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エクスプロージオン  作者: 天野孝太郎
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岡山市で大規模爆発テロ!!

エクスプロージオン

まさ

かほ

校長

学校の先生

刑事とその部下


第一話

学校の朝はなぜか、うっとしいもんだ。何も変わらない日常。同じ制服、同じネクタイやリボン、そんなうっとしい日々があんな一瞬で終わるとは・・・

(おはよう、なんか今日も冴えない顔してるね~そんな顔してるとすぐにタヒぬよ)

この話しかけてきた奴はかほ。幼稚園、小学校、中学校と幼馴染だけど、お茶目で可愛い。

(うるっせぇわ。そういえば、今日避難訓練らしいぞ)

(知ってる知ってる。教頭の話がなっがーーいやつでしょ)

(そうそう教頭が(今日は○○分でした。前回より好記録です)とか言うやつだろ、何が好記録なんだよって言う話だよな笑)

(それな~)

何がそれな~だよ絶対一ミリも思ってないのに・・・

(よっお前ら、ほんと小中から仲良しだよな~そんなにラブラブならまじで付き合えばいいのに)

 こいつは鷲尾司。こいつは中学からの友達で、なんだかんだいい奴だ。ただ今は少なくともそう思わない。

(そんなおちょくんなよ~まじでそんな関係じゃねえから笑なあ、かほ)  

(そうだよ。そんな関係じゃないよ~。普通の幼馴染だよ~)

(な、かほがそう言ってるだろ。司)

(おうそうだな、かほ悪かった。ほら握手)

どうしてそうなった!!握手する場面一つもないだろ!と思いかほを見ると、ドン引きしていた。そりゃそうだ、いきなり朝っぱらから男子から握手するのはドン引きするよな・・・

(司、そういえばお前今日の8時半に出さなきゃいけない激ヤバな課題あるんじゃねぇの?)

(そうだった!わりぃ先に教室に行くわ~)

こんなに朝っぱらから変な期待さすなよ。あの馬鹿

(なんか、ごめんな)

(いや、悪くないよ。うん)

かほが、なんかいいたそうだったけど、その時はわからなかった。

 時は過ぎて授業中に入り4限目の世界史の先生がいきなり(今日は授業の途中から避難訓練があるので今日は早めに終わるぞ~)と言ってきた。個人的には災害は前触れなく発生するもんだから、そんなこと言うなよ・・・と思うそして授業が残り30分というところで緊急地震速報が鳴る

先生が(おい地震だ、机に潜れ~)といい生徒全員が机に潜るお決まりのパターンだ。

アナウンス(地震が発生しました。先生は生徒の確認を終わらせ次第、校庭に集合してください。)

(おーい、みんないるか~今から校庭にいくぞ~)

そして、校庭に集合して教頭が喋ったぐらいに食堂から物凄い爆発音がした。そして学校のみんながびくっと驚いた瞬間、爆発した。

やべぇ、映画みたいじゃんうける~とか言うやつがいて正直阿保だなと思ったがそんなことはどうでもいい。今すぐにネットの動画にでも出してやろうと思ってるとかほが、

(なにぼさっとしてるんよ!ここから逃げるよ!まさ)

(かほ、逃げるってどこにだよ!正門は多分今人だかりができてるぞ)

(そんなの今考えたって意味ないでしょ!もうどこでもいいんだよ!とにかく走るんだよ!)

そうして、俺たちはとりあえず裏門を目指し走って裏門抜けた辺りで、司から電話がきた。

(おい!お前ら今どこにいる?)

(えっ。今は裏門にいるぞ。お前こそどこにいるんだよ!)

(今は奥市公園のとこでそのまま三勲神社のとこまで行こうと思ってる。お前は?)

(俺は今は裏門のとこ、じゃあそのまま三勲神社で落ち合おうぜ)

(そうだな。まさじゃあ切るぞ)

(まさ、電話誰から?)

(司から、三勲神社に向かってるから俺らも行こうぜ!)

こうして俺とかほは、三勲神社を目指して走った。走ってる最中も爆音はしたがそんなの関係なしにとにかく走った。そして、三勲神社に着くと高校が見渡す限り黒鉛と火の粉の地獄だった。なにを思ったのがかほが

(あのさ、私達これから生きてこれるかな?)

