つかの間の休息
私たちは、アリアの脅威の記憶力により、迷うことなくこの前のカフェにたどりつくことができた。
「カランコロン」
「今まで勉強詰めだったし、糖分補給のためにも甘いものにしようかしら」
まぁ、アリアは私の倍以上勉強していたしね。
「ロイスはどうする?」
「う~ん、僕は……、コーヒープリンで」
「リリーは木イチゴのネクターでしょ?」
「うん」
「じゃ、皆決まったみたいね。」
ここのカフェって、メニューが普通なんだよね。普通にココアムースとかアップルパイとか、飲み物も木イチゴのネクターのほかにレモン水等など。たまに人間界では見なかった食料が使われた料理とかあるけれど、決してヘビが入っていたりはしない。ただ、魔界は科学の代わりに魔法が発達したから、炭酸系の飲み物が無い。最初は、魔界のカフェってゲテモノしかないイメージだったんだけど。あとで、メリクリウスさんに聞いてみよう。
「すみません。木イチゴのネクターを一つ、ココアパフェを一つ。あとは……」
「コーヒープリンを一つ」
ロイスは店員さん(女性)に向かって笑顔を向けて言った。やっぱりどんなにつかれていても、コイツのキャラはブレないんだな。
「木イチゴのネクターおいしかったよ!」
帰り道私たちはゆっくり話をしながら帰っていた。
「えぇ。でも、ココアパフェもなかなかのものだったわ」
「コーヒープリンもおいしかったよ」
私いつかあのカフェのメニュー制覇しようかな……。
「それより、テストの結果が気になって、仕方がないわ」
「そうだね、アリア」
テストの話をしだすと、ロイスの動きが一瞬止まったような気がしたけど、そんなに、自身がないのかな? 動きが止まったようにみえたのが、気のせいだったとも考えられるけど。




