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幸せな異世界転移  作者: ジャージ君
1/7

01 異世界へ

最近同じ夢をよく見る。

知らない人たちの夢だ。いつも自分を呼んでいる夢。

知らないはずなのに本当に知らないのか?と思う夢


「誰だ!君達は誰なんだ!」






「••••••また、 この夢か...」

この夢を見るようになったのは、 いつからだっただろうか......。

 

 

俺の名は天野(あまの) (まもる)。 

 この頃の俺の見た目は黒髪に黒目で160cmと少し背が低い。 イケメンでは無いがブスでもないと思う普通の日本人。両親はだいぶ前に事故で死んでしまった。

両親の遺産があるので仕事はせずにひたすらゲームをして過ごしている。

 

 あの夢を見るようになったのは三年前からだったな。 

あの頃の俺は高校三年生だった。

 その日はちょうど卒業式。

 長ったらしい卒業式を終えると周りには、 泣いている子や記念撮影を撮っている子など様々な生徒が居た。

 俺といえば特に親しい友達も居らず直ぐに帰ったっけ。

門を出て真っ直ぐ家に帰る。

 帰り道、 信号が赤だったので止まる。

 前に4人、 同じ学校の生徒が居た。

 男女二人づつの生徒も三年生なのだろう。 卒業証書を持っている。


 

 ボーとしていると赤信号が青信号に変わった...その時。

 足元が突然光り出す。

 よく見ると魔法陣の様なもので、 前にいた4人組を中心にでている。

 俺はとっさに後ろに下がろうとして...

 目の前が光に染った。

 その日4人の生徒が日本...いや、 この世界から消えた。

 

 

 光が止み目を開けるとそこは森の中だった。

 「...どこだここは」

 とりあえず頬をつねって見る。 ...痛いな。

 そう言えばラノベでこのような展開を見たことがある気がする。 頬をつねるんじゃなくて息を止めるんだったか...と止めてみる。

 1分も経たずに苦しくなった。

 「ッはぁはぁはぁ...夢では無いようだな...光の魔法陣そしてこの状況と言うことは━━━」

 

 「━━━異世界転移きたこれーーー!!」

 突然大声を出したことにより、 周りの木に止まっていた鳥が飛び出して行った。

 

 護は世間一般的に言うオタクであった。

 親は事故で既に他界し、 護は遺産で働かずに済むぶんの金があった。

 その為、 家の中はゲーム、 パソコン、 ライトノベルなどで溢れかえっていた。

 遺産の受け渡しの為に親戚の人に高校だけは卒業するように言われた為今まで学校に行っていたのだ。

 そうでなければ学校に行くわけない。


 「日頃から異世界行かないかな、 とか思っていたがまさか本当に行けるとは...。

学校に行ってて良かった!

 異世界ならどうすればいいんだ!

 いや異世界なら行けるはずだ!

 取り敢えずやっぱり{ステータスオープン!}っと...おお!」 

 {ステータスオープン}と叫ぶと自分のステータスが出てきた。

 「まさか本当に出てくるとは...異世界だと確定出来たし...ならチート能力までがテンプレのはず! 」

 そう言ってステータスを見てみると。 

 

アマノ マモル

 種族 人間

 Lv.1

 HP1000/1000

 MP500/500

 STR5

 DEX20

 VIT100

 INT100

 AGI25

 MND100

 LUK 1000

 

 スキル

 言語理解

 ガードスキルLv.1

 (フィジカルガード マジックガード)

 

 固有スキル

 ご都合主義 (笑)

 ???

 

 称号

 【巻き込まれた者】


 ...............何これ?

 取り敢えず称号を見るに巻き込まれたのか...まぁ本命は前にいた4人組だろうな。

 魔法陣っぽいのがあったし称号を見ると今頃4人組はどこかのお城でお姫様にでも会ってるんだろうか?

 だとしたら疑問が一つある。 なぜ俺だけこんな所に居るかだ。

 と言っても心当たりはある。

 タダでさえ端の方に引っかかってたオレが後ろに下がったから出てくる位置がずれたのだろう。

 予測しか建てれないからとりあえず、 この問題は置いておこう。

 

 問題は固有スキルだな。

 

 「なんなんだ?この固有スキルのご都合主義 (笑) って。 もはや笑っちゃってるし!?

 後は???って奴は何だろな...未覚醒的な感じかな。

 後はSTRってのは力かな?これ低すぎるだろ...いやこれが普通で他が高すぎる可能性も......だとしても力なさすぎたろ俺...」

 

 まぁ平均値分からないからなんとも言えないんだけどね (笑)

 

 後はガードスキルか...他にスキルが無いところを見るとどうやら俺は防御特化らしい。

 

 「フィジカルガードにマジックガードか...

