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図書館にいってみます

◆◆◆図書館にいってみます◆◆◆

ギルドに行って報酬を受け取ったらだいたい銀貨8枚と大銅貨3枚くらいでした。


護衛中に倒した魔物は回収して売らないとあまりお金にならないのだそうです。


特に、町の中だけでは入手が難しいお肉は高くて、普通のウォリウのお肉でも1頭あたり銀貨2枚もするそうです。もしかして、鶏肉よりもおいしいのでしょうか?


私が魔法で倒した魔物は皮はボロボロで使えないし、肉は食べられない状態になっていたので商人さんでも買い取れなかったそうです。


カースの魔法が結構強いと思っていたのに、これでは1個で銀貨1枚もする魔法玉[初級]を投げつけた方がずっと稼げてしまいます。私が投げても当たりませんけど…。


今日は珍しくサリアさんがお休みだったみたいなので、私もお休みにして図書館に行ってみようと思います。


きっと、ネクロマンサーにも魔物のお肉をあまりダメにしないで倒せる魔法がありますよね。


せっかくの獲物を全部だめにしてたら、誰もパーティーを組んでくれません。


「いつか、誰かがパーティーを組んでくれた時のために、しっかりとお勉強を頑張ります!」


役場の近くに図書館があると聞いたので役場の近くに来てみたのですが、本当にありました。


何度か役場に通ったのに、私は全然気が付きませんでした。


よ、用事がなかったから仕方ないんです!ちょっと大きな建物だなーって思っていたんです!


図書館に入ると、カウンターの奥の方で何かおしごとをしておられるのはわかるのですが、カウンターには誰もいません。勝手に入っていいのでしょうか?


・・・・・・誰も私に見向きもしないみたいです。


せきゅりてぃーがしっかりしているから大丈夫。っていう事なのかな?


「魔物・・・歴史・・・・地理・・・・・数学・・・・魔法・・・・・・ジョブ。ありました。」


なんでこんなに難しそうな本ばかりあるのでしょうか?


あいうえお順に並んでいるみたいです。な行、な行。あ、あの辺りですね。


「内政官・・・・・日輪使い・・・ヌル・・・・ネクロマンサー、この辺りですね。」


そんなに珍しいわけではないジョブなので本はそれなりにあるみたいです。


どれがいいかな・・・この一番細いのにしよう。


「ネクロマンサーの初歩。私にぴったりですね。」


どれどれ…。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ネクロマンサーの初歩

1.ネクロマンサーの基本ジョブスキル

2.ネクロマンサーのステータス補正

3.ネクロマンサーのおすすめ


1.ネクロマンサーの基本ジョブスキル

必中攻撃魔法 カース 攻撃力:中 射程:中距離 連射性:低 消費MP:中

⇒安定したダメージを期待できます。


必中弱体化魔法 ウィーク 攻撃力:なし 射程:遠距離 連射性:高 消費MP:中

⇒1回の効果はステータス5%減退と微弱ですが、MPさえあれば素晴らしい成果を発揮します。


攻撃魔法 ブラックショット 攻撃力:中 射程:遠距離 連射性:高 消費MP:中

⇒不規則な軌道を取ります。連射することで疑似的にやや広範囲を攻撃できますが、味方にも当たります。


攻撃魔法 ハデス 攻撃力:極高 射程:至近 連射性:極低 消費MP:極大

⇒準備時間が長すぎるため何らかの補助が必要です。


コールスケルトン

⇒MP:微小を消費してスケルトンを呼び出します。


メイクアンデッド

⇒様々な対価を消費して、アンデッドを作成します。


意思疎通:アンデッド

⇒アンデッドと簡単な意思疎通を行うことができます。

Lvを上げると意思疎通できるアンデッドの種類が増えます。


霊視

⇒霊を見ることができます。


魂吸収

⇒死者の魂を捕獲できます。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ウィークとブラックショットっていう魔法が他にも使えるみたいです。


ハデスっていう魔法はちょっとダメそう。


ネクロマンサーのステータス補正は、どう考えてもMPと魔特化だからこれはいいかな。


おすすめって何だろう?


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

3.ネクロマンサーのおすすめ

おすすめその1

町などの壁の内側から外側にスケルトンを5体召喚し、魔物を倒しに行かせましょう。

パーティーの効果は偉大であり、多少離れていても経験値を得ることができます。

ネクロマンサーの維持MPは低いので、町で寝ている間などは特に積極的に利用しましょう。

ただし、人間には攻撃しないよう指示することをお忘れなく。


おすすめその2

スケルトンは弱いですが数を用意出来るので、強化魔法、特に固定値上昇タイプの強化魔法と相性がいいです。その1と組み合わせてLvUPに励みましょう。


おすすめその3

強力な死体を入手し、強力なアンデッドを作成しましょう。

ここまで来れば、あなたは町でビールでも飲みながら上級者と呼ばれるようなLvまで上げることも夢ではありません。とはいえ、Lvが上がってもあなたの戦闘技術は磨かれませんので過信は禁物です。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「そっか、スケルトンさんたちに戦って来てもらえばよかったんだ。今からやってみようかな。」


私は、町壁の内側から外側にスケルトンさんを5体呼んで、魔物を倒しに行ってもらいました。


この日はあっちこっちいって疲れたし、仕事を受けてもスケルトンさんたちを呼べないことに気が付いたので、早めに帰って休む事にしました。




経験値を稼げるスケルトン派遣。なんてすばらしいんだ!

しかし、残念。経験値をもらえるのはたまたまスケルトンが勝った時だけです。指示も作戦も索敵も適当で、5体しかいなくて連携もしないのでだいたい負けます。

年単位でやればさすがにLv1にはなれるので魔化による強化を受けることができるでしょう。

魔化:種族が人間から下級ハイヒューマンになり、ステータスが強化される。


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