三時限目 魔法学
「ねぇ、次は魔法学だよっ!」
「なんでそんなに目をキラキラさせてるの、リリーもアリアも」
いやぁ、だって楽しかったんだもん。魔法の実技。メリクリウスさんはスパルタだったけど、あれはあれで、かなり充実していた。
「何やるんだろうね」
「どうせ基礎的なのばかりじゃないの」
本当、ルックは冷めてるなぁ。優しいところもあるけど。
教室に入ると、学習したらしいロイスがもういた。机のまわりにはたくさんの女子が群がっている。あんな馬鹿紳士の一体どこがいいんだろう。理解に苦しむよ。
「新一年生の皆さん、おはようございます」
そう、挨拶しながら教室に入ってきたのは、さっきまでの先生とは打って変わってとても優しそうな先生だった。
「あら、あなたね。モテモテで親御さんがあの有名な偉大な魔法使いの一人の……」
「ロイス・ルワーレです。」
「たしかこのクラスにはもう二人いるんじゃなかったかしら。」
そう言って先生は教室をみまわした。ここは名乗るべきところなのか?
「ここにいます。」
そう言って、ルックがアリアと私を指さした。
「あなたは……。母親の面影があるわ。ポッティー・ルーニャの子供ね。おとなりさんは……」
先生はたんたんと話を進めているが、教室はかなりざわついている。
「アリア・テレジアです。」
「へぇ、今年のクラルス・コロナチームは謎だらけの秘宝。この学校に眠るというブルーストーンをみつけてくれそうね」
「ブルーストーン、って何ですか?」
私は思わず聞いてしまった。もしかしたら、私たちの親のことが、少しでもわかるかもしれない。
「ごめんなさい。専門外だから私もよくわからないの。魔界歴史学のミランダ・クロニカル先生の授業をきいていけば、そのうちでてくると思うわ。さぁもうチャイムがなってしまったわ。授業を始めましょう」
なんか、すごいはぐらされた気がしたのは気のせい……かな?




