歓迎会その2
おいしいぃぃぃ。今まで孤児院で質素な食べ物しか食せなかった私にとって、とてもおいしく感じた。また、その質素な生活のおかげで、私の食はかなり細いものになっていたらしく、もうそろそろ限界だ。まだまだ食べてみたいのはいっぱいあるのに。両隣に並ぶ二人も同じく、キツそうな表情を浮かべていた。
「奇遇ね。三人とも。同じグループだなんて」
声をかけてきたのはあの、優しくもかっこいい先輩だった。
「三人とももうキツいのかしら? まぁ、食の細そうな体してるものね。でもこのあと、デザートでるのよ」
「あの、毎日この量がでるのでしょうか?」
先輩は微笑しながら答えた。
「まさか」
よかったぁ。先輩は隣に座っている子にも声をかけていた。
「あなた名前は? あぁ、そういえば三人に名前聞いてなかったわ」
私たちは先輩に名乗った。先輩はロイスをかっこいいね、なんて言ってた。騙されちゃダメですよ、先輩。ロイスは女たらしなんですから、なんてアリアが忠告していた。因みに先輩の名前はメリダ・ノバーリス、隣の女の子はルック・アスフォデルというらしい。アスフォデル……? なんだっけ、なんか聞いたことがある気がするんだよなぁ。なんだっけなぁ……?




