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黒き死神の英雄譚  作者: 暁緋
第一章 死の国Ⅰ
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第一章2 『はじめての魔物と癒し系』

シンの現状では第三者視点です。

 謎の、一見自殺志願者の少年を鬼の形相の少女が止める

 ――もとい、食事の邪魔をされる一幕からほど遡って話そう。


 シンはかのゲイル平原の真っただ中、魔物との遭遇率が半端でないといわれる、その平原をここ2時間ほど歩き続けている。

 エンカウントは未だなかった。

 未だに一度たりともなかった。


 魔の領域―――魔物の発生する領域は一般人が闊歩して歩けるような生易しいものではもちろんない。

 ここゲイル平原に関してはゴブリン、ガルムの低級魔がほとんどで、一体一体の脅威はさほどでもない。

 だが、個体数が多く群れを成すため、団体を組んで街道を行き来するのが普通だ。

 増えすぎないためにたまに討伐隊を組まれることがあるが、それは一大イベントで、冒険者も軍人も知らないということはまずない。

 街道を外れて、というのは平時であればまず一般的でないため、少女も戸惑ったのだ。


 だから、独り(・・)で、こんな真っただ中(・・・・・)を進む人間はそういない。


 ともなれば、魔物だってなんだって武装した多数を襲うより少数に預かりたいに決まっている。

 見つかればまず、

 ヒャッハー!!カモだぜー!!と襲われるのは想像に難くないのだが……。


 しかし、シンは未だエンカウントしていない。

 これだけの間何事もないのはおかしいと、一般ならば思うところだが、

 彼は知らない。

 行く先に点々とある木の枝を折り、かじってみようとするという

 魔物もびっくりなレベルでなんも知らない。

 ある意味可能性は無限大かもしれない。


 ちなみに枝の味を、

 苦い、失敗した

 と思ったら

 ――あれ、……甘い。いけるかも

 である。


 ……心配、大丈夫!?枝ソムリエなんてどこに需要があるのか。


 途中、虫なども発見したが……割愛しよう。

 食あたりで倒れないのが不思議だ。


 そうこうして景色は草原から森に移る。興味本位で突入した。枝を口にくわえながらとぼとぼと。

 草原にはこれ以上何も目ぼしいものが見当たらなかったからだ。

 川などあれば興味を惹かれたろうが、そういうこともなく。


 シンは小枝をプチプチと乾いた音を鳴らしつつ奥へ奥へと向かう。

 進むごとに木々は鬱蒼と茂り、枝葉の重なりで薄ら暗さを増していった。


 歌鳥ピュリア・バードの囀りが響き渡り、その方向に意識を向ける。

 白い羽に虹色の尾羽根を持つ歌い鳥は、他に並び立つ木々よりも大きく、遥かに高い巨木の上にちょこんと羽を休めている。

 あれは食べられるのか…?などと思っていたところ

 事態は変化した。



 周囲の気配が少しずつその色を変える。

 シンのいる場所は、森の中でもそれなりに開けていて、光が差しこむ場所だ。

 シンはその嫌なものが近づくのを五感とは別の――第六感のようなもので捉えていた。

 ここにきて、かすかに眉を顰める。

 警戒しろと、本能が耳元で語り掛ける。


 ザリッ、と足元を確かめるように右脚を下げ身構える。

 その何かの姿は草木の陰に遮られ見えることはない。

 しかし、今度ははっきりと耳にする。触れる。


 ――土を蹴る、音。振動。

 草むらから飛び出で、目前に迫る縦一閃をシンは咄嗟に身を捩って除ける。

 顔の横を通り過ぎた、初めて見る刃物の煌きに心奪われ、瞬き一つせず注視する。


 小型の二足歩行の魔物――ゴブリンだ。


 ゴブリンとは、緑色の体にでっぷりと出た腹、それ以外は細身のアンバランスな見た目で、とがった耳に長い鼻が特徴だ。

 下半身をガルムの皮かなにかで覆い、顔にはゴブリン共通の文様を刻んでいる。

 人間を襲いせしめた道具類を使うこともあるが、人よりも身の丈が低く、知能、力も劣るため、一般人でも剣を振れさえすれば力押しできる。一体ではほとんど脅威とは言えない。



