爪の長い巨人
「気づけば俺は鍋の中にいる。俺によく似た奴らとともに。そこにさあっと二本の爪が降りてくる。俺はひいっと頭を抱えてうずくまる」
三年前、俺は彼女に悪夢を打ち明けた。爪の長い巨人に捕らえられる夢を。
それは悪夢ではあるがただの夢でしかない。
だが彼女にとっては現実のことで、誰にとっても夢ではなかった。
そのことを理解した時にはすべては終わっていた。
たこす様の「だーれだ企画」参加作品の連載版です。
一話目が参加作品、それ以降は新規かつ不定期連載となる予定です。
三年前、俺は彼女に悪夢を打ち明けた。爪の長い巨人に捕らえられる夢を。
それは悪夢ではあるがただの夢でしかない。
だが彼女にとっては現実のことで、誰にとっても夢ではなかった。
そのことを理解した時にはすべては終わっていた。
たこす様の「だーれだ企画」参加作品の連載版です。
一話目が参加作品、それ以降は新規かつ不定期連載となる予定です。
1. あの日、なぜそういう話題になったのか
2025/08/23 13:40
2. 夢の話をしたことを思い出したのは
2025/08/23 22:00
(改)
3. その空虚の理由を
2025/09/06 15:46