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伐採2

◆◆◆伐採2◆◆◆

私はさっそく伐採をするために門の所に来ていました。


「あの、すいません。」


私は門番さんに話しかけました。


「どうしたんだい、お嬢ちゃん。もう通っていいんだよ?」


なぜ皆さんは私をお嬢ちゃん扱いするのでしょうか?私はもう立派なレディーなのに。


「えっと、すぐそこでスケルトンさんたちを出して木を伐採しようと思うのですけど、いいですか?」


私はちょっと離れた草むらを指差してそう言いました。


ちゃんと断りを入れないと迷惑になってしまいますよね。


「おお、そうかそうか。お嬢ちゃんならすぐそこなんて言わず、おじさんの横でやってもいいんだよ。ちゃんと守ってあげるからね。」


そう言いながら門番のおじさんがゆっくりと近づいてきます。


「ダンドル!」


もう一人の門番の人が声を出しました。


「ごめんごめん、冗談だって。まぁ、魔物が来たらおじさんたちが戦ってあげるから安心してよ。」


「はい、ありがとうございます。」


やさしい門番さんですね!


私は少し歩きながら良さそうな木がある所に目星をつけました。


さすがに門のすぐ近くは背の高い木や草は無く、どうしてもいくらか離れなくてはいけません。


向かって右の方が木が多いように見えるので、そちら側の草むらにしましょう。


「虫とかいないよね?大丈夫だよね?・・・・スケルトンさん、大きな虫とかいたら怖いから、あの辺りの草刈りをお願いします。」


私は念のためにスケルトンさんにひざ丈くらいになっている草を刈ってもらう事にしました。


緑のバッタとかならいいんです。なんだか見た目が怖いクモとか、ヒルとか、ムカデとかがいたら嫌です!


へ、へびはダメです…痛いのは嫌です‥‥‥。


昔、ちょっと怪我しただけで大騒ぎするマイクおにいちゃんがへびに噛まれた時は、顔面蒼白になってずっと震えていました。あの時は怖かったです。


スケルトンさんのおかげで、足元がきれいになりました。


「ありがとう、スケルトンさん。次は、あっちにある木を切って欲しいの。それも、出来る限り下の方を切ってください。」


スケルトンさんが木に向かって歩いていきました。


あ、他のスケルトンさんたちも呼ばないと。


「スケルトンさん、たくさん来てください!」


私は次々とスケルトンさんを呼びました。


運ぶのも手伝ってもらうので、30体くらいにしました。


呼び出したスケルトンさんたちにも説明して、木を切りに行ってもらいました。


「スケルトンさん、がんばってー!」


あれ、私は何をしよう?


そうだ、せっかくお外にいるんだし、スキルの練習をしましょう。


まずは…一番範囲を狭くしたらどうなるのでしょうか?


私は範囲が狭くなるように意識してスキルを使いました。


「ダークガーデン。」


しばらくすると、キラキラと光る闇の光がすぐ近くから沸き上がりました。


「うーん、1m・・・くらい?」


その気になればかなり狭くできるみたいです。


あ、そうだ。声に出さなくても使えたりしないでしょうか?


わ、私の魔法は無詠唱です!ダークガーデン!


しばらくすると、キラキラと光る闇の光がすぐ近くから沸き上がりました。


「え、ほんとうに無詠唱でした!」


やりました!最強の勇者様と一緒です!


あ、でも、創造神様と創造神様の彼女さんはカッコいい詠唱が好きなんだそうです。


お母さんに読んでもらったお話に出てきました!


創造神様たちってどんな魔法を使うんでしょう?ちょっと気になります。


「あ、発動が遅い代わりに連射できたりするかも?」


やってみましょう。


ダークガーデン ダークガーデン ダークガーデン!


しばらくすると、キラキラと光る闇の光がすぐ近くから沸き上がりました。


「うーん?なんだか1回分のような気がします。」


ちょっと、連続すぎたかもしれません。ゆっくりやってみます。


ダークガーデン ………もういいかな?ダークガーデン。


しばらくすると、キラキラと光る闇の光がすぐ近くから沸き上がりました。


「連続では使えないみたいです…。」


でも、すぐに再発動できた気がします。光が出たらもう次のを使えるのかな?


やってみましょう。


ダークガーデン。


しばらくすると、キラキラと光る闇の光がすぐ近くから沸き上がりました。


私は、闇の光が見えたらすぐにダークガーデンを発動しました。


しばらくすると、キラキラと光る闇の光がすぐ近くから沸き上がりました。


「ということは、10秒くらい?ごとに、発動できる?って事ですね。」


これは結構強いのではないでしょうか?!


ふふー。ベテラン冒険者への道を、一歩進んでしまいました~♪


「あとは、範囲を調節する練習をしようかな。間違えたら大変ですからね。」


私は伐採した木がそこそこ溜まるまで練習をしました。


今なら範囲調節を間違えないような気がします!


でも、明日になったらわからないし、慌てて使ったらダメかもしれません。


練習あるのみ!ですね!





ヘンリエッタちゃん

ジョブ ネクロマンサー

Lv0 EXP0 個人スキル ダークガーデン

他 不明

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