表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

24/97

Lv1

◆◆◆Lv1◆◆◆

てくてく、てくてく。


見えやすくなったとはいえ、ちょっと歩きにくいです。


凸凹しているし、時々ツルツルしています。


転んで頭を打ちませんように・・・。


「あ。」


ちょっと離れた所の天井にスライムがいます。通路はまっすぐで見晴らしがよく、ものすごく目立ちます。


「そっか、床に置いてある魔灯の光だけを頼りにしていると上に気が付かないんですね。」


暗くても見えるようになっていて助かりました。


スケルトンさんはすぐに呼べるから一旦帰ってもらって、ここから魔法か何かで倒せば多めに経験値がもらえます。


でも、1体くらいは残ってもらった方が…。うーん、フウは守ってくれそうにないし…。


仕方ないので、ふつうのスケルトンさん1体に残ってもらいます。


さっそく他のスケルトンさんたちには帰ってもらって、ダークガーデン!


ダークガーデンの発動に合わせてカース!


「あ、すごい。これがLvアップ!」


なんだか一気に強くなった気がしました。


【個人スキル ダークブレッシングが発現しました。】

【個人アビリティ ダークパワーが発現しました。】

【スキル 闇属性耐性[中級]が発現しました。】


気のせいじゃなかったみたいですね。


私もついに魔化か~♪頑張りました!


とりあえずスケルトンさんたちを呼んで…。


「ダークブレッシング!」


なんだかよくわからない魔法陣が足元に現れました。スケルトンさんたちの足元にも出ています。


【スキル 闇属性吸収が発現しました。下位スキルは統合されます。】


「え?もしかして使う度にアビリティが増える…わけないですよね。」


たまたま覚えたのかな?


「・・・他にはなにも起きません。」


名前的に強化系かな?


効果が切れたらまた使ってみましょう。


探索再開です!


少し進むと、別れ道がありました。


「左に行きましょう。スケルトンさんは1体ここで待っててね。」


後ろから襲われたら大変ですからね。しばらく行った先で送還してまた呼べばいいのです。


てくてく。


「・・・なぜでしょう。道のど真ん中に宝箱があります。」


近くに落とし穴でもあるのでしょうか?


「スケルトンさん、宝箱の周りを調べてください。」


スケルトンさんたちが宝箱の方に向かっていきました。今のうちにもう1体呼んで、分かれ道で待機しているスケルトンさんを送還しておきます。


「ないみたいですね、落とし穴。矢とかも飛んでこないし…。ちょっと宝箱をつついてもらえますか?」


ミミックかもしれません。私は離れて様子をうかがいました。


「大丈夫そう?こうなったらもう、開けるしかありませんね。スケルトンさん、開けてみてもらえますか?」


スケルトンさんたちが動いてくれません…。


「えっと、その宝箱の蓋を持ち上げてください。」


スケルトンさんたちが宝箱の蓋を持ち上げようとしていますが、宝箱はピクリともしません。


「そんなに重いんですか?」


私は宝箱に近寄り、蓋を開けてみました。


中には石製のつるはしが入っていました。


「やった♪つるはしゲットです!あ、これって、もしかして、スケルトンさんだと開けられないのかな・・・?」


【個人アビリティ 財宝感知が発現しました。】


今日はスキルやアビリティの大安売りですね。


次に見つけた時もスケルトンさんたちに何かできないか試してみましょう。罠だけは作動するかもしれませんからね。



Lv1になると、人間という動物から魔化してハイヒューマンという魔物になれます。

魔物になると魔法的効果でステータスが強化されるので即座にそれを実感できます。


とはいってもそのステータスは、もともと魔物として生まれる魔物に比べればかなり弱いです…。

スキルやジョブ、そして経験でカバーしましょう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