(多分生きてこれるんじゃね?でも確かなことがある。明日休校っていうことだな)

(確かに、って緊張感なさすぎなんじゃ!!こんなに爆炎出てんのにようそんなのうのうとしていられんな!!もっと緊張感持て!!)

(いやだってそんなに緊張感もっても事態は変わらなくね?誰かがこの状態から救ってくれるわけでもないし)

(確かにそうだけど・・・でも私まさと一緒にずーっといたいもん!ずっといて、いろんな所に一緒に行きたいし、いろんな経験もしたいもん)

そう言いかほは俺を抱いた。正直そんな展開聞いてもないし見たことがないし、付き合ってもない。あと重い。

(それは告白と捉えてもいいか?)

彼女はあんぐりしていたが、俺は続けてこう話しを続けた

(だってそういうことじゃん。俺こういう言うの苦手だからもう答え言うな。YES)

そうすると彼女は驚いてた。

(えっまじ?やった!!)

俺は無事にかほと付き合うことになった。彼女が喜んでるときに物陰からごそごそと司が出てきて開口一番

(無事でよかったよ~~しかし、いったい何がどうなってんだよ・・・ただ一つ言えることはこんな場面で俺はお前らの告白を正直見たくはなかったぞ!)

(司君かっこよく言ってるけど、ダサいし、どっから出てきてんのよ!凄い森の奥から出てきて凄い汚いじゃない!)

(いや、お前らを見つけた時にはいい感じになってたから、入りにくかったから。物陰に隠れてたんだよ。配慮だよ。大人の配慮)

(にしては、お前バレバレだったぞ)

(えっマジ?そんなことより、もう火の気消えてるぽいから下山しようぜ)

こうして、下山をしてその後家に帰ったら、郵便受けに黒色の変な封筒が入ってた。開けてみると(この数時間前に学校で爆発が起きただろ?でもこれで恐怖は収まらない。お前の他に複数人に数日間不幸がくる。このことは誰も言うんではないぞ)と書かれたカードがあった。こんなにミステリードラマの展開があるかと、自分で思った。ただこういう時は普通白が主流だがなぜか、黒だった。その後バイトがあったので、急いで着替えてバイト先に行くとマネジャーが開口一番。

(お前の学校凄いことになってるな!本当にここ平和ボケした日本か?)

というと、携帯画面を見してきて、画面には校長泣き震えながならが記者会見してた。俺がいた学校はずさんな所だったのかと思ってしまうくらい残念な会見だった。

しばらく沈黙すると、マネージャーが、相談ならのると言ってくれたので、家の玄関での出来事を話すと・・・

(お前今すぐにバイト休んで警察署行け!!お前の分のシフトとか思わなくてもいいから!!)

 と言われてしまったので、仕方なくバイト先高校の制服に着替えて速攻中央警察署に相談したら、(いたずらじゃありませんか?)と言われて門前払いされた瞬間、その人の上司っぽい人が出てきて

(おいそれはないだろ!牧田!お前今日高校が、爆発した事件知らないのか!この子そこの制服着てるだろ!!・・・・・・すみませんうちのものが、すぐにお部屋をご用意して、詳しく聞かせてください・・・)

めちゃくちゃ丁寧な人で事件の概要を聞いてくれた。それが仕事なのは従順に理解していたが、ここまで丁寧な人は生まれて初めてだった。

(実は例の高校の爆発の他に爆発事件がありまして、うちの刑事も足りてないとこなんですよ・・・どうしてこんな事件が発生するのかな・・・)

調書が終わるとすっかり19時を過ぎて疲れていたので、帰りちゃちゃっとご飯を食べ、眠りに着いた。

 第二話

そして翌日起きたら、彼女から(昨日の爆発のせいで、今日休校だって~何か家にいるのも暇すぎるから、イオンいかない?集合は東山公園で時間は10時ね)というラインが入ってた。早速着替えて、東山公園に行ったら今までで、すごく綺麗な姿をしている彼女がいた。

(お前この危ない時に、デート誘うなんて勇気あるな)

(え?そう笑だって、家にいてもつまんないじゃん!)