 ――言えないはずだが、



 どうやらゴブリンはゴブリンでも『キングゴブリン』とされるものであったようだ。



 シンの足元の土は振りかぶった大剣の勢いを殺しきれず大きく抉られ、土塊がまき散らされる。重い衝撃音と共に振動が伝わる。

 シンはバックステップを軽く踏み、その容貌を確認する。


 シン身の丈三つ分。見上げる大きさのそれは常人ばいざ知らず、心得のあるものであっても立ち竦むほどのものであるはずだが、少年の顔に恐怖という文字は無かった。

 危機に関して、どこまでも冷静で、その心には何のさざ波も立たなかった。

 周囲に他の攻撃性、

 ―――――敵意が迫っていることに気づきながらも。


 キングゴブリンは獲物に向かいニタリと粘つくような笑みを向ける。

 長大剣を振りかざし、小人を後ろへ追いやりながら、

 巨体に似合わぬ速度で


 横へ――。

 縦に――。

 上に――。

 下に――。


 シンはその大振りの斬撃の全てをギリギリで躱す。


 その中、目端に複数体のこれと同種の、やけに小さいのを確認する。

 その他にも四足歩行の何かが、けっこうたくさん。

 見えないところにもまだまだいる。

 その反応、敵意を彼は点で捉える。

 視線を―――感じる。



 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※




 それから10分ほどの時が経過する――


 シンはそれからずっと、掠りもせず強大な攻撃の手を避け続けている。


 当たりそうなのに当たらない。すんでのところで追い詰めても交わされてしまう。

 キングゴブリンはイラつきながらも思った。


 この小人は避けてしかいない。

 圧倒しているはずだのに、―――なぜ当たらない!?


 さっきから余裕のさえ感じさせるようになっていくそれの動きが信じられない。

 遊ばれているとでもいうのか。


 その厚い顔に、かすかに焦りの色を滲ませる。


 その脚を失くせば――――足元を狙う斬撃を繰り出す。

 



 ―――と、視界外に標的が消える。


 どこへ行った!?



 キン―――――――――。



「―――――………。」


 幅のある、その大剣の刃にとまり、欠伸をしてそれは立っている。その眼には、何の感情も乗ってはいない。


 なんだ―――これは。


 剣を大きく振り、シンを追い飛ばす。無表情のまま空を舞い軽やかに着地する。


 いよいよ、キングはこれ(・・)が普通でないことに気づく。

 そのキングゴブリンにとって

 今まで遭遇してきた人間というものは、力なきは恐れ慄き、

 抗う者も粉砕すれば済む、そんな脆弱な生き物だった。

 少なくとも何も覇気を感じない強者などいなかった。


 ――――恐れている。とでもいうのか。ばかな。


 重低音の絶叫がこだまし、一心不乱に剣を叩き付ける。




 じりじりと後退し、シンの背が巨木に

 

 ――――――つく。


 しめた、と王者は横に大きく薙ぎシンの胴体を切断せんと迫り、




 巨木ごとそれを殴打。粉砕音が響いた。




 ……いや――




 キングゴブリンの頭が変な方を向いていた。



「…………。」



 シンはキングの背後で、拳を青い血まみれにして立っていた。

 腰に下げていた、鞘に入れたままの剣を持って。

 血が滴り、鞘の先からポトポト落ちて、地面に水たまりを作る。



 ドシン――――――。間をもって、巨体が地面に横たわる。血の絨毯が広がり、場が凍り付く。



 巨木にいた白い鳥の姿は消えていた。


 どろりとした沈黙の時間が過ぎていくも、一部始終を見た敵軍は凍り付いたように動かない。


 一撃だった。

 巨木を蹴り、跳躍し、頭蓋をとらえる。鮮やかな、冷酷な撲殺。


 シンは何事もなかったかのように移動を始める。左手に鞘を持ち替え、巨木に刺さることなく地面に転がった大剣を拾い、塩梅を確認するため、倒れ伏した巨体の前に立つ。

 小柄な少年にはあまりに不相応な巨大な剣だ。

 しかし、しれっと、身の丈はあるそれを、遊ぶかのように振りかざす。剣旋が―――見えない。


 刹那――血の花が咲き乱れ、なます切りにされた肉塊が完成する。


 こいつは――――危険だ……。

 その場の魔物の本能がけたたましい警鐘を鳴らす。




 そして”畏怖の念”がシンに集まる。


 緩やかに見渡す漆黒の双眸が敵の恐怖心を覗き込む。




 ニタリ―――。ねっとりとした笑みを、それらに返してやった。







 それから慈悲はない。彼はそんな感情も知らなかったが、


 赤い血と青い血と鮮血と濁血と温血と冷血と血と血と血とにまみれながら、


 風車が回るように、


 首を、


 腕を、


 脚を、


 生命を、その全てを狩りつくした。





 魔物にとっての悪魔が、悪鬼が、鬼神が、―――






 ―――――――死神が、笑った。




 そこに残ったのは―――




 ――――――……ただの地獄絵図。





 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 





 最後の一体の頭ををドつっ―――。と叩いて

 虐殺は終わる。


 いつの間にやら元いた場所から大分離れている。大分明るいところに来た。森を入った側から反対に抜けて来たようだ。

 

