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その夏、僕は恋をした。  作者: 一ノ瀬 葵
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引っ越し

初めての投稿で右往左往しています。

読み辛い所もあると思いますが、温かい目で見て下さると助かります。

「なんもねぇ…」

衝撃のあまり湊は言葉が漏れた。


両親が離婚する事になり、母方の実家へ引っ越す事になった俺。不幸中の幸いなのか、昔から一人で居る事が多く、友達が少なかった為、高校三年生での引越しは然程気にはならなかった。

だが一つだけ不安な事がある。

それは、田舎での生活。生まれも育ちも都会なので、正直田舎での生活は想像を遥かに超えた。ここ森瀬町から最寄りの駅までは10キロ、コンビニに関しては存在すらしていない。一面畑のこの場所で一年間暮らすのか…。


これからの事を考えると深いため息が出た。



「お邪魔しますー」


不用心にも鍵のかかっていない木製の扉をギシギシと音も立てながら引いた。


「ばーちゃん久しぶり」


「よく来たねぇー、さぁ、遠慮なく入って入って」


日に六年ぶりに会った祖母はどこか安心感があり、ここ最近の疲れが少し和んだ気がした。

祖母の家は古い木造の作りをしており、田舎あるあるなのか、異常に長い廊下や庭には蔵などがある。


「ばーちゃん、荷物どこに置けばいい?」


「ニ階に空いてる部屋があるから、そこを自由につかい」


「分かったー」


急な階段を登り二階の部屋に入る。六畳ほどのその部屋は、昔ながらの作りをしており、畳の匂いが昔遊びに来た事を思い出させた。


「六年ぶりか、懐かしいなぁ…」


ここ数日引っ越しの事もあり、疲れきっていたが、明日からこっちでの学校生活が始まるので、休むより先に荷物を下ろす事にした。


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