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リリー・ルーニャとブルーストーン  作者: 乃石 詩音
charter6 集められ始めた真実という名の刃
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ブルーストーン

 メリクリウスさんにそんなことが……。

「メリクリウスさんは、私たちの親と一緒に働いていたのですよね?」

「はい」

「では、私たちの親が亡くなった理由も教えてくださいますか?」

「いいですよ。ですが、この話を聞くには、心の準備をしたほうがよろしいかと思われます」

心の準備……。何気なく横を向くと、アリアと目があった。ついでにロイスとも。こんなとき、多分私たちが思っていることは同じだ。

「大丈夫です」

ん、ハモッた。やっぱりね。

「では……」

メリクリウスさんは一瞬うつむき、いつも首にかけているネックレスを握った。悲しそうな顔をしたのは、気のせい、かな? ネックレスから手を離して、顔を上げた時にはいつも通りだから気のせいだよ、うん。

「単刀直入に申しますと、七年前の事故が原因です。初代校長トリーア先生が儀式をしていたところ、もともと力の強いブルーストーンが暴走してしまって、初代校長、偉大な魔法使いを含む数人の教員、生徒がブルーストーンの強い、いえ、強すぎた力にまきこまれ、死亡してしまったのです」

そんな……。

「その儀式には、全校生徒が集まって、参加していました。その、ブルーストーンに近かった人が、そのような結果になりました。私は一番後ろで、一番遠いところにいました。私は、助けるために呪文を唱えましたが、間に合いませんでした。あの人を……助けることができませんでした」

「メリクリウスさん、ハンカチいりますか?」

「大丈夫ですよ、アリアさん」

メリクリウスさんは、静かに泣いていた。

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