 シンの顔の狂気は失せている。先ほどまでの残虐性など片鱗などかけらもないほどに。


 眼に血が入って、血にまみれた顔を思わず拭う。手についた血は赤と青が混ざり合い、不気味な混合物になっていた。


「………」


 なんとなく、手についた血を少し舐める――



「!!!!????」


 驚いて吐き出した。というか噴き出した。


 まずかったようだ。生臭いどころの話ではない。全身の毛が逆立つような衝撃的破壊性。味なのか刺激なのか分からない感覚が鼻に抜ける。ゲロル。

 

 シンもこれは食べられないと断念。匂いが……一番きつい。そうなると、この動いていたものも食べる気が失せるのだった。

 

 この匂いさえどうにかなればあるいは……

 ――どうにか……。なら……、ない、だろうか……。

 動き回ったせいか、空腹感と共に食に関しての肝っ玉がよからぬ方向に鍛えられているシンであった。




 戦っている間、シンの思考はどんどん、どこか別のところへ流れて、気づけば向けられた敵意のすべてを根絶やしにしていた。

 何匹かは逃げられたかもしれないが、もはや知るところではない。

 シンも今になって、自分は何をしているのだろうと思い直していたが、

 すぐに――――まあ、いいか、に落ち着いてしまった。

 ……結論が淡泊すぎやしないかシンさん。


 魔物の捕食を断念したところで、

 さてどうしたものか。

 目ぼしいものがないのであれば、ここにいても仕方がない。歩きだそうとしたところ―――




「待ってや~!!あんちゃ~ん!!」




 大気が動いた。気配を感じとれず、咄嗟に顔を見上げる。


「――――」


 ドむん!!――――――――。


 目の前になにか、降ってきた。

 爆風で髪がばっさーとなびく。


 ――何事か。



「………けほっ…」


 状況を確認しようと瞬きをするも、

 ……っ埃っぽい!口に入った砂をぺっぺと吐き出す。目にも入った。地味に痛い。

 巻き上げられた土埃がくっつき、体中血に加えて砂でべっとり、悲惨なことになっている。

 クレイドールか!?といわんばかりの風体。

 なんの罰ゲームだろうというひどい有様だ。

 肌にくっつき表面の水分を吸われて乾いたそこがピリピリとして痛いことには、さすがのシンも不快感を覚える。げんなりだ。それなりに疲れてもいる。体が思うように動かない。


 そんな有様にされても、その場に立ったままなのは、落ちて来た、得体のしれないものに特に敵意を感じなかったからだ。

 それで逃げない、転げないのがシンクオリティ―――。……いや、それはどうなの?生物として。


「いやぁびっくらこいたわぁ~強いんやなぁ、あんちゃん!人間は見た目によらんなぁ、祝福かぁなんかか?」


 目の前にはシンの二回り大きいかという狼が座っていた。”お座り”のかんじで。ただ見下げられているが。


「?……」


 埃が散り、その容貌が開示される。


「なんや、けったいな顔して~そんな珍しいん?せやろ~泣く子も黙るっ!

 大精霊・フェンリルさんや!仕方あらへんな!!ぶっ、ふぁっふぁーーーっ!!」


 目の前に突如出現した、全身真っ白なわりに無駄に暑苦しい獣、大精霊フェンリル。降臨である。

 赤い眼に隻眼、若干の光を帯びた毛並みは美しく、シンでなければこの神々しさに頭を垂れるところだ。

 会おうと思って会えるものではない。全ては精霊の思うまま。気分次第。

 それぐらい貴重な体験だ。


 もちろん、シンには関係ないが。


 しかし突っ立った土塊と、光を発し笑いながら話す狼。なかなかに、なかなかの絵面である。


 その犬っころがにんまりと鼻をずいっと近づけ、少年をのけ反らせる。


「いやぁ~わい今、ここの霊樹――あのでっかい木に住んどってなぁ、ちょいっと遠出しとったんや。帰ってみたら瘴気にあふれとって、マナが補給できんようなっとってなぁ!?具現化もギリギリやし、ちょっち困っとったんや!わいは燃費悪いさかい、これ以上待っとったら雲散・霧消するとこやったんよ~。兄ちゃんのおかげで助かったわ!おおきにな~!さすがにこんな消え方したらわろえへんもんなぁ~。他所の大精霊に呆れられるわ~。せやかてな!?――――」


