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かぜ

◆◆◆かぜ◆◆◆

「や く そ う げっと~♪」


雪原の薬草はとっても見つけやすいです。


雪の下に何かあるなー?って時は、だいたい薬草か石なんですけれど、石は丸くなっているのが多いので、とんがっているのが見えたらそれは

「やくそうなんです!」


私は切り取った薬草を高々と掲げました。


根こそぎ取ってしまうと次に生えてくるのが遅くなってしまう・・・というほどの差はないらしいのですけれど、泥だらけですしちょっと苦かったので必要ないんです。


「そんなに集めてどうする?食べるのか?」


むしゃむしゃむしゃ。


「同じ味の薬草ばかりだと飽きてしまいますね。他の・・・毒消し草とかはないんですか?」


「毒消し草も下痺草も毒草だ。適量を使って薬にしているという話くらい聞いたことないのか?」


「ないですよ?適量なら食べても大丈夫ってことですか?」


「大丈夫だが、味は薬だぞ?」


「ですよね。調味料もってくればよかったなー。」


そんなにたくさんいらないからアイテムポーチに入ったと思うんです。


次は絶対に忘れません!


「あ、そういえば。水を飲むときはあんなに気にしていたのに、薬草はそのまま食べても大丈夫なものなのでしょうか?」


「食べれば回復するではないか。それに、病原体や雑菌などの微生物にとっては薬草が猛毒だ。といっても、どうやら回復効果自体はある様子なのだが、治り過ぎておかしくなりそのまま自壊してしまうようだ。」


「小さいから効きすぎてしまうんですね。でも、どうやってそんなの調べたんですか?」


「我にはできなかったが、闇属性魔法で拡大してくれたやつがいてな。薬草の観察をしていた頃だったから気を利かせてくれたのだろう。」


「へぇ、そんなことがあったんですね。へくちっ!」


「む、それが主に寒い時に発症する咳、発熱、倦怠感など様々な症状を伴う風邪というやつか?」


「うー、やっぱり、寝ている間とかにひいちゃったみたいです。」


「どれ、任せるがいい。いい考えがある。」


むしゃむしゃむしゃ。


「へくちっ!」


やっぱり薬草ではだめそうですね。


「ヒートプロテクション!ファイアガード!ファイアエンチャント!フレイムオーラ!オーバーヒート!」


「どういう、魔法なんですか?」


全然あったかくなりません。


名前的には火魔法みたいですけれど・・・。


「仕上げだ。ファイアウォール!!」


「うわぁっ!!なにするんですかー!!」


私の足元から火が立ち上り、私は炎の中に取り込まれてしまいました。


わーわーわー!!ど、どう?


「あれ?熱くないです?」


「そのための魔法を先にかけておいたからな。どうだ?あったかいだろう?」


「ちょっとよくわかりません・・・。」


おもいっきり火の中にいるのですが、ちょっとあったかい?ような感じです。


「風邪は体温を上げれば治せるらしい。どうだ?治ったか?」


「さっきよりは楽になったような気はしますが、さすがにこれは上げ過ぎだと思います。」


燃えたらどうするんですか。


「あ!装備やアイテムポーチは無事・・・みたいですね。よかったー。」


「どうやら元気になったようだな。さて、そろそろ次の階を目指すとしよう。」


「むー!防寒対策をしに帰りますー!」


「どうせ寒いのはこの階だけだろう。そもそも、3階は別に寒くなかっただろう?5階は逆に熱いかもしれぬ。そうすれば邪魔になるだけだ。場合によっては捨てることになるかもしれぬし、先を見てからでも遅くはあるまい?」


「結局ずるずるとそのままになる気がします・・。」





昨日は眠くて、ちょっと書いただけで寝落ちしてしまいました。


Banishおもしろい・・・。

適当に何か建てたり無駄に農地や牧場を増やして増やして増やして増やしまくっているのを眺めているだけなのになかなかやめられないせいでちょっと寝不足です。

ふははははは!これだけ食料を備蓄しておけば移民が来ても怖くない!

っていうか、倉庫に入りきらなくて捨てられてる・・・・。


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