歓迎会end
食事もそろそろ終わり近付いてくると、ふたたび校長先生は登壇した。
「それでは二年生以上の皆さん。校歌を歌ってください。元気よく、進級したという喜びにあふれた感じが伝わってくるように。さんはいっ」
___仰ぎみれば月が輝くこの丘に そそり立つは今の壁
湧き上がる光のかけらを糧にして 先人たちの教えを愚かな今に
知恵と杖を武器にしてモンペリエは今ここに___
人間界の校歌を知らないから何とも言えないのだけれど、とてもファンタジックというか、何というか……。
「それでは皆さん。それぞれの寮の塔へ行ってください。二年生から五年生の皆さんが先です。六年生の皆さんは新入生の引率をお願いします。以上!」
大きな広間のたくさんの人がうごめきだす。人の動きがうねりをつくりだす、なんて光景は初めてみる。
私たちを引率してくれる先輩はルブナ・モルフォスという先輩だった。内面の優しさとかがにじみ出ているような気がした。しかし笑うとき、どこか寂しそうな笑い方をする人だった。ふわりと笑うその笑顔はとても素敵だけれど。……気のせい、かな?
「あなたのお名前は?」
「リリー・ルーニャです」
「へぇよろしく、リリーちゃん。」
先輩の笑顔がまぶしいです……。




