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最終刃
「過去視の館?もしかして文字通り過去を見るてことでいいの?」
「えぇその認識であっています」
「でもなんで過去を見る必要があるんだ?」
「…私にとって貴方は恩人であり、私が惚れてしまった人なのです。だから貴方の過去を知って一緒に生きたいのです!」
「……まるでプロポーズじゃん。俺でいいのか?」
「貴方じゃないと嫌なのです。」
「そうか、なら行こうか」
「はい!」
過去視の館
「いらっしゃい。どいつの過去を見せて欲しい?
あぁその子か。いいよ。その子ならお代はいいよ。その子転生者だからね。
…
…
お前さん、ようやく見終わったよ。
その子と幸せになるんだよ?」
「えぇ勿論です。惚れてくれた人ですから。」
……数年後
あの二人は幸せに暮らしましたとさ
side神様
「ここまで見てくれてありがとう。
事故死した彼の話はここでおしまい。
え?短すぎだって?そりゃそーだ、こんだけしか
僕は見てないからね。
まぁ、楽しめたならまた来てよ。
色んな話を用意しとくからさ。
では、またいつか」