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俺とお姫様

軽く頭を振り意識を取り戻すと

「あれは夢だったのか」と周りを見渡すとそこは薄暗いまさに祭壇といわれる場所だったのをみて

「・・現実でテンプレートな展開だなと」独り言をもらす涼




「勇者様 我らの祈りに答ええてくださりありがとうございます」と白いドレスで少し長めの金髪の美少女


その後ろには同じく金髪な甲冑を着込んだイケメンと腰まで伸びた銀髪とたわわに実った2つの丘を持つ美女がいた



「あんたはだれと」涼が美少女に問いかけると後ろの二人から「貴様!姫様になんて口の聞き方だと」と腰の剣に手を掛け


「控えなさい2人とも」と2人を止めると

「誠に申し訳ありません 勇者様 私はロレントリア王国第2皇女 シルビア=ローレンスと申します」と軽く会釈



ほんとにテンプレ展開とおもいつつ

「俺は・・・・リョウ・サクラガワでここはどこで何で俺は勇者なの」とテンプレ的に返答してみる事にした



姫様が言うには、勇者とは人の持ち得ない量の魔力所持者である、また黒髪に黒い瞳も過去に召喚された勇者の特徴であると

ここはロレントリアの城の奥にある白き祭壇と呼ばれる場所であると説明してくれた


ついでに魔法について聞いてみると


魔法とは基本呪文に魔力を乗せて発動するものや魔方陣といわれるで儀式などに使うのもなどがる

ためしにと


「闇を照らし我を導きし物よ ライト」と片手を挙げ姫様が呪文を唱えると姫様の手の先に30cmくらいの光の球が現れあたりを明るくした


姫様の頭上を光の球が浮遊していたが少しすると消滅したのを見て


「このように 正しく呪文を詠唱し魔力を使えば魔法は使えます」


「ところでその呪文と言うのはきまったものなのですか」と涼が質問すると


「昔の書物を見るともう少し長い呪文だったのですが、研究し今のように短くしてきました」


と言う事は呪文自体に効果はなく理解力と想像力で魔法を使うタイプの世界なのかといくつ物の異世界物の小説を読んできた涼は判断をし


試しにと右手を上げ頭の中でライトと唱えてみると、右手の先に1m近い光の球があらわれた


その光の球をみた3人はあっけにとられたようにぼーっとしてるのをみて次の事を涼は試してみる


ディスペルとその光の球を見つめながら頭の中で唱えると光の球は弾けた様に消滅した


意味のある単語とその効果が理解していれば自由に魔法を使えると理解した


「勇者様今のはどういうことなのでしょうか 呪文も唱えるわけではなく魔法が成立するなんて」と


「俺が居た世界ではこのような研究をしている人たちが多くいたためだと思います」と誤魔化してみると



「さすが勇者様の居た世界ですわ」と納得されてしまったが涼は聞きたくは無いが聞かなければいけない事を言葉にする



「姫様 今から聞く事に言いづらいと思いますが、嘘なく教えてください」涼の様子が先ほどまでと違い真面目な様子に


「お答えできる事でしたら嘘なくお答えさせていただきます」と



「では 俺を召喚したのは姫様ですね」


「はい」


「召喚したものを元の場所または世界に戻せるのですか」



聞かれたくない事だったのだろうか姫様は少し顔の表情に後ろめたさを浮かべ


「すみません 勇者様、召喚する事の書物はありますが戻す事については書物も記述さえもございません」




涼は予想の一つだった為に驚く事はなかったが大きなため息をついた


次は普通の勇者召喚か奴隷勇者なのかの見極めだなと頭の中で考えるのだった


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