魔法が当っては火の粉となり飛び散って行く。やはり攻城魔法で堅い石垣を完全破壊するのは至難のワザだ。


 キラキラキラッヒューーーーーッ!!

 ドドドーーーーーーーーーン!!!


「へ?」


 地上の魔導士達の攻城魔法が炸裂した直後、かさねる様に夜空から蒼い光がまたたき直後に凄まじい爆発が連続して起こった……

 ズガーン、ドドーーーーン!!

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