プロローグ
生命の惑星アース。それは人類が誕生し、繁栄を遂げた星である。
しかし、その星の環境は激変し人類が住めるような場所ではなくなってしまった。
そこで、一部の人類は惑星外への移住を決意し中でも飛び抜けて高い技術力を保有していた国は超大型宇宙船、マーティルナビスを複数製造した。
そして新たな新天地を求めて宇宙へと飛び立ったのだった。
その船団の名前を【レイトルニア帝国】と言った。
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長い年月と多くの犠牲を払いながら辿り着いた先は、地球と似た環境を持つ惑星だった。
レイトルニア帝国はその星の名前アースニアと名付け移住計画を進める為、汎用人型戦闘兵器【アルマティス】を出撃させた。ところが実際は環境こそ似ているものの、そこにはかつてアースに存在していた生物とは全く異なる生態系が形成されていた。
その星存在する巨大原生生物プロティストや謎の人型機械軍フュリアーに阻まれ調査は難航する事となる。
多大な犠牲を払いつつも調査を続けた結果、ついにレイトルニア帝国の研究者達はとある物質をアースニアの大気や有機物などに含まれている事を発見する。
それは、万能の性質を持ち様々な現象をひき起こす事ができる、魔法の様なエネルギー体であった。
研究者達はこれを【エクスマター】と名付け、これこそがアースニアを支配する為の新しい人類の力になると考える。
しかしながら、エクスマターは物質を透過する性質を保つ為、適した『器』が必要だった。
そのために研究者達はアースニアの原生生物プロティストの性質を参考にし、エクスマターを適合させた人口生命体を生み出したのだった。戦いの道具として。
その者は【エクセラー】と呼ばれた。