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73.固有スキル:キャラクタークリエイト

 香里奈は画面をスクリーンショットして僕に送ってきた。そこには僕の写真の横に見慣れているステータスが書かれていた。


「これって」


「お兄ちゃんの鑑定詳細だよ。お兄ちゃんのスキルで確認できたかな?」


 スキルは今まで確認できたことがなかった為、今の僕には助かる。一枚ずつに分かれたスキルと称号を確認していく。


――――――――――――――――――――


[固有スキル] キャラクタークリエイト

説明 駒田健専用の固有スキル。ポイントを振り分けることでステータスを自身で操作することができ、それに合わせて見た目も変化していく。レベルアップしていくたびに入手ポイントが多くなる。

ポイントがあればテイムした魔物、パーティーメンバーのステータスの割り振りも可能。


――――――――――――――――――――


 僕の人生を変えたキャラクタークリエイトの詳細を初めて知ることができた。見た目が変わるのはデイリークエストの報酬によるものだと思っていたが、ただ単純にクエストクリア後に合わせてステータスが汎化されていただけらしい。


 しかも、ポイントがあればステータスの割り振りができるってことは一般的に自然とポイントが割り振られるのだろうか。


「香里奈はフォロワーが増えると強くなるって言っていたよな?」


「そうだよ」


「それって自分で選べるのか?」


 僕の言葉に香里奈は何を言っているのだろうと言った表情で首を傾けていた。


「どういうこと? そんなの選べるはずがないよ。だって急にステータスが上がっているんだもん」


 スキル毎で何かルールがあるのだろうか。ただ、他の人も割り振ることができるなら、自分達の思ったように強くできるかもしれない。


 特にテイムした魔物に使えるってところが重要だ。シズカは僕よりも強い立派な戦力になっている。そんな彼女を自分達の思い通りに、強くできれば最強のホブゴブリンを誕生させることができるだろう。


「いや、僕の固有スキル:キャラクタークリエイトはポイントがあれば手動でステータス調整ができるらしいよ」


 僕の言葉に香里奈も撮ったスクリーンショットを確認している。


「お兄ちゃん! これめちゃくちゃ最強のスキルだよ!」


「えっ?」


「だって私のステータスって魔法特化型だもん」


 そう言って香里奈は自身のステータスを僕に送ってきた。


――――――――――――――――――――


《ステータス》

駒田 香里奈 Lv.43

[フォロワー] 923,357

[能力値] ポイント3

HP(体力) 25

MP(魔力) 135

STR(物理攻撃力) 12

INT(魔法攻撃力) 103

DEF(物理防御力) 10

RES(魔法防御力) 68

DEX(器用さ) 20

AGI(素早さ) 30

LUK() 77

[固有スキル] SNS

[スキル] 大逃走、魔力操作、スマホ鑑定、スマホボックス、スマホ時計、ポーション作成、瞑想、

[魔法スキル] 火属性、水属性、風属性、光属性

[称号] 魔法に長けた者

    ラッキーセブン

    人気者

    惑わし少女


――――――――――――――――――――


「えっ? 強すぎじゃないか?」


 魔法特化型とは聞いていたが、魔法以外のステータスも僕より高いところはいくつかある。シズカはきっと物理特化型のため二人は相性が良いのだろう。


「物理攻撃はシズカにほとんどやってもらってたから、イーヴィルアイみたいな魔法が効かない相手だと勝てないよ」


 これだけ強ければ香里奈ならイーヴィルアイ程度なら勝てると思っていたが、そういう理由があるとは思いもしなかった。


「じゃあ、これからの戦いはシズカが前衛で香里奈が後衛で僕がその間のオールラウンダーってところか。二人よりは格段に弱いけどね」


 明らかに二人とステータスの差はあるが、戦い方としては前衛が足りなければ棍棒で殴って、イーヴィルアイのような的には手裏剣を投げるって戦い方になるだろう。


「お兄ちゃんがいるだけで私には心強いけどね」


 できる妹に涙が出そうになる。もう少しレベルが上がれば死ぬギリギリの戦いではなく、余裕がある戦い方ができるのだろう。


 そう思いながら僕は他のスキルも確認していくことにした。

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