第17話 惑わしの罠ー邪なる神の監獄編
枝葉が生い茂る薄暗い森の中、私達の前に奇跡か偶然なのか見覚えのある小柄な影が姿を現す。
耳の少し上まで刈り上げ、後頭部で結んだ兎の尻尾の様な髪は乱れ、頭を殴られたのか蟀谷から血が滴っていた。
待っても一緒に言った筈のヤスベーさんの姿はない、見る限りヒューゴーは致命傷は居っていない様だが足を引き摺っているのもあり、命からがら逃げてきた様子が窺える。
皆が動揺する中、人混みを掻き分けてシルヴェーヌさんが慌てた様子で駆け寄ってくるのが見えた。
コウギョクは振り返り、露骨に嫌な顔をするとゆっくりと私の後ろに身を隠す。
「お待たせしましタ!事情訊きたい、でも今は治療優先するデス。薬、沢山ある大丈夫、治療なら任せテ!」
シルヴェーヌさんは帯革に下げた腰鞄に片手を突っ込み、鷲摑みすると指の間に見た事が無い色の回復キューブを挟みポーズをとる。
満身創痍なヒューゴーの目前にそれを突き付け、「どれにしますカ?」と笑顔で押し付けた。
ヒューゴーは困惑しつつ立ち止まると、肩で息をしながら何処か安心したかの様に微笑んだ。
「どれでも良い・・・伝える事があるんだ早くしろ」
「わっかりマシタ!薬、色々あるヨ!どれにすル?どれも自信作ですネ!」
ヒューゴーが手を差し出すと、シルヴェーヌさんはそわそわと嬉しそうに薬を眺めては目を輝かせる。
それを見てヒューゴーは顔を顰めると、ゆったりと薬選びをするシルヴェーヌさんに怒鳴りつけた。
「ワクワクするな・・・何でも良いから、効き目が良い奴をさっさと寄越せっ!」
「それなら、コレですネ!」
いきなり怒鳴られ、驚き目を丸くするシルヴェーヌさんだったが大して気にしていない様子、苛立ちながら脛を蹴ろうとするヒューゴーの足を躱し接近すると、彼の鼻を摘まみ上げ、くすんだ黄緑色の薬が封じられたキューブを口に放り込んだ。
ヒューゴーの顔色は良く成るどころか悪くなり、口元を抑えながらしゃがみ込むと口を抑え込んだ。
「ヒッ・・・」
体中に出来た傷は薬と同じ色の煙を上げながら塞がっていく、見た目とは裏腹に効果覿面覿面らしい。味は口にせずとも察するに余りあるけど。
「うっ!くせぇし、渋いし舌が痺れふっ!!」
ついにヒューゴーは倒れては地面を転がり、白目をむいて動かなくなった。
「あーあー、ご愁傷様だね」
ザイラさんは大槌を杖代わりに頬杖をついていたが体を起こすと見慣れているらしく、一瞥すると気に留めずに何処かへ去っていった。
暫くすると生き残った魔族を連れて戻って来た、話をさせて貰ったとの事だったが嘲りと恨みの兵としか吐かなかったと不満げな顔をする。
「しかたがない、続きの話しをしようじゃないか」
ザイラさんは話し合いと称しながら、拳を何度も鳴らしながら圧力をかけて敵兵の二人に詰め寄った。
痺れをきらし口を割る様に脅すが、それは不味いと慌ててヒューゴーが止めに入った。
「まっ、待てっ!本陣の場所なら、俺が知っているからっ!」
「そうかい、なら話しておくれよ」
必死に引き留めるヒューゴーを見てザイラさんは不服そうな表情を浮かべるが、僅かに黙考した後に溜飲を呑んだらしい。敵兵を縛り上げた縄を他の団員に託すと、仏頂面をしながら腕を組んだ。
そんな様子に私やガラクタ団の面々はホッと胸をなでおろす。
襲撃にあったとして、あれだけの傷を負いながらも命からがら歩いて辿り着けたのは幸運だが、ここで誰もが疑問に思っているだろう事を訊ねてみた。
「本題に入る前にちょっと良い?・・・ヤスベーさんは如何したの?」
「本陣発見後に奴らの魔狼に見つかってな、おまけに兵にまで追われて別れてそれっきりだ」
私の問い掛けにヒューゴーは顔を曇らせると、退却時の事を思い出したのか声が更に重くなる。
「魔狼か・・・」
確か、人を乗せて走る事もある巨大で強靭な黒い狼の魔物と村で教わった事がある。
そんな魔物が見張りとして闊歩する森の中で一人と考えると良い気分はしない、首を捻り考え込んでいるとザイラさんが噴出した。
「ぶはっ、ヤスベーなら一人でも心配ないさ!」
「そうで・・・ごほごほっ!」
励まそうとしてくれたのはありがたいが、あの大槌を手足の様に振るう剛腕で背中を叩かれると、さすがに鎧越しでも衝撃が凄まじい。
