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幸せな異世界転移  作者: ジャージ君
5/7

05冒険者ギルト テンプラ


 メアリーさんと別れて城を出る。

 王女だと言っていたが城は大きかったよ。

 

 まず向かうのは服屋だな。

 学生服目だつんだよね。きっと

 

 と言うわけでメアリーさんに教えてもらった服屋に行く。

 国の広さはそれなりに大きく、 服屋まで少し距離があったのでバスのように国を走っている乗合馬車に乗る。

 道中暇だったのでステータスを見てみることにした。

 そう言えば自分のステータスは他の人には普通見えないそうだ。 それでも鑑定持ちの人は居るらしい。

  

 「ステータスオープン」

 

 

 アマノ マモル

 種族 人間

 Lv.3

 HP1430/1430

 MP540/540

 STR5

 DEX24

 VIT150

 INT112

 AGI30

 MND150

 LUK 500


 スキル

 言語理解

 ガードスキルLv.2

 (フィジカルガード マジックガード)

 (範囲指定)

 回復魔法Lv.1

 (ヒール)

 

 固有スキル

 ご都合主義 (笑)

 ??? 1/7

 等価交換(トレード

 アイテムボックス

 

 称号

 【巻き込まれた者】


 いつの間にかレベルが上がっていたらしい。 ...盗賊と戦ってもレベル上がるのかな?

 色々と増えたが一つ分からない事がある...ステータス上がってるけど攻撃力だけ上がってなくね?

 攻撃力たったの5かゴミめ。

 じゃ無くて攻撃力上がらないの?スライムでも3分かかるんだよ?

 ...武器を持てばきっと倒せるよね?

 

 まぁ良いや...きっと何とかなる。 それよりもガードスキルのレベルが上がったな。 範囲指定か...これ日本語だけどどうなってんだ?言語理解の効果なのかな?まぁ良いや。 範囲指定と言う事は守れるのが自分だけじゃ無くなるのかな。 調べよ。

 

 範囲指定

 ガードの範囲を指定できる。 大きさと距離により消費するMPが増加

 

 なるなる。 近くの仲間の前に出せたりするのかな。

 そして回復魔法 ! ヒールだけだけど覚えられた!攻撃魔法をプリーズ!

 

 後は等価交換とアイテムボックスか...アイテムボックスは何となくわかるけど等価交換ってなんだ?調べるか。

 等価交換の所に触れてみる。

 

 等価交換 (トレード)

 価値が同じものを交換できる。

 

 そのまんまだった。 使い方の説明書とかちゃんと用意しとけよな。

 そうこうしているうちに (走行している内にw) 服屋に着いたようだ。


???についてはまたあとで見るか。

 

 そこで服をいくつか買って行く。

 日本の服よりだいぶ粗末な物だった。

 金貨を数枚払い服をいくつか買い、 その場で着ていく。 学生服とほかの服はアイテムボックスの中に入れておいた。

 アイテムボックスは触れて念じるだけで使えるみたいだ。

 そのまま次の目的地に出発する。

 この時マモルはまだ日本を基準に考えていることを忘れたまま。

 

 目的地に向かい歩いていたら昼時になっていた。 お腹が空いてきたのでどこかで食べようかと店を探す。

 近くにいい匂いのする屋台があったのでそこに行ってみる。

 どうやら串焼きのようなものを売っているらしい。

 

 「おっちゃんそれを一つのくれ」

 

 「あいよ! 一つで銅貨3つだ! 」

 

 そう言うおっちゃんに銅貨を渡す。 金は城で少しクズしてもらった。

 

 「もう少しで焼けるから少し待ってな!」

 

 このおっちゃん元気で良いな。

 

 「おっちゃん、 そう言えば俺、 これ食ったこと無いんだわ。 なんの料理だ?」

 

 「おう! これはレッドボアのの串焼きだ! 坊主! 食ったことないのか!ならもう1本おまけしといてやるよ! ほれ出来たぞ!」

 

 そう言って串焼きを2つ渡してくる。

 

 「ありがとよ。 」と礼を言い1口ほおばる。

 そこそこ美味い。 少し硬いがそこまで気にするもんでもないか。

 少し辛みがある...唐辛子?

