危ない危ない
よく見ると銀狼の牙のメンバーが全員集合していた。
名残り惜しいがミレイちゃんから離れてコマ君達から話を聞く。その前に骨折や怪我をしてる2人をなんちゃってヒールで治してあげる。そして改めて希望の光メンバーと自己紹介。
危ない危ない!自己紹介前に普通に名前呼ぶとこやったわ。
「みんなを救ってくれてありがとう。僕はこのパーティー希望の光のリーダーコマニルです。」
俺の右手を両手を強く握って頭を下げるコマ君。可愛い耳も一緒に垂れ下がっている。
思わず触りなくなる。というか触ろうと左手をのばす。
しかそれは叶わない。
「私はアーチャーのルージュです。私からもお礼を言わせて下さい。本当にありがとうございます。」
泣きながらルージュちゃんに左手を奪われた!
「あ!俺はシンゴです。で頭の上にいるのがパートナーのシュン君です。」
「ニャン!ニャー!ニャー!」
「ごめんごめん!猫クロさんちょっとシュンにご飯出してあげて!!」
「ん?了解。」
シュンは猫クロさんの返事を聞いて即移動。
残りの4人も自己紹介。お礼は別に要らないと説得するのが大変だった!
「だから今回はエリック達と知り合いで良かったねって話!お礼は散々聞いたし、俺が勝手にやった事やねんからそんなん要らんって!」
「いやでも・・・」
「じゃあ初回は無料的な?体験会みたいな?」
「え?体験?かい?」
「そう!そう!まぁラッキーと思えばいいよ。でも次は無いで?リーダーやねんからちゃんと安全マージン確保せなアカンで!逃げてでも生き残ら意味無いで?」
俺の話を聞いてまた耳がシュンとなる。
「・・・はい」
やっぱり触りたい!モフモフしたい。
「どうしてもお礼したいならコマ君と双子撫でさせてくれへん?」
「え?」
「あ!もちろん頭だけやで?女の子は厳しいならコマ君とアキ君だけでも良いねんけど」
「へ?いや?別に良いですけど?撫でるだけで良いですか?」
「マジで!良いん?あざす!マジ神やん!」
「かみ?・・・エリックさん?どう言う事ですか?」
「シンゴはこう言うヤツなんだよ。たぶん獣人が好きなだけ!気にするな」




