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ヘンゼルと迷いみこ  作者: 絢無晴蘿
そして、グレーテルを
49/51

ジャックと風術師 そして、



「なぜっ、オレがっ、女装をっ、しなければならないっ!!」


ジャック君はなぜか涙目になりながら怒りました。

まあ、どうしたのかしら?

私達が来る前にいじめられていたのかした?

いや、きっとカルシウムが足りてないのね。

「煮干し、だべます?」

「食べねーよっ!」

美味しいのに。

あとカルシウムと言ったら……。

「牛乳飲むと、背が伸びるらしいですよ?」

「よけいなお世話だっ! 関係ないし!」

「ひ、ひどいわジャック君。私が可哀想な身長の為に一生懸命考えた事を、一途両断するなんてっ!」

「今考えただろ、絶対、それ!」

「はい」

「あの……一体全体、これはどういう事で?」

後ろには、レウス君とあのウィルト君が居ました。





///






深夜。

独り、ジャックはそこで待つ。

行くべき場所に行けなかった迷い人を。

そして――

「おい」

「……なんだよ」

現れたのは、待ち人ではなくレウス。

それに、ジャックは不機嫌に応じた。

「なんで、探そうとしないんだ」

「……」

あいつから聞いたのか。

そう、考えながらも答えない。

「この場所で何時まで待つつもりなんだよ」

「……居候には関係ないだろ」

「あぁ、そうだな」

さっさとレウスは去ろうとする。そして。

「ただ、後悔だけはするなよ」

そう、言い残した。


「いまさら、何を後悔するって言うんだ」


いまさら。

本当にいまさら。


「お前は、どこにいるんだ……グレーテル」














それは、誰も知らない。

……いや、一部の者達を除いて、誰も。









……ようやく、続きが書けました。

なんというか、ラストは見えているのになかなか書けませんでした。すみません。

もう少し……あと数話で完結予定です。

今後も不定期投稿となります。

ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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