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リリー・ルーニャとブルーストーン  作者: 乃石 詩音
charter6 集められ始めた真実という名の刃
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どうやらロイスは悪魔らしい

 うぅ、まずいな……。今ここで話す訳にはいかないし。

「では、昼休みに一緒に図書室に行きましょう」

アリアが思い切った様子で言った。

「メリクリウスさんに聞いてから話すか話さないか決めるわ」

「ねぇ、『一緒に』ってことはあの男子も一緒ってこと?」

それって。

「ロイスのこと?」

「そうよ」

どうしたんだろう。そんな質問をするなんて。アリアも不思議そうにしてる。

「私、あの子嫌いだわ」

ん!?

「え、どうして!?」

私たち二人以外にこうして嫌われるロイスなんて珍しい。と、いうか、私たちだって別に嫌っているわけでもない。ただちょっと……アレなだけだ。うん。

「あの子はいわば悪魔よ」

なんでそうなる? 男女分け隔てなく優しいし。いや、まぁ、女の人には特別優しいけど。

「誰にでも優しくて、特に女の人にはあまい。相手をその気にさせるクセに告白されたら断るなんてただの悪魔じゃない」

あぁ、もう毒牙にはまってしまった人がいるのか。孤児院でも、私たち二人と館長のバロアを除く全ての女子がそんな目に合っている。

「私はそんな現場を少なくとも三回は目にしたわ。この二日の間で」

その三人の女子、もうちょっと場所を選んだほうがいいんしゃないの? 見られてるよ。

「計算づくなひとは嫌いなんだってさ。本当はじぶんが一番計算づくなくせに」

なんかここまで言われてると、逆にロイスがかわいそうになってきた。

「あと、断るときのもうひとつの理由が……」

え、もうひとつあるの?

「片思い中のひとがいるんだってさ」

え? ロイス……。

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