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【一章完結】聖剣一族  作者: 横山
第一章

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聖剣一族

「ただいま」


 一族の元へ帰り着き、一言。


「おかえり、ルイン。あんなに怒ってたのにもういいの?」


 おばに尋ねられて頷いた。


「なんか、可哀想になっちゃって」


 途端、横から大きな体に抱きつかれる。


「るいーん!お前は、ほんとに、いい子だなぁ!!」


 彼の怒りが行き場をなくす原因を作り上げた兄が、頭をぐしゃぐしゃと撫で回す。


「ルイン!キィが来てるから、行こう!」


 アルルが手を引いて、兄にくっつかれたまま歩き出す。

 隣国の軍によって半壊した一族の住処の再建、この国と隣国が滅ぶことによって再び行われる国との交渉。やることは山積みだ。


「でも、ま、なんとかなるか」


 ここにも長く居住していた。いいきっかけだ、どこか別の場所へと引っ越すのもいいだろう。

 そんなことを考えながら、キィ、初代の身体を持つ最高神の元へと向かった。






「おかえり、当代」


 キィ兄ちゃんが手を振ると同時にテーブルの上に置かれているヒィロ兄ちゃんもチカチカと瞬いた。


「ヒィロもおかえりだって~」


「ただいま」


 この後、告げなければいけないことがあるのがしんどい。


「この間は古い本、ありがとう。半分まで読んだけど、楽しかった。でも……」


「あ、お家、半分くらい燃やされちゃったもんねぇ」


「うん、多分本も……」


 僕が言い淀むと、ヒィロ兄ちゃんが怒ったようにピッカピカと輝いた。


「あぁ、ハイハイ、わかってるよ、ヒィロ。ごめんねルイン、気を使わせちゃって。あれだ、刻の神でも呼んでお家全部元通りにしてもらおうか?」


 キィ兄ちゃんの申し出に、僕は首を横に振る。


「その必要はないよ。人がやったことは人がお片づけするべきだからね。僕たちの役割を取っちゃだめ」


「ふふ、そうだね。ごめんね、余計なこと言って」


 嬉しそうにキィ兄ちゃんは笑った。


「それにさ、そろそろお引越しもいいかもって考えてるんだ。どこかいいところないかな?」






おまけ

学力テスト解答(一部)


千年以上残ってる世界唯一の国は?


ルイン(ハギーヒル)


アルル(ハギーヒル)


シュローン(ハギーヒル)


*一族がハギーヒル周辺には住まないと決めている為(ハギーヒルには親戚が住んでいる)




隣国で一番の麦の生産地は?


ルイン(フォレーナ公爵領)◎


アルル(ーーーー)×


シュローン(リストア平地)△





エリーナの日記はどこにある?


ルイン(ーーーー)×


アルル(枕カバーの中)◎


シュローン(瓦礫の下)………◎


*隣国に拠点を壊され占拠された後。確認のために呼ばれたエリーナは悩んでから正答だとため息を吐いた。





セルミィ(ルインの姉、シュローンの妹)の好物は?


ルイン(野いちごのジャム挟んだクッキー)◎


アルル(ジャム挟んだクッキー)◎


シュローン(カップケーキに野いちごのジャム載せたやつ、ジャム(マーマレード等苦味のあるもの除く)を使ったクッキー、スパイスが控えめな干し肉、俺が作ったお菓子全部……(以下長々と続く))◎(怒りのせいか歪んだ正当マークが書かれている)





「兄さん!」


「どうした、ミィ?お顔が赤いぞ?熱でも出たのか?」


「出てない!なんでテストであんなこと書いたの!?正解かどうか確認してくれって見せられて、すっごく恥ずかしかったんだから!!」


「………?別に間違った事は書いてないだろ?」


「間違ってないから恥ずかしいの!!!」

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