当の本人はと言うと、どこ行く風と言った様子で気に留めず、何食わぬ顔でヒューゴーに本題へと切り替えた。
「ところで、本陣の場所と様子は覚えているかい?」
「本陣はこの先の森の真ん中だ、兵の数はそこそこだった気がする・・・あー、後は領主らしき男と美人な女がいたぜ!それがよーもうなんつーの?こう・・・」
森と言えば前回の事も有り、また魔樹なのではと言う疑惑が拭えない。
ヒューゴーは少し離れた森を指し本陣の事を語りだした所で、本陣で見た光景を顔を緩めながら滾々と語りだし、喋る口が止まらない。
それにしても聞いてもいない事まで話したり、今日のヒューゴーはやけに饒舌だな。
楽しそうに語っている所で悪いけど現状を踏まえ、此処で切り上げて貰おう。
「見張りや兵士に追われて大変だったのに、よくそんな細かく覚えているわね」
私のこの一言にヒューゴーの緩んだ口元と頬が引きつる。
然し、ヒューゴーの事だから不満の一つ二つを口にするかと思いきや、すぐさま取り繕うような薄ら笑いを浮かべ弁解した。
「いやー、すまん!興が乗っちまってな。でっ、如何すんだ?ヤスベーとやらを探すのを優先するのか?」
結果は本陣への案内の確約、ヤスベーさんが消息不明だと言う事実、団の中も耳にする情報にざわつき始めるが、ザイラさんには迷いが無い。
「それならば、迷わず一択さ。本陣を叩くだね!」
ザイラさんの決断に不服を訴える者も居たが、竜人族らしい迫力のある睨みに一気に静まり返り、それは賛同へと変わる。
「いや、ヤスベーと合流してから、策を練って突撃した方が良いんじゃないか?」
ヒューゴーはその決断に対し、怯えるような表情を浮かべるも、慎重かつ冷静に行こうと提案。
然し、多くの人に持ち上げられ嬉しそうに鼻の穴を広げるザイラさんは屈みこむと、ヒューゴーを見下ろしながら揺るがない意思を表明した。
「悪いが、アタシらに二の足を踏む暇は無いんだよ!」
ザイラさんは体を起こすと、地鳴りが起きそうな歩調でガラクタ団を率いり、指し示された森へ向かって侵攻していく。
「やれやれ、聞く耳持たずか・・・」
その慌ただしい様子に、レックスが呆れて溜息をつく。
「こうなったら、ザイラさんの考え通りに先に進みましょ!」
ザイラさんはヤスベーさんへの全幅の信頼せて敵陣を突き進む。
私はヒューゴーが不機嫌そうにザイラさんの背中を睨みつつ後を追う姿に苦笑すると、だらだらと歩くレックスの背を押して急かした。
然し、その髪には怪しげな木の葉が絡みついており、おまけに鼾までかいている其れを私は無言で摘まみ上げた。
「コウギョク・・・そろそろ起きて貰える?」
「なっ、なんじゃ!?敵襲か?」
確か、コウギョクは私達の見張り役だった筈なのだけどな。
静かだと思っていたら、あの騒がしい中で堂々の居眠りを繰り広げていた図太いコウギョク。
そこで疲れたと、私におんぶを要求をしてきたので、そのまま手首を掴み引き摺っていく事にした。
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「ヒューゴー、ヤスベーさんと別れた場所は覚えている?」
森に入ってからは、流石に進軍速度は落ちて静かになったが、ザイラさんの歩みは止まらない。
警戒しつつ周囲に見渡すも、敵兵も魔狼の気配も無いようだ。
暢気であるが、ただ普通の木を見ると妙に安心してしまった。
「そんなハッキリ判るかよ・・・だいたいの見当は付くがそれもあれじゃ無理だろ?このまま本陣と衝突して玉砕しかねないな」
ヒューゴーは不満げにしつつも、遠慮なく突き進むガラクタ団を貶す。
「ならば、説得をすれば良いじゃないか」
「そうじゃぞ、はよ行け。見当違いの場所に出たらどうする気じゃ」
先導役をする様に促すレックスに、いつもの調子でコウギョクが便乗する。
何か言いたげにヒューゴーは二人を見たが、反論の余地が無かったのか拳を握り肩を落とし小走りをする。
「・・・嫌な予感しかしねぇ」
げんなりとした表情を浮かべながらヒューゴーは愚痴をこぼすも、何だかんだで仲間の為に動くその背中も次第に人混みに呑まれ見えなくなる。
相手には此方の存在はとっくに認知されている筈なのだが、警戒網も見張りの増員も見かけない。
