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ヘンゼルと迷いみこ  作者: 絢無晴蘿
迷い巫女は何処に?
28/51

ジャックと迷い巫女 いち

第十九話

ジャックと迷い巫子



「えっと、なんだって?」


―はい。もう一度繰り返しますね、ジャック。キャンディーさんが、誘拐されました―


「は?」




どういう事だよ?!

イトコお嬢からの報告を聞いたとたん、思わず叫びかけて自制した。

「細かい報告をっ」

―はい。先ほど、約十五分前、突如術師からの干渉を受け、館が現界。直後襲撃して来た術師により、キャンディーさんが誘拐されました―

「術師は判明しているのか?」

―いいえ――少々お待ち下さい。レガート・レントより、通信が入っています―

ジャックの前に画像が現れると、レントの顔が映し出された。

少し焦った様子で、彼は言葉を紡ぐ。

『キャンディーの素性がわかったぞ』

「?」

余りの切羽詰まった様子を見て、思わず眉をひそめる。

キャンディーが、かなりの要人だとでも言うのだろうか。

『彼女……ルクシードベルク巫国の人柱だ』

「え?」

『だから、あの、人柱帝国って通り名で有名な、ルクシードベルク……って、お前は知らんよな。有名って言っても裏道でだし。とにかく、その国の国家機密よりも重要人物なんだよ!!』

「いや、ルクシードは知っている。が、あのほやほや馬鹿が?」

『ほやほやでもぼけぼけでも、重要人物! で、今彼女は?』

「……」

―レガート・レント。今、キャンディーさんは誘拐されました―

『なん、だと?』

大変なことになった気がする。

現在世界に不干渉であるはずのジャック・オ・ランタンが、なんでそんな奴を。

そんな事を考えていると、ぽんと後ろから叩かれた。

「せん、ぱい……」

嫌な予感しかない。

「最後まで、きちんと面倒を見るんだよ」

「ははっ、はい……」

『……がんばれ』

―がんばってください―

「……」

おい。

いささか、他人事すぎないか。






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