フランドールといっしょ
この短編小説は
作者の妄想99%
その他1%
でできております
俺は今何でこうなっているのだろう。どういう状況かというと
「お兄ちゃん!フランといっしょに寝よ〜」
…えーと幻想郷に来たばかりの俺はここでいろいろな人に会いました。そのなかで何人かには「吸血鬼の妹に気をつけろ」と言われました。俺の中でその言葉は彼女の能力「ありとあらゆるものを破壊する程度の能力」を持っている故にかと思ってあたのですが………………
「何してるの?早くお布団にいこうよ〜」
えーと、ホントにそんな恐ろしい能力を持っている子なのだろうか?むしろ「かわいすぎる程度」の間違いなのではないのだろうか。頭の中が大変なことになっております。 そんなことを思っているとフランはあくびをしながら俺によってきて
「フランもう寝たいよぅ」
「でも、フランドールちゃん。まだ、昼だよ」
「ぶー、お兄ちゃん!名前」
「エ?」
「フランドールじゃなくて「フラン」って呼んで!」
なんか意外なところで怒られたな。まーいいや
「フランちゃん、改めて言うけどまだお昼だよ」
「あれ?お姉さまから聞いていないんだね」
「何を?」
「吸血鬼は動物で言うところ「夜行性」にあたるからお昼にねるんよ」
「でも、フランちゃん俺は夜行性じゃないし」
「あれ?でも、お姉さまが「アイツは何時でも寝れるから大丈夫」っていってたよ」
レミリア勘違いしている。俺の能力はそんなんじゃありませんぞ。
「どうしたの?」
「あ…いや、何でもない」
まっ、少しだけ一緒にいて、フランが寝たら俺のやること終わりかな?
「よし!フランちゃん寝よっか」
「うん!」
そう言うと、半強引にフランの部屋へ連れていかれた。
「フランはこれからお着替えするからお兄ちゃんはベットで待ってて!」
「あ…わかった」
何だか言われるがままだな。布団は干したばかりなのだろうがとてもふんわりしている。こんなことを思っていると
「お着替えを覗いたりしたらダメなんだからね!」
「心配するな。ここ(ベットで)座ってまってるよ」
「あっ!でも、フランのお布団で先に寝るのはいいよ」
「着替えが終わるまでまつよ」
「それじゃ、あと少し待ってて」
待つこと数分後
「お待たせ〜」
フランはとてもかわいいパジャマで登場した。そしてそこから一気に飛んで来てベットに座っていた俺ごとベットに寝転がる
「えへへ〜」
「も〜!いきなり飛びかからないでよ。びっくりするじゃないか!」
飛んできたフランはそのまま俺にしっかり抱きついている。
「わぁ〜!お兄ちゃん暖かいな〜」
「フランちゃんもけっこう暖かいよ」
俺がそう言うとフランは頭を横にふった。
「フランは冷たいよ…」
「フラン…ちゃん?」
フランは急に少しシリアスになりながら俺に言った。
「フランわね、昔、長い間地下にいたの」
前に誰かから聞いたことのある話だった。レミリア・スカーレットの妹フランドール・スカーレットは495年間という長い間地下にいたらしい。詳しくは知らないがその時のフランちゃんは狂気に染まっていて危なかったと言われている。
「フランの心はお兄ちゃんの心よりももっと冷たいんだよ…
お兄ちゃんみたいにポカポカはしてないの………………」
悲しい目をしながら今にも涙を流しそうな目て言った。
しかし、今のフランちゃんを知ってるから俺は、自信をもって告げる。
「そんなことないよ!」
「お兄ちゃん!?」
大きな声で言った。急に声を出したためかフランちゃんは驚いた声を出す。
「そんなこと絶対ないよ!!!」
「お兄ちゃん…」
「仮にそうだったとしても俺は絶対フランちゃんの心はとっても暖かいと思う……いや、暖かいいんだ!!」
そう言うと、フランは目から少しずつ涙をだしていた。
「アリガトネ…お兄ちゃん」
「フランちゃん泣いてるの?」
「ん−ん。お兄ちゃんが暖かいから…暖かすぎるから…目から汗が出ちゃったんだよ」
「そうか…」
「あったかいお兄ちゃんといるからフランは眠くなっちゃった。だからフランはもう寝るね」
「じゃー、俺も寝ると寝るとしよう」
「お兄ちゃん……」
「ん?」
「今日はありがとね。そしておやすみな……」
そこまでいって寝てしまったみたいだ。その言葉に俺も恒例の言葉を返す。
「おやすみなさい…フランちゃん」
昼過ぎ 二人だけの夜
えんど
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