第16話 鬼退治ー善なる神の憂い編
瘴気が小さな漁村を呑みこもうとしている。
敵に欺かれた怒りや焦りは有るが、荷車から聞こえる寝息が私達を正気に戻した。
こんな光景を心に傷を負った少年に見せる訳にはいかない。
「ザイラさん、戻りましょう」
今は少年を巻き込まない為に安全圏へ移動しなければならない。
「あいよ、後ろは頼んだよ」
振り向き際の私の声を聞くまでもなく、ゆっくりとザイラさんが牽く荷車は地面に緩やかに半円を画くと村から少し離れた林へと隠した。
「どうする?誰が行くんだ」
ヒューゴーは軽々と荷車から飛び降りると、村を眺めては漸く出番が来たという興奮を隠しきれずに捲し立てる様に訊ねる。
ヤスベーさんは呆れながら眉根を寄せては咳ばらいをした。
「先ずは荷物と少年を護る者を定め、残る者で悪鬼を一掃しよう。ヒューゴー殿、如何か荷車を頼むでござるよ」
ヤスベーさんは何度か村を眺め、焦った様子で頭を捻ると掻くと顔を上げて目が合ったヒューゴーに白羽の矢を立てる。そして、反応は当然の如く・・・
「はあああ?!何でだよっ!外見か?見た目で御守役を決めんな」
ヒューゴーはつかつかとヤスベーさんの許へ歩み寄ると、背伸びしながら指を差しては不満を爆発させる。
「・・・い、いやそんな事は無いでござるよ」
荷車の方を何度も見ては気にしながらも、ヤスベーさんは視線を泳がせながらしどろもどろになる。
如何やら、ヤスベーさんは嘘をつく事が下手らしい。
本当に選抜理由がヒューゴーの言う通りなら、流石に同情を禁じえない様に思う。
「あー、煩くてかなわぬ。大声出すな。そんなに行きたければ、お主も行くが良い」
寝起きの小競り合いに不機嫌な様子でコウギョクが起き上がる。
自身の懐に手を差し入れると、寝起きのぼんやりした顔で蟀谷に青筋を立てながら扇を取り出して息を吹きかけた。
「おひさしぶりぃ」
「皆様、ご無沙汰しております」
扇から二枚の木の葉が舞うと、それは青白い火から二匹の子狐の姿を取る。
そこで宙返りをしてからの軽やかな地面への着地をきめてみせた。
フジは私達の姿を見て嬉しそうに尾を振り、ツガルは恭しく頭を下げた。
これには思わず気を取られ、誰しも二匹からコウギョクへと視線が移る。
「お、おまえ、力使えないんじゃ」
ヒューゴーは困惑気味に訊ねる。
その質問にコウギョクは苛立ったのか眉間に皺を刻むと、開いていた扇をピシャリと音を響かせながら閉じると眉を吊り上げヒューゴーの額を叩いた。
「まぬけめ、式を呼ぶぐらいの余剰はあるわい。良いからお前も早よ、ゆけ!」
コウギョクは煩わしそうに目を細めると、ヒューゴーの額をぐりぐりと扇の先端で突く。
ヒューゴーは蟀谷に青筋を立てると扇を片手で払い除け、言葉を呑むように唇を堅く閉じると苦々しい顔で舌打ちをした。
「チッ・・・先に行って来る」
ヒューゴーは私達を置いて林から飛び出すと、薄闇に溶け込む様に街道へと戻っていく。
「ヤスベー、過信は望まぬものを引き寄せる。今の妾じゃ戦場には立てぬ、何事も全身全霊で行け!良いな?そこの奴の様にな・・・」
コウギョクの髪が、ザイラさんが鼻息を荒く大槌の素振りする度に風で揺れていた。
ヤスベーさんは静かに頷き、コウギョクを一瞥すると私達に手招きをする。
「忝い・・・。瘴気は非常に危険、村への滞在は短く済ますでござる」
「コウギョク、ありがとう」
夕暮れの中、ヤスベーさんと共に荷車に背を向ける。
瘴気を吸えば時間の経過に伴い体の内から蝕まれていく、短期間であれば排出されるが、長く留まれば腐敗が始まる。
