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リリー・ルーニャとブルーストーン  作者: 乃石 詩音
capter7 動き出すかもしれない物語
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二人がいなくなったその後は

「行っちゃた……」

二人は必ず戻ってくる。帰ってくる。そう分かっていても、寂しさは変わらない。

「リリー、大丈夫?」

ロイスが聞いてきた。最近、やけに優しいなロイス。何でだろう。

「うん、平気」

ずっとここにいるのも寒い。早く学校の中に戻ろう。

「ねえ、明後日の御褒美の外出、僕と行こうか。リリー、一人だよね」

確かに一人だけど。一人だから行かない気でいた。

「でもロイスは一人じゃないでしょ」

歩きながら、ロイスに答える。

「いや、僕も一人だよ」

嘘だ。ロイスは嘘をついている。いつも一緒にいる子たちは? 仲が良いんじゃないの? 一人なんて言って。

「ああ、いつも一緒にいる子たちね。名前も知らない子たちと、どうして仲が良いなんて言えるんだい?」

名前を知らない……。意外。とっくの昔に名前なんて全員覚えているもんだと思ってた。あわよくば趣味さえも。

「まあ、別に一緒に行ってあげてもかまわないけど」

「本当に?」

魔界の街はまだマルセイユ通りしか言ったことが無いから、興味がある。たとえ、一緒に行くのがロイスだとしても、一人ではないのなら行くことにしよう。

「じゃあリリー、何が欲しい?」

え、何が欲しいって……。

「なんで不思議そうな顔してるの。来月のダンスパーティーが終わるころは、リリーの誕生日でしょ。正しくは僕たち三人の、だけど」

そうだ、来月はもう私たちの誕生日だ。学校生活が楽しすぎて、すっかり忘れていたけど。


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