表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

悪意のある普遍的な思想

無銘の火流祭

作者: レー・NULL

 流れ、流れ、流れのままに。隔たり、ただ足り、温度が募る。それは深くもあさいもので、人は解り合えないという証明でもある。ただたり、ただたる、名だたる無名の、止まり木の都合を考えなどしないのだ。


 呼ばれ、呼ばれ、呼ばれに呼ばれ。人恋しさに温度を忘れ、それは無謀の音し穴。人の摩擦が音頭を生じ、焼けて、妬けて、自棄まして。目を冷ますが狂言回し、言葉の中にはまことは無くて、業のなせるまことである。


 流れ、流れ、流れのままに。隔たり、ただ足り、温度が募る。人の心とは不明瞭でもあり、透明な物に長さを測るのは、少しばかり難しいものなのです。ただ、それを理解しない人が多すぎて、擦れ合う中に火種が生じます。火災を生み出す人の病。


 よばれ、よばれ、よばれによばれ。人恋しさに温度を忘れ、距離を詰めては火が起きる。火災の温度は祭りのようで、祟りのようにも見えますが、人が人である事でもある訳です。形の無い炎の中に、見出したものは在りますか。喧噪、動乱、祭りのようだ。


 この流れの中に生きる事を、人生と言えば良いのでしょうか。だとすれば、これ以上ない人の道なのでしょう。


 流れ、流れ、流れのままに。隔たり、ただ足り、温度が超える。それは深くもあさくも焼き尽くし、人はみな燃え尽きるという証明でもある。ただたり、ただたる、名だたる無名の、朽ちて焼けてそれだけだ。


 呼ばれ、呼ばれ、呼ばれに呼ばれ。人恋しさと言葉の模様、それは無謀の地獄行き。人の摩擦が音頭を生じ、焼けて、妬けて、自棄まして。人の中にまことがあるとでも思っているなら、お前の頭でも解体してろ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