この地に瘴気の発生させる要素はみられない、そうなると人為的な物と考えられると思う。
土地に含まれるマナを変換し、流れを地中から地上へと放出する方法が有ると学んだ覚えがある。
村の入り口で中を窺う様に佇む、小柄な影を見かけた。
「ヒューゴー・・・?」
声をかけると影は肩を跳ねさせると村の方へ身を翻す、黒い髪に紺色の着物、白い帯にはあの団扇が挿されている。荷車で寝ている筈の少年の後ろ姿だった。
少年は亡くなった母親とお揃いの団扇を大切に持っていた、恐らくは故郷に置き大変に不安から居ても立ってもいられずに飛び出してしまったのかもしれない。
「おい、聞いてくれ・・・」
本物ヒューゴーが口に布を巻き、遅れて村を出てくる。
私は其の横をすり抜けて怒声を聞き流しながら少年を探しに漁村へ潜入。
後方からのヤスベーさん達の声が聞こえる、少年の背中を追って走っていくと民家の側面に置かれた桶が倒れており、中から粘性のある液体が流れだしている。
瘴気の影響で腐敗した何かだろう、それを踏んだのか小さな足跡は井戸がある広場まで続いていた。
この様に穢れに感謝する時が来るなんて思わなかったな。
ただし、足跡も井戸の傍で洗い流したのか、途切れてしまっていた。
人気が無く異様なくらいの静寂、そんな中で悲鳴と何かが倒れる音が響く。
すると穢れが急に薄くなり、少年が咳き込みながら立ち上がる姿を発見できた。
「待ちなさい、此処は危険よ」
少年に接近して立ち止まった所で胸や喉がひりひりと辛くなる、やはり多少は薄くなったとはいえ喋るのは無理だ。
軽く咳き込みながら手を差し伸べると、少年は荒い息をしながら目を背けると自力で立ちあがる。
「そこの君っ・・・待ってよ」
如何にか少年の腕を掴む事ができた。
村の外へと連れ出そうと腕を引っ張ると、何故か少年は意地でも漁村を離れたくないと言った感じで座り込む。
恐らくは村に残った家族の為だろう、気持ちは解るが困ったものだ。
「オイラは・・・海丸だ!」
少年はカイマルと名乗ると、拾い上げた石を此方に投げてきた。
反射で体を逸らして石を躱すが、思わず意識を逸らされてカイマルは私の手をすり抜けていく。
私から解放された喜びから緩む頬、しかしその顔は一瞬で凍り付き、カイマルは足元を狙い撃つ石に動きを止めた。
「助かったわ」
固まるカイマルの肩を確りと掴んで捕らえる。
周囲の民家の脇道からは私達を囲む様にヒューゴーを始め、口許を布で覆った仲間達が顔を出す。
「くそ・・・オイラは父ちゃん達の所に帰ろうとしただけなんだ」
カイマルは私の服を掴み、眉間に皺を寄せながら目尻に涙を溜めて悔しそうに睨む。
こうやって怒りながらも隠さずに理由を話してくれるのは根は素直で良い子だ。
だけど、彼を家族の許に送り届ける身として、此処はお節介を焼かせてもらおう。
「そうだとしても、一人で黙って村に戻るのは無謀よ。大切な人を悲しませる事になり兼ねないわ」
カイマルは如何にか反論しようとするも、悔しそうに言葉を呑んでは力なく手を下す。
そんな頭を優しく撫でるが、無言のまま手を払い除けられてしまった。
「ふむふむ~、変換呪文でスカ」
シルヴェーヌさんは私の足元に転がる先程の石を拾い上げると、表面に刻まれた紋様をじっくりと眺める。覗き込むと其処には崩れた円形の陣、その中には消えかけの呪文と象徴が描かれていた。
恐らくはカイマルが躓いたうえに投げたりと、乱暴に扱った為だろう。