幾らか歩を進めると、道の端に魔狼の死骸が転がっていた。
「何を蒼褪めておるのかの?ふむふむ・・・この見事な太刀筋。さすが藤十郎じゃな」
コウギョクは私とレックスの間から無残に真っ二つに斬られた魔狼を目にし、怯えながらも観察すると何処か誇らしげに鼻を鳴らす。
レックスはしゃがみ込むと、地面と魔狼の死骸をまじまじと眺め、ヤスベーさんを褒め称えるコウギョクを見た。
「・・・無事だと良いけどな」
淡々と紡がれる意味深なレックスの言葉、それを耳にしたコウギョクは当然、顔を真っ赤にして怒り出した。
「そ、そんな、縁起でもない事を言う出ない!」
信頼している人を貶され、コウギョクが怒る気持ちは解るが此処は敵陣、今の大声で此方の位置が知られれば、それこそ取り囲まれて袋の鼠になりかねない。
「はいはい、此処は抑えて」
コウギョクの頭を軽くぽんぽんと叩くと、気が逸れた様だが恨みがましそうな顔で睨まれる。
然し此処で抗議の言葉はコウギョクの口からは出てこなかった。
「すまん・・・」
「ヤスベーさんも何か考えがあって行動しているでしょうし、今は騒がずに本陣へ向かいましょ」
周りの人の信頼、以前の町での戦いぶりを見ても疑いの余地は無い。
レックスが何を元に不安視したのか訊きたい所だけど。
ちらりとレックスへと視線を向けると舌打ちが聞こえ、強引に肩をザイラさんに掴まれてしまった。
「悪くないけど、何であんたが・・・まあ、此処での口論は蛇足だね」
ザイラさんは役割を奪われた事に憤慨しているのかと思いきや気分の切り替えは意外と早く、特に執着する事無く素早く周囲に支持を言い渡す。
私達は魔狼の死骸を横目にヒューゴーの説得でヤスベーさんと別れた場所を通る事をザイラさんが容認した為、進路をずらして森を歩く事になった。
鬱蒼とした木々の合間に出来た道は思いの外なだらかで、樹の根の一本も伸びておらず歩きやすい。
ただ不自然だ、道の整備もそうだが小動物や魔物の気配はすれど、此方を窺うのみで襲い掛かるものが居ないのだ。
まるで何かに怯えているかのように。
「む・・・やはり獣臭いのぉ」
コウギョクは鼻をひくつかせると、扇子で口元を隠し眉根を寄せた。
生暖かい風が吹き、草が揺れると薄暗い木々の合間に一対の光が瞬いては消える。
もしや、此処まで何事も無く来れたのも、この正体不明の魔物を恐れていたのだろうか?
「何が居るの?」
先程からの森の様子、何時までも辿り着かない目的地、先程から案内をするヒューゴーもザイラさんに嫌味を言われ、歩きながら軽く口喧嘩をしている。
「妾に訊かれても答えられぬ事もある。ただ・・・あの魔狼の死骸を発見して以降、周囲に気配がまとわりついているなとだけは思ってはいたのじゃが」
不甲斐なさそうに俯くと、コウギョクの声は徐々に萎んでいく。
もしもコウギョクが言った事が正しければ唯の魔物の行動とはではない、確実に何者かの意図をもって行動していると思われる。
これは私達の動向を窺い、追跡をしているのだろうか?
思いに耽ていると黒く大きな影が進行先へ躍り出る、驚き恐れ戦く声と共にガラクタ団の歩みは止まり、一頭の魔狼が立ち塞がっていた。
驢馬ほどの大きさの体、黒い豊かな体毛に大きく裂けた赤い口と黄色い瞳が獲物を品定めするように光り、私達を見つめ彷徨っている。
襲い掛かるのではなく、ゆっくりと此方に近づくと魔狼は身を地に伏せ、その背にヒューゴーを乗せた。
「どういう事だヒューゴー!!」
ザイラさんは大槌を握りしめると、周囲が気圧されるような罵声を浴びせ掛ける。
それに怯えるのでは無く、魔狼の背の上から聞こえるのは聞いた事が無い奇妙な笑い声だった。
「うひゃひゃっ、そうかあのチビはヒューゴーと言うのか」
此方を見下ろすヒューゴの嘲笑る姿が霧のようにぼやけたかと思うと、緑色の肌に尖った耳の小鬼の姿へと変えた。
「・・・やはり、偽物か。あの魔狼を殺したのはお前の仲間だな?」
レックスは魔狼の背の上のヒューゴーが小鬼に変わろうと何の動揺も無い様子。
恐らくは魔狼の死骸を見ていた時、何か気付いた様子だろう。
思えば手負いの侵入者を早々に見逃す筈はない、我ながら勘が鈍っていた様な気がする。
ヒューゴーの安否も気になるけど何にしても、優先すべきは目の前の敵よね。