(そりゃそうだけど、普通の人間はこういう時は家にいるんだよ・・・まぁいいや。イオンに行こうぜ。)彼女は不安気な顔を察してのかわからないが

(何なんかあったの?相談なら乗ろうか?)

と言ってきた。昨日会った刑事から、あまり周りの人に言うなと言われたであまり言いたくなかったが。仕方なく、昨日の出来事を言った。そしたら、彼女は・・・

(それは、大変だったね・・・まぁそれも今回のデートで忘れればいいんじゃね?知らんど)

(そうだな、こんなこと忘れてさっさとデートしようぜ!)

そして俺ら二人は路面電車に乗ってイオンに向かった。そしてゲーセンとか映画館に行ってとても楽しかった。小学生みたいな感想だが、とても楽しかった。

(今日は楽しかったね。ここで別れるのがちょっと寂しいくらいだよ。)

(そうだな俺も今日一日楽しかったぜ。)

(次はさ、サントピアとか良くない?あっでも遠いから、倉敷とかどう?)

(凄い価値観だな。まぁでも、いいんじゃね?俺個人的に有鄰庵の幸せプリン食べたいんよね~)

(いいじゃん賛成~)

 ってなり、次のデートする日程を決め自分達はそれぞれ帰った。自分が帰る方面のバスに乗るため、岡山駅に向かってる途中電話が掛かってきた。電話に出ると(もしもし、昨日の手紙は楽しんでくださいましたか。)っと気味の悪い機械音で話してきた。

(全然楽しくないですよ。むしろ普通に警察に相談しましたよ)

(と言うと思ったので、あなたが今いる地下道のどこかにサプライズを用意しときました。存分に楽しんでください)

っと言って切れた。何故か嫌な予感がしたので、くまなく探したが、何もなかったので帰ろうとしたら、いきなり叫び声がしたので、言ってみるとそこには人だかりがなぜかできていて、かき分けると血だらけの校長がいた・・・

第三話 

 校長は包丁で一突きさせられてた。とりあえず救急車を呼んだ。そうすると、匿名のメールが一通入っていた。見ると、(どうだ赤の他人だと思ってた奴が恐怖に落ちてるところは楽しいだろ?明日またサプライズ出る予定だから、楽しんどけよ!!)とりあえず、救急車を呼び、また昨日事情聴取をしてくれたおっさん刑事と話しひとまずは帰った。家でベットで寝そべってるとかほから電話が

(あんた、今日聞いたよ~災難だったね~)

(お前は俺のお母さんか!まぁでも心配してくれてありがとう。)

(んで、あんた明日どうすんのよ!このままだったら、犯人に殺されるよ!)

(そんなこと言われても困るよ・・・逃げる場所なんてないし・・・)

(しょうがない小娘だな・・・親戚の家が愛知にあるから明日そこに行くわよ)

(お前それ大丈夫か?いきなり行って泊まれませんでしたとか言うパターンじゃないだろうな?)

(そんな訳ないから~そんな行き当たりばったりな訳ないじゃない~)

声でもわかる、あっこいつ全然考えてねぇ

(わかった、お前が俺のこと心配してるのも、明日のプラン全然考えてないのも、分かったからとりあえず明日朝7時国富東バス停で落ち合おう。)

(そうだね。落ち合おうそれじゃあね)

明日の為にリュックに荷物を入れながら、もう生まれてから育てられたこの家にもう別れなきゃいけないのか~っと思うと、急に涙がぽたぽたと流れてきた。翌日起きて、国富東バス停に着いたが彼女がいない。てきりまだ着いてないのかな?っと思っていたところ彼女から電話が来た

(もしもし、お前今どこにいるんだよ!もう7時過ぎてんだぞ!)