 1口2口と食べていくとあっという間に串焼きは無くなった。

 

 「おっちゃん美味かったよ。 また食べに来る。 」

 

 「毎度あり! 坊主も頑張れよ! 屋台は昼頃にしかやってないからな!」

 

 そう言って再び目的地に向かう。

 暫く歩くと目的地についた。

 看板には剣と盾が交差して書かれている。

 そう冒険者ギルドだ。 異世界に来たんだから冒険者になっておきたかった。

 大きさはそこそこ大きい。

 

 中に入ると男達が昼間っから酒を飲んでいた。

 酒場も兼ねているらしいthe冒険者ギルドだった。

 期待をしつつ受付に向かう。

 受付の人は空いており、 誰も並んでいなかった。 昼間だからだよな?

 開いている受付に向かうとそこに居たのは元気そうな頭に犬耳をつけた女の人?だった。

 美人ではあったがマモルは既に一つのことで頭がいっぱいだった。

 

 「いらっしゃいませ。 本日はどのようなご用件でしょうか?」

 

 「是非耳を触らせて下さい! 」

 

 「え?」と受付の人が混乱している。

 しまった、 つい本音が。

 

 「失礼しました。 つい口が滑りました。 今日は冒険者登録をしに来ました。 耳を触らせて下さい。 」 

 

 「分かりました。 冒険者登録ですね。 それではこちらの用紙に記入をお願いします。

 必要なら代筆もしますよ。 耳はちょっと」

 

 「分かりました」と言って用紙に記入をしていく。

 名前は既に考えておいた。 名前から日本のことがばれる可能性がある。 巻き込まれたならあの時の4人も居る可能性が高いしな。

まぁバレたところでどうなるとかはないと思うけど、転移者がどう言う扱いかわからないしな。

バレるとめんどい場合もあるし。

まぁ王女様に言っちゃったけど、後でごまかすか。

 名前 ルディア 武器はどうしようか...空欄で良いや。

魔法は回復を少しと...アイテムボックスは隠しておこう。ラノベだと希少なことも多いしな。

 必要事項を書き終わり受付に渡す。

 

 「終わりましたか?...はい記入を確認しました。 ルディアさんですね?武器は空欄と。 回復が少しですか?...水属性が少しですかね?こちらが冒険者カードになります。 登録のために血を1滴垂らしてください。 針はこちらをお使い下さい。 」

 

 そう言って針とFと書かれた冒険者カードを渡してくる。

 水って何だろ?...まぁ良いか。

 言われた通りに血を垂らす。 やっぱり針怖い。

 

 「はい、 登録が完了致しました。 それでは冒険者ギルドについて説明は要りますか?」

 

 「お願いします。 耳触らせて下さい」

 

 「では御説明します。 触らせません。

 冒険者にはランクがあり下はFから上はSSSランクまでございます。 と言ってもご存知のとおりSSSランクまで行った人は今まで1人しかいません。 過去に魔王から世界を救った勇者ムサシ・ミヤモト様です。

 依頼は自分のランクの一つ上まで受けられます。

 依頼を受けるとランクが上がりCランクからはランクアップ試験があります。 こちらは指定された人と模擬戦をしてもらい、 その結果でランクが上がったり、 指定のクエストをクリアすることで上がれます。

 Cランクからは指定依頼をされることがあります。 こちらは報酬が少し上がりますが断ることは基本出来ませんのでご注意ください。 大まかな説明は以上になります。 またご質問があればお聞きください。 」

 

 ミヤモト ムサシってどう頑張っても日本人じゃないですか。 巌流島から流れてきたのか。

 

 「ありがとうございます。 ちなみにEランクに上がるにはいくつクエストを受ければいいですか?耳を是非」

 

 「はい、 Eランクに上がるためにはFかEランクのクエストを3つそのうち一つでも討伐依頼を受けていればランクが上がります。 無理です。 」

 

 「3つですね。 ありがとうございます。 」

 

 とお礼を言いクエストが貼られている掲示板に向かおうとする。

 

 「おい! そこのガキ! ここはお前の様なガキの来る場所じゃあねえぞ! 」

 

 ...後ろを振り向くと顔を赤くし酔っ払っている背の高いハゲ男が絡んできた。

 テンプレ来たーー! 期待通りの展開に内心テンションが上がりその男をジロジロと見てしまった。

 

 「なんだガキ!人の事ジロジロ見やがって。 ここはお前の様な貴族の坊ちゃんの遊び場じゃぁ無えぞ! 家帰って大人しくママのおっぱいでもしゃぶってやがれ! 」

 

 ?貴族の坊ちゃんって何のことだ?