「随分と簡単な物ですね・・・これを如何にかしないと」
「そうですネ。この規模の村なら、大きな物は必要ないでショウ・・・」
話しを聞いて一瞬、シルヴェーヌさんの口が言葉を紡ごうと開くが、カイマルを見て慌てて閉じられる。
シルヴェーヌさんは眉根を寄せて考え込み猫背のまま固まると、指差しをしながら周囲を確認すると一番近い西側の路地へと入り込む。
すると、一段と瘴気が薄まった気がした。
「ホラ、有りまシタ!これなら、村中を探し回る必要は無さそうデス」
先程の石と似た物を片手に薄暗い路地から得意げな顔のシルヴェーヌさんが歩いてくる。
その功績に応えるようにヒューゴーの弓は軋みながら弧を描き、短い呼吸の後に路地へ矢は放たれ、シルヴェーヌさんへと腕を伸ばす男性の肩を貫いた。
術を破られたうえに、これだけ騒げば当然か。
シルヴェーヌさんは「ひぃっ」と悲鳴を上げると慌てて此方に駆けてくる。
傷口を抑えながらよろめく男性の腕をヤスベーさんが後方から首を絞め上げて気絶させ、頭に巻かれた布を取れば尖った耳に一対の角が現れる。
「やはり、鬼であったっか」
真新しく薄手の着物、藍色の生地の襟には朱華神社、鎮火際と刺繍が施されているのが見えた。
なるほど、ヤスベーさんが言っていたのはお祭り専用の着物と言う訳ね。
「西と北、そして東となると決まりでスネ!」
シルヴェーヌさんはさっきまで怯えていたにも拘らず、ヒューゴーに追いかけられながら意気揚々と東側の狭い路地に入り、壊した魔法陣を片手に現れる。
「もう良い、最後は俺がやるから待ってろ」
ヒューゴーは次を探そうとするシルヴェーヌさんを引き留めると、南側の路地へと駆けて行く。
あまりに単純、だからこそ罠が有る。
「シルヴェーヌさん、カイマルを頼みます!」
魔族の姿を見るなり顔を青褪めさせながら硬直するカイマル、瘴気が薄まってきたとはいえ巻き込むわけにはいかない。家族を失ったトラウマもあるが、瘴気の影響も否めないと思う。
波の様に慌ただしい足音が押し寄せて来る。
「えっ・・・解りまシタ!」
行き成り押し付けられて戸惑うシルヴェーヌさんだったが、カイマルの小さな手を握ると表情を真剣な物に変わっていく。
シルヴェーヌさんはカイマルと何かを話すと抱き上げると何かを呟いた。
風に髪が揺れると、シルヴェーヌさんは此方を一瞥すると私達と逆方向に走り抜けていった。
*************
「まあ、大人しく待っている必要は無いわね」
民家の戸は閉じられ、中からは明かりが漏れている。
解呪するまでの間はさほど空いていないが、村民の被害は如何ほどの物か。
不幸中の幸いなのは外に出ている人が居ない事だろう。
「お出ましだよぉ!!!!」
ザイラさんの目が爛々と輝き、獣の咆哮のような歓喜の声が夕暮れの漁村に響く。
魔族達は銛を手に突き出してくる、進む道は狭い路地であり退避からの広めの場所での応戦を余儀なくされる筈だが思わぬことが起きた。
魔族達が私達が退避した事で勢いづいたが、そこにザイラさんが割り入る。
身の丈の半分ほどの大槌は風を切り、突き出された銛は振り下ろされた鉄塊に粉砕され、地響きと共に地面に叩きつけられた。
槍兵三人は慄いて身を引くと一人が折れた柄を捨てる、残りの二人で庇う様に横並びになる。
よく見れば柄が折れて投げだした魔族は先程、気絶させた魔族だった。
「くそっ・・・こんなの聞いていないぞ!アイツの餌を確保するだけじゃないのかよ」
「取り逃した上に、とんでもないもん押し付けやがったな」
