転生の話
神は残酷で無慈悲である。
そこは黒い空間であり、辺りには無数の光が浮いており若干辺りが見える程度である。
「暇だね~どうしたら面白い事が起きるかね~」
全身黒い何かで構成されている人型の生物か分からないのが喋る。
黒い何かの周りには無数に赤い球体が宙に浮いている。
赤い球体に手のような物を伸ばし掴む、掴むと口のような物が出来食べる。
口に入れるとそのまま飲み込む。
「いや~美味いね。やはり死者の魂は美味しい」
死者の魂をその後も次々と口に入れ食べる。最後に一つに手を伸ばそうとすると伸ばした手がピタリと止まる。
「へぇ~この魂面白いじゃん」
何かに気付いたらしく手が止まる。食べようとした魂の色は黒。魂はその魂の持ち主の死者が生前起こした罪の重さで色が変わる。
何も罪を起こして無い魂が赤。
盗みなどの罪を起こした者の魂が緑。
殺人それも大量殺人した者の魂が紫。
テロに惨殺や快楽殺人者の魂が黒。
つまり今食べようとしたのは黒色の魂であり、最低最悪の魂である。
ニヤリと笑い何か思い付いたらしく魂に手をかざし何かブツブツと唱えている。
唱え終わると黒い魂が人型になる。
「君の名前はそうだな……ティキでいいか。
そして君には闇の力をあげよう。そして君は異世界に転生させてあげるよ」
人型の黒い魂はまるで溶けるかのように消える。




