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リリー・ルーニャとブルーストーン  作者: 乃石 詩音
capter7 動き出すかもしれない物語
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テスト当日の朝

 一か月という月日はあっという間で、今日はもうテスト当日だ。

「うわ~アリア、不安だよ」

この学校は学校自体のレベルが高いし、入学するにもそれなりの学力が求められる。と、いうことは、定期テストのレベルも高いのでは? と考えたわけで。

「大丈夫よリリー。あれだけ勉強したし、分からないことろはメリクリウスさんに聞いてたんでしょ?」

「そうなんだけど……」

そうなんだけど、やっぱり不安。勉強というのは、どんなに頑張っても安心することはないのかもしれない。

「おはよ」

「あ、おはようルック」

アリアは私と少し話した後また机に向きなおり、自分に世界に入ってしまった。ルックがおきたことに気づいてない。

 ルックは成長した。自力で起きられるようになったのだ。私はすっかり自分の世界に入ってしまったアリアに目を向けながら、ルックに聞いた。

「何で、アリアはあんなに頑張るんだろうね。アリアなら、あんなにしなくても大丈夫だと思うんだけど」

「旅行に行きたいんじゃない?」

旅行? ああ、テストで上位に入った人だけ行くことができるっていう、この学校らしいシステム。

「各寮合わせて人学年は二百人。それが六年生まであるから、全校で約千二百人。その中で行くことができるのは各学年三人ずつで全校合わせても十八人。経費は全て学校が負担。自分で用意するのは着替えとか泊まるのに必要なものと、お小遣いだけ」

ルックが説明を始める。寝起きなのに、よくこんなに話せるなぁ。

「よく覚えてるね」

そう言うと、ルックはベッドから立って、腰に手を当てて言った。ルックと向き合うと私は見降ろされる感じになる。

「当り前よ。私だって狙っているもの」

ああ、そうだよね。

「ついでにさっきの続きを言えば、行き先は毎年この国の隣のバドヴァールと、カルチェラに行っているわ。バドヴァールではガウゼン医療魔法学校、カルチェラではカルチェラ国立美術学校の見学がメインね」

うわぁ、すごいな。私は行けないかもしれないけど、できる限りテスト頑張ろう。

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