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罪と罰とギターを背負って生きる
「バンドマン」という響き。
就職活動をまともにしなかった社会不適合者。故に、フリーターになった夢追い人。
そんなイメージだろう。
ギターを背負い、エフェクターボードを持って新宿歌舞伎町を歩く俺も、そう見られていることは知っている。
俺は確かに社会不適合者で、フリーターで、夢追い人だ。
しかし同時に、罪人だ。
夢を売り、現実逃避をしていた毎日。
人気があった訳では無いが、ノルマはクリア出来る程度だった。
3000円バックの時は、ドラムとベースの2人と分け合い、ひとり1000円ずつギャラを貰っていた。
一方、#裏垢女子 で引っ掛かった女子をライブに誘っては、身体を買った。
自分の欲を満たしたいが為の行動。
相手にも数万の単位でお金が入る。
了承を得た上でのwin-winの関係。
そう信じて疑わなかった俺は、
あの子を殺した。