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魔眼の王 ~Tierra Azul~  作者: 紺野たくみ


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登場人物および「宝石」の名前と設定(改正)

後半も大詰めになってきました。込み入ってきましたので

第5章の途中ですが登場人物と宝石の設定です。

魔眼の王

 ~Tierra Azul~ 青き大地ティエラ・アスール 


★登場人物 (大陸東部、草原と森を居住範囲とするクーナ族)

【キール】

15歳、男。髪と目の色は茶色。狩人になったばかり。


【スーリヤ】

 キールの妹。14歳。髪と目の色は父が言うところの亜麻色。(亜麻フラックスは北方から大陸中央部にかけて産し、この地方にはない植物である。)活発で明るい少女。


【スアール】

 クーナ語で「牙」という意味の呼び名で、本名ではない。

キールとスーリヤの父。5年前に死んだ。

 20年前、北方から流れてきてクーナ族の仲間として迎えられた。

 キールに形見の剣『スアール』を残す。


【モーリヤ】

キールとスーリヤの母。クーナ族。10年前に病気で亡くなった。


【クイブロ】(小さい鷹、という意味の名前)

 17歳、男。黒髪、黒い目。

 妹のナンナによく怒られながら面倒を見られている。

 スーリヤに好意を持っているが無口で、打ち明けたことはない。


【ナンナ】

 クイブロの妹。16歳。黒髪、黒い目。穏やかで優しい。

 スーリヤと仲がいい。


【コマラパ】

 村の呪術医。年齢不詳。(推定90歳以上)


【タヤサル】

 狩人のうちでも若手(30歳)で、若者の面倒をよく見る。


【マチェ】

タヤサルの妻。気丈で大柄な女性で腕力も強い。タルウィという幼い息子が居る。


★登場人物(クーナ族以外)


【ジークリート】

 16歳。銀色の髪の少年。小柄で華奢な体型。美形。

 自然界の精霊と契約しその力を借りる精霊巫術を行使する。

 守護精霊は炎の精グルオンシュカ。他にも水の精や風の精の力を借りることができる。

 スーリヤは彼の亡くなった母に似ている。


【シャンイエラ・リンド・アストリード】

 ジークリートの母。北方のアストリード王国の王女。

 夫はエルレーン公とグーリア国王の遠い縁者であるフィリクス・アル・エルレーン。


【エクリプス】(蝕)

 グーリア王ギア・バルケスの直属の魔導師。『左手』『右手』『左目』『右目』と呼ばれる4人で構成されている。それぞれ、両の手と眼にあたる部分に一つずつ、グーリア王によって『精霊石』を埋め込まれている。

精霊石を身体に埋め込むという手段は、禁忌の法である。


【ケイオン】

 土塊つちくれという意味の呼び名。彼の本名はアウル(ふくろう)。

 エルレーンの宗教組織『聖堂』に属する巡礼。

 かつて死に瀕し『精霊石』の本来の人格が覚醒し、『精霊』のひとりレフィス・トールの意識とともに生きている。母を亡くしたジークリートが倒れているところを発見。魔法や精霊の知識を教えた、師匠である。

 グーリア王国からエルレーン公国への精霊石の供給が途絶えたため、調査に派遣された。

 

【レフィス・トール】

 ケイオンの中の精霊石の意識。普段は融合している。ケイオンがひどく衰弱した場合など表面に出てくる。その際にはケイオンの左目と左半分の髪の色だけが変化し表情や声も変わる。三百年前、サウダージ共和国のミリヤが行方不明になった事件のために妹『ラト・ナ・ルア』を助けられず死なせたことを強く後悔し続けている。この事件によってレフィス以外の全ての精霊セレナンは「次の段階」へと移行。全ての精霊の魂は分離して精霊火に、記憶や物質存在は精霊石に結晶した。


【ラト・ナ・ルア】

 セレナンに生じた最後の『自由意志を有する個別細胞』

 十三、四歳の少女の姿をしている。

 ミリヤ暗殺未遂事件に巻き込まれて消滅、精霊火と精霊石に分離してセレナンの統合意識に還元した。

 死を強く望んだ、とある少女の意識に感応トランスする。


【スゥエ】(虹)

 キールが狩りの途中、迷い込んだ幻の森で出会った少女。

 おびただしい数の精霊火スーリーファに包まれていた。

 伝説の「精霊」の持つ銀色の髪と水精石アクアラ色の瞳。

 十代半ばの華奢な少女。顔立ちがスーリヤそっくりである。

 

【ルース・デ・ラ・ルナル】

 赤毛に緑の瞳の、気の強い少女。エルレーン王国の地方都市に生まれ、『魔女』の宣告を受けて財産を没収され処刑されたルナル家のひとり娘。



『王たち』


【チャスカ・アワスカ】『太陽の巫女王』『赤の女王』

 赤毛に緑の瞳、褐色の肌。胸に円形の太陽の紋章を刺青で描いている。

 東部の小国『水晶の谷』を、月の巫王である夫とともに統治していた。8年前グーリア王国が侵攻、捕らわれたがその奮戦を王が気に入り、グーリア王の軍隊に所属していた。後に逃亡、潜伏。グーリア王国の太陽神殿およびサウダージ共和国管理官セラニスが彼女の後援者となる。


【ギア・バルケス】

 グーリア王国・国王。すでに数百年の齢を重ねており、通常ならば寿命が尽きていてもおかしくない。グーリアの国民の特性で、歳をとるにつれ皮膚は鎧のように硬くなっている。


【ミリヤ】『真月の加護を受けし永遠の少女』

 金色の髪と群青色の瞳。

 外見は14~15歳の少女のまま、まったく歳を取らない。

 サウダージ共和国の永世国家元首。通常は首都郊外にある人工湖の浮島ルファーに在住。国家の象徴。元首となって1000年近い。


【セラニス・アレム・ダル】『真月の申し子』

 深紅の髪と暗赤色の目。

 サウダージ共和国の管理を司る。ミリヤを慕い、また彼女からもかわいがられている。セラニスの外見は見る者によっては美女だったり美青年だったり、少女だったりと、違って見えることもある。



★登場する宝石の名称、一例


ソルフェードラ……輝陽石きようせき……ルビーに相当する。


スーリヤ…………蒼炎石そうえんせき……サファイアに相当する。

        ちなみにどちらも鉱物としては同じコランダム類。

        『心臓』と呼ばれるのは光条スターの入った宝石。


ルーナリシア……月晶石げっしょうせき……ダイヤモンド


イル・リリヤ……蛍晶石けいしょうせき……フローライト


アクアラ…………水精石すいせいせき………アクアマリン


ムールーン………月露石げつろせき…………ムーンストーン


 このほかにも、光水晶ひかりすいしょうと呼ばれる、内部に高いエネルギーを秘めており都市部の光源、動力源として使われる鉱石が存在する。精霊石と成分は同じ、同位体。地球では、これに相当する鉱物は存在しない。

 かつて生きていた精霊セレナンが「次の存在」へと移行する時に、魂は精霊火スーリーファとなり、記憶や物質存在は精霊石と光水晶とに分かれ結晶したもの。


拙いですが、何年もかけて妄想してきた世界、読んでいただけて本当に嬉しいです。ありがとうございます! ちなみにクーナ族は中米に実在する部族。クイブロとかスアール、スゥエとかはクーナ語です。

2016年01月31日改稿

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