 

 「レックスさん! 新人に余り絡まないでください。 怖がってるじゃないですか。 」

 

 と受付の人は俺が何も言わないのを怖がっていると思ったらしい。

 

 「そう言ってくれるなミーシャ。 こんな所にこんな服着てくる奴なんてすぐ死ぬに決まってるだろ。 」

 

 成程納得。 受付の人はミーシャさんと言うのか。

 この服着てるから貴族の坊ちゃんだと思われたのか...この服そんな良いものか?

 にしてもこの人、 そこまで悪い人じゃ無いのかもしれないな。 たんにこちらの心配をしてくれているみたいだ?

 おかしいな?テンプレだとここで俺が圧勝して注目を集める筈なのに。

 ...あっ! 俺にそんな攻撃力ありませんでした (笑)

 

 「心配して下さりありがとうございます先輩。 ですが大丈夫です。 硬さにだけは自信があります! 」

 

 硬さだけはな。 攻撃手段どうにかしないとな本当に。

 

 「へっ、 硬さにだけは自信があるだぁ? なら確かめてやらァ! 」

 

 レックスさんが殴りかかってきた。 ...思いっきり顔に。

 いつでも準備は出来てたけど顔か...怖くて目を瞑ってしまう。

 フィジカルガードを心で唱えながら。

 メアリーさんに教えてもらったが別に叫ばなくても良いらしい。

 顔は怖いのでMPを多めに200程消費する。

 ゴン! という鈍い音が響く。

 

 「くっ! 確かに硬いみたいだな。 」

 

 近くだとメキィとか聞こえたが大丈夫か?

 俺はというと殴られたが全く動いてなかった。 特に痛くもないな。

 

 「先輩手大丈夫ですか?ヒールかけます?」

 

 「ん?ああ頼めるか。 」

 

 頼むんだ。 とりあえずヒールをかける。

 

 「あんがとよ、 さっきはまぁ悪かったな。 ココ最近ガキが登録してすぐに死ぬ事が多くてな...お前は少しはやるみたいだしな。 」

 

 やっぱりいい人っぽいな。

 

 「いえ気にしてませんので。 むしろ何かありがとうございます。 」

 

 もちろんテンプレ的な意味で。

 

 「?変な奴だなお前。 殴られてありがとうとかお前Mか?」

 

 「失礼な。 酔っ払いのパンチ位なら痛くもないですから。 」

 

 「失礼なのはお前だ小僧、 あれくらいの酒で酔っ払うかっての。 それに本気で殴る訳無いだろ。 俺はBランクのアレックスだ。 なんかあったら俺んとこに来な。 酒くらいなら奢ってやるよ。 ってもお前のが金は持ってそうだがな。 」

 

 ...良い人だな本当に。 殴るけど。

 

 「そうでも無いと思いますよ。 一つ訂正すると俺は貴族でも無いですから。 この服はこの前貴族の人を助けましてね。 その時のお礼に貰ったんですよ。 」

 

 金をな。 嘘は付いてない。

金を持ってるてバレるとつけられるテンプレが発生するしな!やってみたいけど攻撃力…

 

 「そう言えばお前名前なんて言うんだ?」

 

 「ん?ああ俺の名か。 ...俺の名はジャック...。 この世界の覇権をめぐって争う二人の魔王に対抗すべく三人目の魔王になれる素質を持つ人間を探している。 」

 

 「ミーシャこのガキの名前なんて言うんだ。 」

 

 「ルディアさんですね。 」

 

 「レックスさんなんで無視するんですか。 」

 

 「いや教える気が無さそうだったからな。 魔王が二人もいてたまるかっての。

 後俺はアレックスだ。 」

 

 「一度言ってみたかった。 反省も後悔もしていない。 」

 

 「まぁ良い。 俺はこれからクエストだから行くわ。 頑張れよ小僧。 次あった時にでも酒を奢ってやるよ。 」

 

 じゃーなーっと言いギルドを出ていく。

 

 「ありがとうございます。 アックスさん! 」

 

 「アレックスだ!」と言って行った。

 さて話していたら意外と時間がかかってしまった。

カーンカーンカーンと鐘がなる音がする。

どうやら3時のようだ。

 ちなみにこの国の時間は3時間毎に鐘がなる。 夜中はならない。

  ...今からクエストをやるには時間が足りないだろう。

 夜には帰ってこいと言われているし。

 

 「ミーシャさんこの辺にオススメの武器屋ってあります?」

 

 「武器屋ならギルドの裏にありますよ。 駆け出し冒険者にも買えるものもありますよ。 」

 

 「ありがとうございます」と言い武器屋に向かう。。

 ...クエスト確認だけでもしとけばよかったなー。

 

 

 

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