「あぁ、そうだ。怪我人のふりをして侵入し導き、あの場所で仲間達にお前達の姿をお披露目ってわけさ」
小鬼は両手を広げ私達を嘲笑う、森の木々は騒めき、次々と魔狼に跨った小鬼たちが現れ周囲を囲むように陣形を取り出す。
然し、そこで大人しく黙っていないのがザイラさんだ。
「ほお・・・それでお前はアタシ達を騙して始末できると思っているのかい?」
努めて平静を装っているようだが、手足が何処か落ち着きが無く、その瞳には怪しい輝きが宿りだしている。
敵の口振りからして、仲間も何処かに潜んでいる事だろう、そして其の行く先はザイラさんの様子からして乱闘で間違いないだろう。
「・・・皆、武器を構えて」
今度は堂々と、草木を掻き分けて魔狼に跨った小鬼達が現れ、私達を囲み陣形を取る。
仲間が加わり、余裕が出来たのかガラクタ団を眺め嘲笑した。
「ぶほっ、何を言ってる?強がりは止めておけよ・・・なっ」
直後、空気が唸り大槌が反動をつけて魔狼の脳天に振り下ろされる。
目の前で起きた事に驚きを隠せずに放心する小鬼を乗せたまま、一頭の魔狼は鳴き声さえ上げられず地面に横たわった。
ただ武器を構え続け放心する小鬼をザイラさんは嘲笑し、何方が悪なのか疑問に思う程の悪い笑顔を浮かべる。
「かかってきなよ!それともお仲間を潰されちまって、腰でも抜けちまったのかい?」
ザイラさんによる鮮烈な挑発、魔狼を殺された当人だけでは無くその仲間達さえ煽り、魔物の唸り声も加わり一気に戦場となった。
挑発をした本人が嬉々として暴れるのをコウギョクは呆れて物も言えず、扇子を広げ呆れかえった声をあげる。
「まっことに・・・アヤツはしょうもないのう」
それでも一度落ちた戦いの火蓋は決して戻らない、一斉に武器が抜かれる金属音が響いていく。
「ザイラさんに続くよ!」
小鬼達は六体の魔狼を繰り、木々や下草を活かしながら交互に私達を狙い襲い掛かる。
相手はたかが道具と侮っていたらしい、上からも命じられたのも恐らく誘導役、それを反古にして己等で外敵を討ち取ったと功績にしようと俄欲に走った事が仇となった。
魔狼の上から狙いを定めて弦をひく、小鬼が手にしていた弓は切られ、番えた矢が鏃の重さで手から滑り落ち、その視線は自身へ向き困惑から恐怖に顔色が変わる。
血は出ていないものの肩が裂けており、恐々と振り向く視線の先には両腕が鎌の形をした見た事も無い存在が自分を見てほくそ笑んでいるのだ。
「なっ、何なんだ弓だけじゃねぇ。お・・・俺の腕が、うでがあああ!!」
カマイタチは相手に気付かれずに接近し、その鎌で切り裂き、敢えて止血剤を塗りこむ、気付き恐怖した相手の反応を見る為だとコウギョクから教えてくれた。
三人の小鬼が取り乱した所を一斉に私達で叩く。
ザイラさんは主を失っても尚、暴走し襲い掛かる魔狼の頭を大槌で殴り飛ばすと高々と声をあげた。
「残り三体だ、腐った根性を叩き直して今度こそ本陣の場所をゲロして貰おうじゃないか」
ガラクタ団の面々の瞳が残りの小鬼達を狙い目を獣ごとく狙いを定める。
「ひっ・・・だ、誰が話すかよ!お前らは大人しく道具として使われていろよおお!!」
自暴自棄になりながらも上から目線を崩さず、勇猛果敢にガラクタ団へと挑む小鬼と魔狼だったが敢え無く物量に呑まれて撃沈。
ザイラさんは小鬼を縛り上げ共に魔狼に跨り、私達の前で勝鬨を上げる。
捕らえた小鬼に森を案内され進んだ道中、出くわし立ち塞がる兵士はどの魔族も戦場で前衛をはっていた人々と同じグレードの装備だった。
こうして露払いを終えて辿り着いた先、櫓から注がれる見張りの視線を中止しながら進むと、交差された木の杭の先に結晶灯に照らされた男女が映し出される。
二人が何者であるかは推測しかでぎず、会話の内容は不明だが、男性は隣の女性を見下し嘲笑ている様だ。
そして向かい合い、俯いたまま沈黙する女性の後ろ手に組んだ手には、結晶灯に照らされた一振りのナイフが青白く光っていた。
本日も当作品を最後まで読んで頂き誠にありがとうございます。
ついに第二の勢力との対面、不穏な空気が漂っていますが、此処にてまた次回。
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