折れた柄を此方に突き付けると堪え切れなかった怒りを吐露しながら、折れた柄を此方を狙い突き出してきた。
私とヤスベーさんと共に体を民家と平行に向きを変える。
突き付けられる柄を叩き切ると、身を捻り刃を切り返してから魔族に振り下ろす。
飛散する鮮烈な赤は一瞬で灰へと変わり、刀は風に拭われる。
ふと路地へと目を向けると、戦線離脱をした魔族の姿が無い。
背後から魔法でも仕掛けてくると思っていた、急激に訪れた静寂に辺りを警戒すると甲高い音色が夕焼けの漁村に響いた。
「くそっ・・・」
ヒューゴーは苛立ち交じりに短く吐き捨てると、屋根に向けて矢を放つ。
「ひひっ・・・気付くのが遅いんだよ」
姿を暗ませていた魔族は苦笑しながら矢を躱すと、周囲の者を足場に屋根に上ってきたヒューゴーを見るなり屋根を飛び跳ねながら駆けていく。
この小さな漁村ではヒューゴーを頼りにするまでもない、路地を潜り抜けると潮風が吹き込んでくる。
風は向きを変え、生臭い臭いが鼻につく。
茜色に染まる漁港は船に留まりながら魔族達の陸からの攻撃に応戦する漁師達。
ただ妙に何かが引っかかる。
魔族による被害は近隣の町や村に吹聴されるほど、相応の被害が出ている筈だが魔族の数が少ない気がする。
「皆の者、助太刀せよ!」
ヤスベーさんの掛け声を耳にしながら刀を抜くと、漁師をいたぶる魔族の許へ飛び込んでいく。
四人の魔族は漁師から視線を外し、振り向くなり顔を顰めると短く呟き瘴気で視界を覆う。
直後に瘴気は無数の黒い球体へ変化、それは宙に浮かぶ其れは無数の卵であり、私達の接近を感知するなり孵化して醜悪な姿で襲い掛かて来た。
「ひっ・・・」
百足に蜘蛛に蛾、這い寄り糸を絡め纏わりつく感触に全身に怖気が走るのを感じる。
湧きあがる嫌悪感に体は硬直し、手が汗ばむのを感じながら瞳でヤスベーさん達を探すと凄まじい獣のような絶叫が聞こえた。
「ぎゃあああああ!!!!!くんじゃないよおおおお、この不定形!スライムは滅びろ!!」
ザイラさんの大槌が風を切る音がすると、何かが粉砕される硬質な音と共に大地を伝う振動が空気さえも震えさせた。
びりびりと伝わる振動に何時の間にか不快な感触が薄れている事に気付く。
「幻覚・・・そうか此処でも使えるのね」
自然に宿る精霊は大陸が違えど、術者に詠唱と言う儀礼に基づき力を与えるのだ。
思わず取り乱したことを恥じて深呼吸をすると、幻覚は海風に流され霧散する。
術に打ち勝ったその先には着物に灰の山、そして幾つもの地面の大きな窪み。
ザイラさんの暴走に魔族達にも動揺が見られたが、間近まで迫ると刃の広い包丁を短剣代わりに振り下ろしてきた。
それを上段で捉えては、腕に力を込めて右へ撥ね除けると、魔族は武器を失った絶望に染まった表情のまま私が振り下ろし命を絶たれて灰となり地面へと崩れ落ちる。
見渡す限りの入り江は散々な状態に成り果てていたが、漁師の皆さんは命を懸けて守り通した船の無事を確かめると豪快な笑い声をあげた。
「いやはや、船を如何にか守りきれたぜ。ねーちゃん達、ありがとうな!」
筋肉質の髭を生やした漁師の男性は上機嫌と言った様子で歯を出して二カッと笑う。
「いえいえ、御無事で何よりです」
「へへっ、鬼どもはくたばったし、化け物も居なくなったとなれば酒だな!」
漁師の皆さんはそれぞれの船の上で顔合わせては晩酌について語らい。
「ぎゃああ!くんなと叫んでた凄いねーちゃんは大丈夫か?」
「・・・あ?」
そして醜態を晒したザイラさんを揶揄い、背筋も凍る体験を再び味わう。