とりあえず使ってみるか!」

 

 そう言って両手を前に出して

 

 「フィジカルガード !」

 

 .........特に変化は無いようだ。

 

 「......よく分からんな。 まぁ良いや次行くか!

 マジックガード ! 」

 

 次はマジックガードを使ってみる。

 すると目の前にガラスのような、 半透明の膜?みたいなのが出てきた。

 

 「うぉっ、 なんか出てきたな...何だこれ?」

 

 と思い触ってみようとする。

 

 「触れないな...ガードって事は壁かなんかだと思ったんだが...これじゃ守れそうに無いな...」

 

 あれ?これで終わり?もしかしてだけど...

 

 「もしかしてだけど...俺って...弱い?............いやいやまて、 まだ決まってないだろ

 落ち着け俺。 異世界召喚なんだしチートのはずだろおい! 諦めんな俺! とりあえずはガードスキルについて調べるしかないか...」

 

 さてどう調べるか...とりあえず目の前に浮かんでいるステータスのフィジカルガードの部分を触ってみる。

 すると...

 

 フィジカルガード

 VITを上げる。 また上がるVITは消費するMPに依存。

 

 という説明が出てきた。

 VITって何だろ?ガードスキルの所にあるし防御力の事かな?

 VITに触れてみるが特に変化は無いようだ。

 うーんまぁ今は防御力と考えよう!

 次はマジックガードに触れてみる。

 

 マジックガード

 MNDを上げる。 また上がるMNDは消費するMPに依存。

 

 なるほど分からん (笑) MNDが分からん。

 ...フィジカルってどう言った意味だったかな...確か強化するとかだったはず。

 

 ならマジックガードってなんだ?

 上がるものが違うしな...でも、 両方ともガードなんだよな...

 そう言えば、 某人気ゲームのポ〇モンには防御と特防があったな。

 それと同じなのかも?

 マジックガードは魔法だけを弾くとか...

 

 「と言うことはMPもあるし魔法があるって事だよな............

 よっしゃぁぁぁ! 魔法きたーーー!!コレで勝つる! 」

 

 テンション上がってきた! 早く魔法を早く!

 

 「っと、 落ち着け俺とりあえず飯と寝る所を探さねば。 街が近くにあればいいが...とりあえず持ち物確認するか...てか普通最初にやる事だよなこれ。 」

 

 って事で持ち物確認ターイム!

 まず服装。 制服のままだな。

 後はカバンか...。

 えーとポケットにケータイと財布、 ラムネもあった。 後は裁縫道具、 絆創膏位かな。

 鞄の中には、 タブレット、 筆記用具、 ノート、 漫画にラノベ、 手鏡、 水筒とのど飴、 あとは遊〇王、 コンビニのパンもあるか。

 以外とあるな、 少しとはいえ食料があるのはでかいか?

 

 さて、 後はどうやってこの森を出るか。

 

 「とりあえず適当に歩くか...?」

 

 時間は昼の前後だろうか?

 太陽が真上に登っている。

 ひとまず太陽に向かって進むことにした。そうすればしばらくは方向がわかると思った。

 登りきったかは分からないので少し待ってみよう。

 しばらくすれば太陽も動くであろう。

 時間が経ち太陽が傾く。 そろそろ行くか...俺は太陽に向かって歩き始めた。

 

 しばらく歩くと木の影から何かが出てきた。

 青色で丸っぽく…意外と頭尖ってないんだな。

 

 「...って、 これスライムじゃね?! 定番のモンスターきたーーー!! 倒すぞ倒したらきっと仲間になりたそうに見てくるんだな! 」

 

 そうして護の初めての戦闘がはじまった。

 結論から言うと弱かった。 攻撃は体当たりのみ。 そして当たっても痛くなかった。

なんか引っ付いてくるけど。…ちょっと可愛いな。

 ステータスを確認してもHPは減ってなかった。

 まぁスライムだしな弱いモンスターだったんだろう。

 しかし、 この戦闘で発覚したことが一つあった。

 攻撃力が低い。 避けなくても良いのでひたすら殴ったり蹴ったりしていたが3分もかかった。 他の人がどうかは分からんけど速くはないだろう。

 この先強い敵が出てきたら倒せるのだろうか。

 敵の攻撃力も上がるだろうし、 そうなったらダメージを喰らうだろう。

 防御力が高ければこちらの攻撃は効かないだろう。

 「このままだと倒せない敵も出てくるだろうな...攻撃力は今後の課題だな...」

 こうして護の初めての戦闘は終わった。

 

 

 

 

主人公の持ち物は実際に自分が持っていたものなのです。

ホントだよ?

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