そうすると彼女は小声で(それどころじゃないのよ、監禁されんのよ!マジで助けてよ。)

そうすると犯人から怒号が聞こえたから俺は

(わかった。今からお前のGPSから割り出すから待ってろ)

(わかった。かなず待ってるね)

そうして約束すると司に今度は電話をした。

(もしもし、朝早くから緊急事態なんだ)

(なんだよも~今日は一日中スマブラしようと思ってたのに・・・)

(わりぃ、お前バイクの免許持ってたよな?まじで急ぎお前が必要なんだ)

(お前の声を聴いてる感じなんかやばそうだから、そっこ行くわ)

(助かる、ラインで行ってほしい場所と今いる場所送っとくわ)

こうして、俺は司のバイクでかほのところに向かうことになった。

(着いたぞ。お前本当にかほがいるのかよ。)

パッと見幽霊でも出そうな別荘だった。一応言っておくが、警察には連絡済みだ。

(声が大きいよ。お前犯人にばれるだろ)

(わかったよ。にしても、警察の人の連絡先なんてどうやってもらったんだよ。)

実は最初会った時帰り際に、

(これに私の連絡先が書いてるから何か合ったら連絡してきてな。この事件実は捜査してるんだけど、なかなか発展してないんだよ。わかってるのは爆破の規模と被害者の人数だけなんだよ。我々も暇じゃないから勘弁してほしいよな・・・連絡先渡したのここだけの内緒な)この出来事を思い出して連絡すると

(わかった。すぐに捜査員をそちらに数名行くからそこで待ってほしい。あと連絡くれてありがとう)

後にあのおっさん刑事も来て、中に潜入することになった。

(部屋は一番奥の部屋だ。行きたかったら行きなさい。ただし、生命の保証はないぞ。)

(大丈夫です。僕達はその辺のボーダーラインは理解してますから、司行くぞ)

刑事さんたちが正面から入ったが、自分達は何か違和感がしたので、裏口から入ることにした。入るとそこはキッチンだった。そしなぜか箱を発見し、その中には催涙スプレーと、ロープが入っていて、念の為ちょうだいした。まだ電波は奇跡的に繋がってはいたので、そこからかほのいるGPSを頼りに捜索を開始してたどりついたのはいいものの扉に鍵がかかってて入れない。しかも、警察の人はまだ来てないあの後輩もいたから、あいつが何かやらしてるに違いないから、自分達でかほを助けてその後ちょうど警察の人に仕事してもらおう。

(司、多分奥側に排気口があるはずだからそこから、侵入してかほを助けるぞ)

(OK、必ず助けような!)

俺達は、侵入してかほを発見したのはいいもの、犯人との距離が近い。しかも犯人はあの担任だったのだ。

(うぁぁ、最悪じゃん、普段のストレスを生徒にぶちまけるとかありえねぇんだけど・・・)

(そうだな、でも先生もストレス社会に吞まれてやったとするならば被害者だ、ただ一つ言えることは、先生は犯罪者になってしまった。ただそれだけだ)

あと、ここにいる犯人は部屋に先生を含めて3人いるということだ。つまり、かほを取り返したとしても、人数的にかなわない。そこであの催涙スプレーを出し

(俺が先に降りてこの催涙スプレーをあいつらに吸わすから、お前はそのうちにかほと一緒に開いてる窓からロープを使って逃げろ。俺もお前らの後を追う)

(わかった、お前の無事を祈っているぜ)

こうして、俺はかほのいる部屋に降りて、犯人3人に催涙ガスを浴びせているうちに司は、かほを救出し窓から救出した。俺は二人が出たのを確認して司がたらしてくれたロープを使ってなんとか脱出して、二人と再会した。

(もう~めちゃくちゃ寂しかったんだから~あの変態教師二度と会いたくないわ!)

(そうだな。俺もあいつとは二度と会いたくないな。それよりもここにいると危ない。近くに用水路があるだろそこから南下して吉備津駅に向ってそこ岡山駅を目指す。残念ながら司とはここでお別れだ。今までありがとう)

(こちらこそ、お前と過ごした高校生活楽しかったぞ。また連絡してくれよな)

こうして司と別れてかほと俺は用水路を使って犯人にばれずに吉備津駅から、ちょうど岡山行きの電車に乗り岡山駅に着いたのだが、夜行バスの時間まで時間があったので最後の岡山で本当は美味しいが食べたかったが駅近の徳島ラーメンで夕食を取って、夜行バスに乗り眠りについた。

次回へと続く


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