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ヘンゼルと迷いみこ  作者: 絢無晴蘿
迷い巫女は何処に?
37/51

ジャックとキャンディー そのに

なぜか挿絵ありです。

背景が白いのは、気にしない方向でお願いします。


第二十六話

ジャックとキャンディー そのに



「ジャック君……」

崩れていく教主塔に、なぜかジャック君が居ました。

「なんで、こんなところに」

「なんでじゃない。……お前はっ」

「そう言えば、言ってませんでしたね。私は、記憶を思い出しました。元いた場所に戻ることができました。今までありがとうございました。では。行きましょう、レウス」

「いいのですか?」

「行きましょう」

彼と、話したくない。

早く、ここから消えて欲しい。

「待てよ!」

「なんですか」

「逃げるぞ」

「どこに」

「ここじゃないところに」


……。

どう、して?

どうして、ジャック君が、そんな事を言うの?


「私は、ここで一生を過ごすのです。……貴方は、ジャック・オ・ランタンで、あの屋敷で迷い逝けなかった霊達を迎えるのでしょう? なぜ、ですか」

「オレだって知らない! なんでこんな事になったのか、オレだってわかんねえよ! とにかく、ここから逃げるぞ!!」

そして、レウスが前に立ちふさがりました。



挿絵(By みてみん)





「キャンディー様に、近づくな」

「……誰だ」

「侵入者に名乗る名などない。キャンディー様、お下がりください」

「……」

その声に従って後ろに下がると、またどこかで爆発が起こった。

「おい、こんな所で争ってる場合か! ここもすぐに崩れるぞ」

ジャック君の言うとおり、だと思う。

でも、レウスは無言で剣を構え、術を発動しようとする。

たしか、レウスはかなり優秀な剣士であり、術師だと聞いたことがある。

「ちょ、まて! 話を聞け!!」

「聞く必要など、ない!!」

術による効果か、風を纏った剣をレウスは振るう。

それを、ジャックは後ろに下がって逃げのび、白銀の鎌を其の手に出現させた。

「くそっ。どうしてオレのまわりには人の話を聞かない奴が多いんだよ!!」

一揆に距離を詰めたレウスの一撃を鎌の柄で受け止めると、はねかえす。

そして、その鎌を横に振るった。

それに反応したレウスは、すぐに距離をとる。

「子どものくせに……」

「うっせえ! お前より長生きだ!!」

鎌を振り回すジャックに、レウスは容易に近づけない。

巨大な鎌と剣のリーチの差が、レウスを劣勢に立たせていた。

しかし、

「くそ……」

また、爆発が起こった。

それも、すぐ近くで。

「……っち」

地面が揺れる。


それと同時に――


「キャンディー!!」

「え……?」

突然、地面が消えた。

正確には、地面が崩れ落ちた。







画力が欲しいです。

レウスがアス●ルに見え……いや、気のせいです。

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