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ロジ裏喫茶  作者: キルトリア
始まり始まり
1/3

引き込まれる

カランコロン。カランコロン。



私が入ったのは、小さな喫茶店だった。




「おや?いらっしゃいませ。お好きな席へどうぞ。」



口髭の似合う、渋いマスター。

柔らかな笑みを浮かべながら、こちらへ言葉を投げかける。



オレンジのランプの明かり。少しの煙草の匂い。

暖炉の炎の煌めき。木材の床が軋む音。



たくさんの、珈琲の匂い。



とても穏やかで、落ち着いた空間。

私の全てが溶け出してしまいそうな、空気。


まるで、異世界みたいだ。



珈琲を通して、アナタの全てを溶かしてみませんか?

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