地下の研究所の戦い
前回の続きです。これ以上書くことないな(笑)
鎌を持つ男に斬りこむも、後ろに飛んでかわされてしまう。
「ひっひ、ひ」
男は高笑いをして、俺の様子窺っているのか動かない。
「さて、その男は任せましたよ。コルビー。私はこの貧相な女を相手します」
白衣の男はコトハに狙いをつけたらしく、手にメスを持ってコトハを嘗め回すように見ている。
「貴男、私をなめてかかると痛い目にあいますよ?」
コトハは冷静に、間合いを確認しながらそう返す。
そうしているうちに、俺と背中合わせになってそれぞれの敵を警戒する。
「コトハ無理はするなよ? すぐに援護に向かう」
「貴男の手を借りなくてもやれます。ところで、名前、聞いてなかったので教えてください」
今、気にすることじゃないだろ。
そう思ったが、呼び合えなければ不便かもな。
「ゼロ、プラムの刀だ」
そう思って名前を言う。
「覚えておきます。では、後ほど」
お互いに敵に駆け寄っていく。
後ろは任せて、俺は少しでも早くこの敵を倒さなくちゃな。
「ひ~、ひっひひ」
鎌を大ぶりに振り下ろしてくる。
それを俺は刀でいなして、回転するように切り込む。
「いけー、ゼロ。そこじゃ」
離れた位置から、プラムの声援が聞こえてくる。
「ひーひひ」
相手もそれを鎌の持ち手で防ぐ。
何時もより速度が出ていないような気がした。
だが今それを気にしても仕方がない。
鎌の男は想像どうりの使い手だ。
「く、不気味な奴だな――」
俺は一度刀を鞘に戻し――
「四の型、雷光一閃」
広範囲攻撃をくり出す。
「ひいー!」
「な?」
鎌を頭の上に構えて振り回すことで、空に飛びやがった。
「ひーひ、ひ、ひ」
頭上から、鎌を振り下ろしてくる。
だが、それは勝機でもある――
「一の型、紫電一閃」
上空では、かわせないはずだ。
「ひぎーーーーーー!」
体を狙ったが、鎌で防がれてしまう。だが、吹き飛ばすことはできた。
「あの体勢でもガードできるのか……」
俺はそう声を漏らす。
「それは当然ですよ。この私、セル・シェールが、最強の罪人でもあるコルビーを改造してあげたのですから」
離れた位置からした声に視線を向けると、白衣の男が得意げに俺の方に視線を向けてきた。
コトハは所々衣服が破られていて、息が上がっている。
早くしないとコトハが、殺されるかもと思った。
「強さはひけらかすものじゃないぞ? セル」
「ふん、せいぜい威張っていなさい。この女を殺したら次は貴男を斬ってあげますよ」
セルが苛立った声を出す。
「ゼロ、その通りです。私の事は気にしなくて大丈夫です、この人は弱い」
俺の言葉を肯定して、コトハがそう強がりを言う。
あの時できた技を試すか――
「ひひひ、ひーー!」
寄声をあげて、鎌の男が突っ込んでくる。
「一の型、二の型混合接続――神速一閃」
「ひ? ひ? ひー」
男は斬られたことに初めは気が付かなかったようだが、鎌が折れ、それと同時に悲鳴のような声を出して、地面に倒れた。
「よくやったのじゃ、ゼロ」
プラムが褒めてくれる。
ぴょんぴょんと飛び跳ねてる姿が可愛い。
この技は今後も役に立ちそうだ。
「大丈夫か? コトハ」
急いでコトハの側に行き、声をかける。
「問題ありません。しかしゼロは強いのですね」
俺の方に一瞬視線を向け、あがった息を整えてからそう聞かれる。
「強くないさ」
「……合格です。さて、もうすぐ終わります」
その言葉に白衣の男を見ると全身から血を流し、立っているのもやっとのようだ。
コトハも本当に助けが必要ないくらいに、強いようだ。
「ありえない。私が死ぬなんて、そうだこれは夢! そうに違いない。ならせっかくだし、この薬を試そう。夢なんだから」
懐から注射を取り出して、自らの首に打つ。
「何をしているんだ?」
「分かりません。が、少し様子が変ですね」
白衣の男は声にならない声を上げて、姿が変わっていく。
「ぐぎ、僕天才。僕は、僕は」
二メートルくらいの丸い肉塊になりはて、男がよく分からないことをぶつぶつと言っている。
「屠る! 一の型、紫電一閃」
「ぐじゃぁぁぁぁ」
男は抵抗する様子もなく、二つに斬られてそのまま動かなくなった。
「終わった……」
「ゼロ!」
「どうしたのじゃゼロ?」
何故か地面が、顔の側にある。
「まさか、毒ですか? 外傷はほとんどありませんし」
意識が遠のいていくなか、二人の声が響く。
「そんな、死ぬなゼロ。今、助けるのじゃ」
プラムの声が徐々に近くなっていくような……。
「今助けるからの……ゼロ」
あれ、口に何か柔らかい感触が。それに舌にこそばゆい感触と共に柔らかい何かがまとわりついて……。
俺はそこで意識を完全に失った。
続く
さて、どうでしたか? 頑張ってバトルかきました。
ゼロの神速一閃かなり強い感じです。
そしてゼロにご褒美が……。
少し今回も作品の豆知識?
ゼロの技は五つまであります。+混合接続で、バリエーションを持たせます。
今後どうなっていくか、ぜひお楽しみください。
さて、雑談です。
あまり、ネット小説を読まないでいたのですが、ここ最近は豊作の様に面白い作品に出合えています。
私も誰か一人にでもそう思っていただけるように努力しようと、さらに思っております。
やばい、ネタがない。そうだ、最近豚まんを食べました。夏にエアコンをきかせて食べるとまたこれは良きです。
さて、次回予告なのですが……ゼロがどうなったのかをお楽しみください。
ネタバレ防
最後になりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回もお読みいただけると嬉しいです。 感想等ありましたら、お気軽に書いてくださいです。すべてを受け止める覚悟です(笑)