 怒涛のように畳掛けられる。

 何か言われているようだが、シンにはさっぱり分からない。この身振り脚ぶりは一体何なのだろう。


 白いそれには一向に敵意を感じないことから何も対処する必要は浮かばないが……食えるのだろうか。そろそろ体の内側ががキリキリ傷んできた。シンも限界に近い。


 しかし――――――勝てる気がしない。

 大らかそうにしている割にその内包する力は絶大であることが、シンにさえ分かった。

 今のうちに離れた方が身のためかもしれない。


 ……一方で、フェンリルの発する音に関して、認識の変化が起き始めていた。

 シンが先ほどまでゴブリンの発する音と同じと思っていたものが、実は異なるのでは――と思い始めた。

 ゴブリンの発するそれと比べ、顕著に、音の中に共通の音が、リズムが、抑揚がある。

 フェンリルと似た形をしたガルムよりも顔の動きに、口の動かし方に、音の出し方に規則性がある。

 その実際のところは、『話しかけている』フェンリルを、瞬きも少なく見つめながら、そんな情報を頭の中で巡らしていた。


「にしてもえらく汚れとるなぁ、

 ――――――あ、わいのせいか!すまんすまん!ほな、きれいにしちゃるさかい手ぇ出しや」


 片足を差し出され、しばらくシンは思案する。……この下に何かあるのか。

 しゃがみこんだ。


 そして、


 ―――ぽむっ。


「!」


 眩い水色の光がほとばしり、シンは反射的に目を閉じる。


「ほらぁ、きれいになったやろ?血ぃも埃も。氷の精霊でも、三百年もののわいぐらいになると水のマナの扱いもちょちょいのちょいや!ついでに便利な祝福もつけたったから後で確認してみぃ!周りも度肝抜かすでほんま!」

「・・・・・・・」


 血も砂もきれいさっぱりなくなっていた。ついでに疲労感も。……空腹感はなくならなかった。

 しかしながら、


 ………もふっ、ぷにっ、もふ…!


 しばらくそれで思考停止に陥りそうになっていた。そのまま屈みっぱなしで固まっている。

 新感覚だ。どうしていいか分からないが、とても心地よい感触だ。いいものだ。食物にできそうにない。シンが新しい扉を開きそうになる前にフェンリルが声をかける。


「さっきからのそん様子、兄ちゃんも訳ありってかんじビンビンするなぁ。抜けてそうな感じやし、契約でもなんでもして助けてやりとうなるわ。」


 尻尾をパタパタと振ってその興奮の度合いを表現しているのがわかる。


「……せやけど堪忍な。わいは契約するのはアイツって奴がおんねんや。

 それ以外やったらなんっ!でも!力ぁ貸したるかんな!!命の恩人やもん」


 声の調子が瞬間だけ変わったことをシンはなんとなく感じた。尻尾の表情もしゅん――としたかと思うと雑念を振り払うようにパタパタと元気を取り戻す。

 

 その狼の言葉を聞いているうちに、声の色を感じ、挙動を探るまでにはなった。

 しかし、だからどう、ということがないのが、今のシンだった。

 言葉の意味だけでも理解できればあるいは…。


「あとこれも渡しとくわ、特別にな!出血・だいさーびすや!!五十年に一個できるかできないかの一品なんやぞ!?

 あふれんばかりの感謝の気持ちや!大ぃ事にせぇよ!

 ――――ほな!わいはしばらくマナ補給に勤しむことにするわ!


 達者でまた会おな~!」


 フェンリルが光の粒になって空間に溶けていく。

 そこにあるのは元の景色だ。


 そして、手にはいつの間にか青い結晶が握られていた。雫型の結晶の中は光を閉じ込めたように煌いている。捨てる――ということもなく、しばらく見つめて素直に服のポケットにしまう。


「ありがく」、ということではない。

 その謎めいた光に魅かれるものがあったということだ。

 嵐のような出来事、結局シンは最後まで振り回されてばかりだった。


 フェンリルがいなくなり、目的のために再び動く。止めていた足を動かし―――。



「あ、しばらくここに住んどるから困ったらここに来ぃや!絶対やぞー!?待っとるからなぁ~、わいの救世主~!!」



 空から響いた声。

 その言葉がシンの耳に響く。

 その意図を理解したわけではない。

 しかし根拠はなくとも、……また出会うような気がするのだった。


「またな~!」


 再び声がする。


「ま~た~な~!!」


 再度。


「…………」


「まーー!たーー!なーー!!」


 ―――――。



「………………………………あ、た、な」


 そう、返してみた。



 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 



 目の前の空中に光の玉が揺れている。


「ちゃうちゃう!あっちが近い!あっち!人もおるみたいやし!行ってみ!」




 …………一体いつまでついてくるのだろう。





 ―――そして、少女とのあの場面に至るのだった。


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