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第5刃
あの殺し合いの後、牢に閉じ込められた。
危険だからと言う理由だそうだ。解せぬ。
「もう寝よう。明日になれば状況も、変わるだろ。」
こうして異世界1日目が終わった。
目が覚めると少し違和感があった。
それは、体がもとに戻っていたのだ‼
窓があったのでまどから外を見ていると
あることにきずいた。
月が、月が全く動いていないのだ。
これには言葉を失った。
まるで世界が1日で変わったかのように。
「お久しぶりです。」
ふっと後ろを振り向くとそこには、歳があまり変わらない女の子がいた。
「あのぅすいませんがどちら様でしょうか?」
「え?あぁこの姿では初めてでしたね。
私は、ニコですよ、助けてもらった」
「あ、えぇぇ。マジで?」「マジです」
(かわいい、本当になにこの子なんて可愛いんだ」
「ふぇ!可愛いなんてそんな」
あ、癖が。まぁいいか。