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採掘場3にリベンジです

◆◆◆採掘場3にリベンジです◆◆◆

私はもう一度依頼を受けて、採掘場3へリベンジに来ていました。


今回は手のひらサイズの袋や鉱石を入れる大きめのズタ袋3枚に銀貨1枚もする鋼鉄製のつるはしを買ってきたので準備万端です!


何故リベンジに来たのかと言えば、他のおしごとの方が難しそうだったのと、前回いたスライム部屋は私がもう倒したからです。


それに、またスライムがたくさん出てきても、慌てずに距離を取りながらダークガーデンを使えば大丈夫です。


あの時は、ブラックショットがいけなかっただけなのです。


そんな事を考えていたら、最初の十字路に到着しました。


「真っすぐには何もなさそう。左はこの前行ったから、今日は右にしようかな。」


時間が経てばダンジョン内の魔物や宝箱とかは復活するらしいのですが、もう復活したかわからないので別の道を進んだ方がお得です!


てくてく、てくてく。


「むむ!前方に宝箱発見しました♪」


曲がり角の少し手前あたりにぽつんと宝箱が置いてあります。


「よくよく考えたら、宝箱を調べる時にスケルトンさんを追加で呼んだ方が安全ですね。スケルトンさん、宝箱の近くに出てください。罠とか無いか探してね。」


このダンジョンで宝箱を見るのは3回目だけど、これまで罠がしかけられていたことはありません。


プシューって音がして、毒ガスみたいなのが出てきました。


毒ガスなんて、スケルトンさんには効きません。さすがスケルトンさんです!


「他にはなさそうなので、宝箱開けますね。あ、鉱石です。」


前回より量は少ないみたいですが、鉱石が入っていました。


「どうしよう、来たばっかりなのにこんなに持ったら探索が大変になってしまいます。」


スケルトンさんに荷物持ちになってもらうしかないですよね。


でも、戦力が…。


「うーん、今回は経験値は辞めておいて、いっぱい稼いでDランク魔物を目指そうかな?」


強いアンデッドを手に入れてからの方がたぶんいいですよね?


宝箱に入っていた鉱石はズタ袋1つと1/3くらいだったので、私はスケルトンさんをもう1体増やして、鉱石を入れたズタ袋を持ってもらいました。これで、戦えるスケルトンさん5体を維持できます!


経験値はもらえませんけどね。


角を曲がるとすぐにスライムが出てきました。


鉱石を持っているスケルトンさん以外はいったん送還して、ダークガーデン一発です!


でも、やっぱり経験値が目減りするのは残念ですね。


てくてく、てくてく。


「あ、たぶん右の壁のあの辺りを掘ったらお宝があります。でも、ちょっと先にスライムが見えますね。」


先に倒してしまいましょう。スケルトンさんの数を調整して、ダークガーデン!


・・・ふぅ、ダークガーデン一発で倒せるのは楽でいいですね。


「よし、掘ります!」


ザク!ザ!

ザク!ザ!

ザク!ザ!


魔化したおかげで、農作業をしていた頃とは段違いに力を発揮できます。


さらに、指輪の攻+12と高価なつるはしのおかげで、前回よりもさらに掘りやすいです。


ここから出てきた指輪で私はさらにパワーアップするのです!


「あれ、宝石です。」


直径3cmくらいの青い宝石が出てきました。しかも加工してあります。


ダンジョンって不思議ですね。


きれいに拭いて、アイテムポーチに入れておきましょう。


てくてく、てくてく。


「分かれ道みたいですけど、右にも左にもお宝がありそうです。」


うーん、どっちにしようかな?


最初右だったから、右にしましょう。


しばらく歩くと、行き止まりに宝箱があるのが見えてきました。


本当に、宝箱はたくさん見つかるのですね。


「スケルトンさん、お願いします。」


私は、さっきと同様の手順で宝箱周辺の罠を探してもらいました。


今度はないみたいですね。


「開けますよー。それっ。あー・・・つるはしですね。」


私が持ってきたのは鋼鉄製のつるはしです。石製のつるはしにはあまり期待できません。


「いちおう、スケルトンさんに持っておいてもらおうかな。」


私は宝箱周辺の罠を調べてもらったスケルトンさんに石製のつるはしを持たせました。


売れば銅貨1枚くらいにはなりますよね?


戻ってもう一つの道へ行きましょう!


てくてく、てくてく。


「あ、ここは…。」


真ん中に宝箱が置いてあるし、前回たくさんのスライムに襲われた部屋のように見えます。


私はしゃがんだりして天井を覗こうとしますが、良く見えません。


「あ、いい方法を思いつきました♪」


相変わらず、ここには冒険者が来ていないようなので、先に天井に届くくらいのダークガーデンを発動します。


続けて、目の前にスケルトンさんをどんどん並べながら、ダークガーデンの発動を待つのです。


「あれ、ダークガーデンって、高いところにいる敵にも当たるのかな?」


もう発動してしまいました。当たらなかったら、大急ぎでもう一回発動しないと…。


周囲一帯から闇の光が沸き上がり、天井からボトボトとスライムが落ちてきました。


全部倒せているみたいで、こちらに向かってくるスライムはいません。


「うまくいきました。でも、2日しか経っていたいのにもう復活していたんですね‥。」


そして経験値はもらえませんでした。次はスケルトンさんを送還した方が良さそうです。


「気を取り直して、宝箱ですね!スケルトンさんお願いね。」


スケルトンさんが宝箱を調べようとすると巨大な針が床から飛び出しました。


「わわ、当たったら痛そう…。」


針は床に戻っていきましたが、近づいたらまた出てきそうです。


このままではせっかくの宝箱を開ける事が出来ません。


「そうだ、みなさん、あの罠を攻撃してください。」


槍とかハンマーとかを持ったスケルトンさんもいるので、きっと壊せるはずです。


「あ、待って!ズタ袋もってるスケルトンさんは私の近くで待機!」


袋が破れたら困りますからね。


スケルトンさんたちのおかげで、飛び出すトゲの罠を壊すことが出来ました。


このトゲ、一応誰かに持ってもらおうかな。適当に近くにいたスケルトンさんたちに持ってもらいました。


「ふふー、中身は何かな~?……鋼鉄製のつるはしですね。」


今日買って来たのとたぶん同じです。


「そこのスケルトンさん、これ、持っててね。」


予備…そう、予備のつるはしも重要なんです!



宝石はまぁまぁの値段で売れます。

用途としては装飾品です。

魔道具には魔化したものを使った方が効果があるので使いません。

奇麗なだけのただの石ですね。


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