夢
俺は、昔。三から四歳児の時に夢を見た。
自分的には怖い夢を。恐ろしい夢を。
だが、最近ではその内容は暖かいものではないかと、思うんだ。
夢の内容は、
顔が見えない親らしき存在が零歳児の俺を置いていき、今の母親と父親が俺を抱いて拾っていった。
こういう夢だ。変だろ?だけど、俺は、変ではないと思うんだ。
ありふれた表現法だけど、あの人達は前世の両親だったのではないか。
なぜか、他人のようには思えないんだ。きっと、『俺ら(私達)の子供を受け渡すから、あなた達が育てて欲しい。』みたいな感じに思えるんだ。
本当に両親だったなら、親不孝者ですまない。
だけど、俺は、今の両親と嫁、子供達と元気に幸せに過ごしている。
だから、あなた達にも幸せに過ごしてほしい。
ありがとう。俺を産んでくれて。今の両親に届けてくれて。
実際に作者が見た夢です。いやぁ、怖かったですね。これが本当なら、今の家庭が壊れてしまうのではないか以前に、不安や恐ろしさで包まれていましたね。