縮こまるお調子者を余所に、髭の漁師が船の中から何かを拾い上げた。
「礼だ受け取んな」
「わっ・・・」
船上から何を投げたのか解らないまま受け取ると、腕の中にはまるまると太った斑模様の魚が一尾。
「火の神様のとこの祭りの余りの鱈だ。取り過ぎたから分けてやる。鍋にでもして堪能してくれよ」
「ありがとうございます!」
此れは如何した物か。
運が良く魚を貰えたが、これを傷めずに運ぶ手段が思いつかない。
内心、如何するか迷っているとシルヴェーヌさんが老夫婦とカイマルを連れて此方に歩いてきた。
「孫を御救い頂きありがとうございました。孫は・・・海丸の事は儂らと息子で立派な海の男に育ていくつもりですじゃ」
カイマルの祖父は孫の頭を愛おし気に撫でると、少し寂しそうな顔で私達に向かってほほ笑む。
しかしそれは間が悪く、喜び賑わう港を騒然とさせた。
「お、親父、そりゃあ聞きづてならねぇ。説明してくれよ」
如何やら先程、タラを分けてくれた男性がカイマルの父親だったらしく、慌てて船を陸に寄せて係留する。すると何処からか口笛が響いた。
港に波が幾重にも重なりながら押し寄せ、小さな漁村の入り江に大きな影が浮かび上がる。
「たった此れだけの奴等を殺したくらいで何だ。この程度で勝利を確信するとは、やはり糧になるだけの存在だな。何時まで遊んでいるケートスども、特別にこいつらをくれてやるからさっさと喰え」
魔族は仲間を失い、自身も屋根の上と限られた場所に断っているにも限らず尊大に振舞う。
よくもこの状況で私達を食料扱いする物だと思う。
「はっ、住処が欲しければ、とっとと異界へ帰れ」
ヒューゴーは魔族と同じ屋根に乗り移ると、短刀を片手に距離を詰めていく。
此処で漸く自身が追い詰められていると自覚したのか魔族は焦った表情を見せると、頼りにしていたらしい呼び出した魔物を見て愕然としていた。
垂れた長い耳、猪のような頭と鱗に覆われ胴体に鰭の様な一対の平らな前足、水中から飛び出す尾は魚類のように二股に分かれている。ただし、たったの一頭。
狭い入り江に呼び出され、食事を許されたにも拘らずに私達の様子を窺いながら水中を漂っていた。
「チッ、不細工ども!一匹しか寄越さないとは何だ、このセベ様が命じているんだぞ!未だに人型ではないくせに無視をするとは何だ!」
ついに虚勢である事を隠せずに額に汗を滲ませながら、思い通りにいかない助っ人に罵詈雑言を浴びせ掛けては腰に挿していた短刀を抜いて投げ付けた。
投げた短刀はケートスの胴体へと突き刺さり、痛みと怒りからか大きな鳴き声を上げる。
ケートスは体を水面から出して頬を膨らませると、屋根の上のセベの頭を水の槍で貫いた。
セベの体は風化するように崩れ去る。
奪われた着物だけがゆらゆらと地面に落ちるとケートスはそのまま海中へ沈みこみ、以後は浮上してくる事は無かった。
本日も当作品を最後まで読んで頂き誠に有難うございます。
今週は此方の都合でご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございません。
それでも見捨てずに頂ければ幸いです。
漁村を護り、魚も運が良く手に入ったので次回は漸く鎮火際です。
それでは次回までゆっくりとお待ちください。
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次回こそ無事に更新できれば、10月13日20時に更新いたします。




